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【FUJIFILM】花曇りでも撮影意欲を掻き立ててくれるコンパクトな中判機

【FUJIFILM】花曇りでも撮影意欲を掻き立ててくれるコンパクトな中判機

GFX 100 RFで撮った洗足池公園

各地で桜の開花が報じられるようになりました。
いよいよ春本番。次のお休みに向け気もそぞろという方も多いことでしょう。
ところが「春に三日の晴れなし」という言葉もあるくらい、春の天気は変わりやすいもの。
お休みの日に限って天気が優れないなんてことも多々あります。
「青空の下に咲く桜」が理想ではありますが、なかなか思い通りにはいかないところです。

そんな時は思い切って色を捨て、モノクロ撮影に転じてみるのも一興。
今までとは違う春が撮れるかもしれません。

今回、撮影に持ち出したのは「FUJIFILM GFX 100 RF」。
レンズ一体型ながら、GFXシリーズ史上最軽量となる質量約735gを実現しています。
そのコンパクトなボディに、「GFX 100S II」と同じ1億2百万画素ラージフォーマットセンサーと高速画像処理エンジンを搭載。
レンズもこのカメラのために新規開発されたと言うだけあって、マッチングは最高。
軽量コンパクトでありながら超高画質の画を楽しめるとして大変人気の高いカメラです。

そして勿論、FUJIFILM機の代名詞とも言える「フィルムシミュレーション」機能も充実。なんと20モードも搭載しています。
今回はその中でも「ACROS」を多用しました。

FUJIFILMの黒白ネガフィルム「ネオパン 100 ACROS」をベースにした「ACROS」モード。
「モノクロ」モードと比較し、より粒状性を感じさせる写真、グラデーションも豊かな仕上がりになると言われています。
つまり「モノクロ」モードよりフィルムライクな表現を可能にしたモードということに。
学生時代、フィルムカメラにこの「ネオパン 100 ACROS」を詰め撮影に明け暮れた身としては、より親しみを感じてしまいます。

・・・

GFX 100 RFで撮った洗足池公園

FUJIFILM GFX 100 RF / F8 / 1/125秒 / ISO 100 / ACROS + Ye / 35mm(35mm判換算:28mm)
 

撮影地は、東京大田区の洗足池公園。
午前中は快晴だったのですが、午後になるとだんだんと雲が出始め、到着したころにはご覧のように…
「花曇り」というには、ちょっと厚めの雲です。

「Acros」にイエローフィルターを加えた効果を出す「ACROS + Ye」で。
カラーフィルターを加えることで特定の光の波長域をカットし、コントラストを上げる効果があります。
これにより雲などがよりくっきりと写し出されることに。
フィルムカメラ時代も、風景撮影時には常にイエローフィルターを付けて撮影していました。
レッドフィルターの「ACROS + R」ではかなり強めの効果になってしまうので、今回の撮影では「ACROS + Ye」を多用。

GFX 100 RFで撮った洗足池公園のスワンボート

FUJIFILM GFX 100 RF / F8 / 1/160秒 / ISO 80 / ACROS + Ye / 80mm(35mm判換算:63mm)

「白鳥」の群れている様子を、デジタルテレコンバーター機能を用いて80mm(35mm判換算63mm相当)までクロップ。
それでも約2千万画素と、閲覧には十分な画質を保ってくれます。
「ACROS」にすることで、余分な色を排し見せたいものを強調させることができました。
それにしても奥の白鳥はどうやって寄せるのでしょう?

