【FUJIFILM】 GFX100Sの4K動画で狭山の湖を撮る
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1億2百万画素のラージフォーマットミラーレスカメラ『FUJIFILM GFX100S』。
今回はそのスチール機能ではなく動画機能に焦点を当ててみました。
『FUJIFILM GFX100S』では広いダイナミックレンジのガンマカーブをもつF‐Log(エフログ)での収録なども出来るのですが、今回は「PROVIA」「ETERNA」「CLASSIC Nga」などのカメラ内の「フィルムシミュレーション」を使用し、4K/30P 4:2:0 10bitの高画質をSDカードに収録しました。
撮影した動画をカットで繋げただけでグレーディング等は行っていません。
今回は全編を三脚固定、手振れ補正機能OFFで撮影。
ただ手持ちの三脚では若干安定性に難があり、ところどころ微ぶれが発生してしまいました。
動画を撮っていると機材との組み合わせについてもしっかり考えていかなくてはいけないことを実感します。
※動画編集ソフトの手振れ補正機能は使っていません。
今回は山口貯水池、通称「狭山湖」と呼ばれるスポットで撮影をしてきました。
湖の周辺には県立狭山自然公園や最近リニューアルされた西武園ゆうえんち、(少し離れたところに)西武ドームがあります。
この動画を撮影したのは春頃ですが、秋の季節にはススキが生い茂り夕暮れ時などとても美しいのでおススメのスポットです。
今回は約1分ほどの長さで音楽のリズムに合わせて編集をしてみました。
良ければ音楽と一緒に見ていただけると幸いです。
(三脚固定、手ぶれ補正OFF)
撮影機材:FUJIFILM GFX100S
撮影時設定:DCI4K 17:9 / All-Intra 29.97p / H.265 4:2:0 10bit / 400Mbbs
現像ソフト:Adobe Premiere Pro
※写真は全てAdobe Premiere Pro内での動画切り出しです。
使用レンズは『フジノン GF110mm F2 R LM WR』、『GF100-200mm F5.6 R LM OIS WR』『GF23mm F4 R LM WR』の三本。
『GF100-200mm F5.6 R LM OIS WR』のおかげで穏やかに過ごす鳥の姿を撮ることが出来ました。
『GF23mm F4 R LM WR』のおかげで、拡がりのある画を。『GF110mm F2 R LM WR』のおかげでラージフォーマットのボケ感をたっぷりと表現することが出来ました。
前回も『GF110mm F2 R LM WR』一本で撮影をしましたが、この映像表現はとてもクセになります。「GFX100S」で動画を撮るメリットを最も感じるレンズです。
やはり三脚に固定して撮影すると手持ち(電子手振れ補正)とはクオリティが変わります。
その分撮影時のアングルなどに不自由さが出てくるのですが、そこをいかに工夫して自分の体力で解決していくのか。が重要になってくるので
体力と気合と根性と熱意が必要な業種だと気づきました。
また日中の撮影では明るいレンズを使う場合、NDフィルターがほぼ必須となるなど撮影に必要な準備が多いことにも気づきました。
気付きの連続。撮る前と撮ったあとでここまで認識が変わるのもすごいものです。
正直最初は「大変」という感想が先に出てきた動画撮影。
ただ、シーンを結ぶための「繋ぎ」のクリップを考えたり、一つの被写体でも別アングルから見せる、など
動画ならではの「見せ方」というものを考えて作っていくという作業はとても楽しいものだと気づいてからは
もっともっと撮って上手くなりたいと思うようになってきました。
直近では大型の三脚を担ぎながら道を歩くことに恥じらいや抵抗がなくなっている自分に驚いています。
自分にとってはまだまだ未開拓な動画の世界。これから少しでも上達していければと思っています。
▽▽▽今回の機材はコチラ▽▽▽