【RICOH】GR IIIxと一緒に歩く ~Hi BW & Posi~
発売以来ずっと気になっていた『GR IIIx』を手に入れました。以来、右手側のポケットには常に忍ばせ、
片手でもすぐに撮影体勢に入れる程にコンパクトな形状、電源をオンにしてからの立ち上がりの速さ、40mm相当の人間の視野に近く使いやすい画角…等々、気に入った点をあげればきりがないのですが、使い込んでいくうちに「スナップ撮影において特化したカメラ」という面を強く実感しました。
イメージコントロールをモノクロ写真には「ハイコントラスト白黒」、カラー写真には「ポジフィルム調」にセットして撮っています。
良く訪れる楽器店のショーウインドー に展示される楽器。
「Rickenbacker」や「Hofner」といったThe Beatlesに縁のある弦楽器が並べられています。
ザラザラとした粒子感が、どことなく牧歌的な雰囲気を一層強めてくれました。
片手で撮る事が増えたこともあり、縦写真も多く撮るようになりました。
この写真は少し斜めにしてから、カメラを傾けて撮りました。40mm相当の画角でも奥行を出すようにして撮るのが面白くて気に入っています。
普段使っているフルサイズのデジタルカメラではやらない撮り方でも、『GR IIIx』を手にすると積極的に挑戦したくなります。
「ハイコントラスト白黒」は墨汁を垂らしたような色味に似ていて、夜のスナップ撮影との相性は抜群です。
この日は雨降りでしたが、街灯や車の光に雨が染みた路面が照らされ印象的な一枚に。
『GR IIIx』を手に入れて以来、普段の帰り道での何気ない光景でも記録したくなりました。
気楽にシャッターを押せるが故に撮影枚数も多くなり、「写真を沢山撮っている毎日」に充実感でいっぱいになります。
海岸で横たわる流木をマクロモードで撮影しました。
カラカラに乾燥しきっている表面には、生命を宿していた頃の名残が消えることなく残っています。
断面に広がる亀裂や割れた痕は自然の産物で、偶然が織りなすアート作品のようでした。
「ポジフィルム調」は色の鮮やかさが気にいり、普段は常にこのイメージコントロールにセットして使用しています。
開放F値からシャープな写りをしてくれますが、F8まで絞ると写真全体の表情が引き締まります。
夕陽に焦がされた遠くの雲は、只々綺麗でした。
片手でも取り扱えて、瞬時にシャッターを切ることができる『GR IIIx』。
目の前に映った光景を全て記録したくなるほどに写真を撮るのが楽しくなりました。
新しく手にした機材と共にこれからも毎日の撮影を楽しんでいきたいと思います。
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