GFX 100 RFで撮った洗足池公園のボート

FUJIFILM GFX 100 RF / F8 / 1/160秒 / ISO 80 / ACROS + Ye / 45mm(35mm判換算:36mm)

こちらも色味がない分、整然と並ぶボートの造形を印象付ける効果が。
ボートの白に露出が引っ張られ水面が黒くなったことで、宙に浮いているようにも。

GFX 100 RFで撮った洗足池公園の桜

FUJIFILM GFX 100 RF / F4 / 1/250秒 / ISO 80 / ACROS + Ye / 35mm(35mm判換算:28mm)

 

GFX 100 RFで撮った洗足池公園の桜

FUJIFILM GFX 100 RF / F6.4 / 1/125秒 / ISO 80 / ACROS + Ye / 63mm(35mm判換算:50mm)

池の周囲を少し行くと桜の公園があります。
東京の開花宣言からちょうど1週間ほど、満開に近い桜が出迎えてくれました。
でも、あいにくの曇天…

僅かに覗く空をバックにカラー撮影も試みたのですが、途中であきらめました。「青空の下の桜」は今回はお預け。
それよりもモノトーンの世界を楽しむことにしました。

GFX 100 RFで撮った洗足池公園の桜

FUJIFILM GFX 100 RF / F8 / 1/125秒 / ISO 100 / ACROS + Ye / 35mm(35mm判換算:28mm)

人がいなくなる瞬間を待って撮影。
暗部も潰れず再現されたことで細密な画になり、奥行き感が強調されることになりました。
右手に公園があり絶えず子供たちの嬌声が響いていたのですが、写真からはそんな喧噪は全く感じられません。

GFX 100 RFで撮った洗足池公園

FUJIFILM GFX 100 RF / F8 / 1/640秒 / ISO 80 / ACROS + Ye / 35mm(35mm判換算:28mm)

人の背丈よりも高く伸びた葦を撮るため、レンズをやや上に向け撮影。
露出をアンダー目にすることで雲間から挿す陽光と水面の反射を強調しました。

GFX 100 RFで撮った洗足池公園

FUJIFILM GFX 100 RF / F7.1 / 1/125秒 / ISO 80 / ACROS + Ye / 63mm(35mm判換算:50mm)

緻密な分、水面の揺らめきがリアルに写し出され、目の前に存在するかのように。

GFX 100 RFで撮った洗足池公園の桜

FUJIFILM GFX 100 RF / F6.4 / 1/125秒 / ISO 500 / ACROS + Ye / 45mm(35mm判換算:36mm)

 

GFX 100 RFで撮った洗足池公園の桜

FUJIFILM GFX 100 RF / F6.4 / 1/125秒 / ISO 1000 / ACROS + Ye / 35mm(35mm判換算:28mm)

日が傾き吹く風が肌寒く感じられるようになりましたが、桜を楽しむ人の数は一向に減らず。
皆この時を楽しみに待ち続けていたことがうかがい知れます。
かくいう私もその一人。
昼間の暖かさから薄着で来てしまったことを後悔しながらも、その場を去り難くシャッターを切り続けました。

GFX 100 RFで撮った洗足池公園の椿

FUJIFILM GFX 100 RF / F4.5 / 1/125秒 / ISO 800 / ACROS + Ye / 45mm(35mm判換算:36mm)

最短撮影距離はレンズ先端から20㎝。
中判であることを意識しながらファインダーを覗いていると、こんなに寄って大丈夫かと心配になるくらい。
適度なコントラストがあるなか、花びら1枚1枚が柔らかに描写されています。

GFX 100 RFで撮った洗足池公園の桜

FUJIFILM GFX 100 RF / F8 / 1/125秒 / ISO 1000 / ACROS + Ye / 45mm(35mm判換算:36mm)

ACROSモードメインでの撮影は、より被写体の造形を意識した撮影に。
天候に恵まれていたら、桜の花ばかり追っていたかもしれません。
フィルムシミュレーションもあれこれ変えて、ワンカット撮っちゃモニターで確かめることを繰り返していたかと。

春らしい「花曇り」のなか、コンパクトなGFX 100 RFを片手に、シンプルに被写体に向き合ってみるのも一興です。
取り回しの良さ、それでいてしっかり高画質な写り、お散歩カメラの究極の形がここにあります。

 

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【FUJIFILM】レンズ込みで800gを切る中判デジタルカメラ『GFX100RF』が快適だった話

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:26年03月31日 17時00分 ]

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