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【FUJIFILM/PENTAX】デジタルで味わう作法、フィルムで楽しむ気軽さ。現代に生まれたハーフカメラの新たな撮影体験。

【FUJIFILM/PENTAX】デジタルで味わう作法、フィルムで楽しむ気軽さ。現代に生まれたハーフカメラの新たな撮影体験。

2024年に発売された「PENTAX 17」と、2025年に発売された「FUJIFILM X half」。

両者を並べてみました。外観上の共通点はその外観。
備え付けられたビューファインダーはよく見ると一般的な横長ではなく縦長になっています。

FUJIFILM X halfで撮影した写真。川越の時の鐘。

FUJIFILM X half X-HF1 / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/550秒 / ISO:200 / フィルムシミュレーション:クラシックネガ

 
PENTAX 17で撮影した写真。フィルムはKodak Gold200。川越の時の鐘。

PENTAX 17 / Kodak Gold200

 

ではここからは実際に2台のカメラで撮影した写真からその共通点や違いを見ていきたいと思います。
それぞれ35mm判換算での焦点距離は、X halfが約32mm、17が約37mm相当となります。立ち位置も若干違いますが、画角の差によって切り取り方に違いが生まれてきます。
気になる画質についてですが、まず解像感だけで見れば、少なくとも本記事の圧縮度ではどちらも良く解像しているように見えます。
一方で17で撮影した写真には、特に影の部分や空の部分にフィルム特有の粒状感が出ています。X halfにもデジタル処理によって粒状感を再現した「グレイン・エフェクト」が搭載されていますが、物理的な現象を操るフィルムのほうがやはり自然な写りになる気がします。

FUJIFILM X halfで撮影した写真。森の中にある神社の社殿。

FUJIFILM X half X-HF1 / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/90秒 / ISO:200 / フィルムシミュレーション:クラシックネガ

 
PENTAX 17で撮影した写真。フィルムはKodak Gold200。森の中にある神社の社殿。

PENTAX 17 / Kodak Gold200

 

続いては日暮れ時の暗いシチュエーションでの比較。やはり暗所になると、画質ではISO感度を自在に操ることのできるデジタルカメラに軍配が上がります。
今回17に装填したフィルムはKodakのGold200です。つまりISO感度は200で固定となります。
一方でX halfのフィルムシミュレーションはクラシックネガを選択しました。FUJIFILMのカラーネガフィルム「SUPERIA」をベースとしたフィルムシミュレーションです。フィルムのSUPERIAはISO感度400の印象が強い筆者。今回もISO感度400に固定して撮影しようと思ったのですが、冬の夕暮れは思ったよりも暗く、結局便利なISOオートを使用しています。

FUJIFILM X halfで撮影した写真。川越氷川神社の鯛のオブジェ。

FUJIFILM X half X-HF1 / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:250 / フィルムシミュレーション:クラシックネガ

 
PENTAX 17で撮影した写真。フィルムはKodak Gold200。川越氷川神社の鯛のオブジェ。

PENTAX 17 / Kodak Gold200

 

17の大きな特徴の一つが、目測式によるゾーンフォーカスを採用しているということ。つまり目で見ておおよその距離感を測りとり、レンズと同軸にあるゾーンフォーカスリングを回すことでピントを合わせます。正確に合わせることが難しいためピントの合っていないカットもどうしても出てくるのですが、改めてデジタルでの写真と見比べてみたときに、より撮影時の印象に近く空気感が伝わるのはフィルムの方だと感じました。細かな色の出方の違いや画角の差もあると思いますが、写真は完璧であることが常に最良ではないのだと、このようなときにふと思います。

FUJIFILM X halfで撮影した写真。夕暮れの道路。紅葉が写っている。

FUJIFILM X half X-HF1 / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:640 / フィルムシミュレーション:クラシックネガ

 
PENTAX 17で撮影した写真。フィルムはKodak Gold200。夕暮れの道路。紅葉が写っている。

PENTAX 17 / Kodak Gold200

 

色について触れておくと、ISO感度と同様、フィルムでは色温度は固定ですが、デジタルカメラでは色温度も変更することができます。
今回X halfはAWB(オートホワイトバランス)を使用しており、どのシーンでもカメラが自動で最適な色温度を設定してくれます。
一方で17に装填したGold200はデーライトタイプと呼ばれるフィルムで、名の通り太陽光(約5500K)を基準として設計されています。そのため夕暮れ時に撮影すると暖色寄りの色になります。
またGold200特有のカラーというものも存在しており、こちらもフィルム写真における雰囲気に一役買っています。
空はどちらも白してしまっていますが、17の写真に関してはわずかに暖色が乗っており、それが良い味になっています。

FUJIFILM X halfで撮影した写真。カーテンのある室内越しに時の鐘を撮影している。

FUJIFILM X half X-HF1 / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:200 / フィルムシミュレーション:クラシックネガ

 
PENTAX 17で撮影した写真。フィルムはKodak Gold200。カーテンのある室内越しに時の鐘を撮影している。

PENTAX 17 / Kodak Gold200

 

最後は暗い室内から明るい屋外を写すという、カメラを試すようなシチュエーションで試してみました。
どちらもオートモード、露出補正もかけずに撮影しましたが、両者とも適正露出で撮影ができました。X halfに関しては背面液晶で写しながら撮影をしたため撮影時に露出が合っていることは分かっていましたが、17に関してはフィルムが現像から帰ってくるまでその仕上がりは分かりません。露出を少しずつ変えて何枚か撮っておけば良かったかな、と頭によぎりましたが、きちんと露出を合わせてくれたのは嬉しさとともに驚きもありました。中古カメラでは露出計が弱っていたり精度が高くないこともあるので、ここは流石最新設計のフィルムカメラといったところでしょうか。
写りについては、それぞれ少し構図を変えて撮影したのですがどちらも大満足。気に入ったカットになりました。
X halfははめ込まれたガラスの歪みが分かるほど高精細に、そして光の加減も良く捉えています。
17のほうは思い切って近寄ったことで、手前のカーテンと窓枠によって室内にいることは伝わりつつも、屋外に露出が合ったことで綺麗な空の青を表現できました。

 


 

今回2機種を同時に使ってみて、X halfと17はデジタルカメラとフィルムカメラの境界線があるとして、そのちょうど中間にいるカメラだと感じました。
X halfはデジタルカメラでありながら、フィルムカメラモードを筆頭に巻き上げレバーを模したフレーム切り替えレバーなど、その随所にフィルムカメラを想起させる部分があり、一方17に関してはフィルムカメラではありますが、露出計の精度、コーティングまで含めたレンズの画質、そして撮影の気軽さと、あたかもデジタルカメラのように扱えるカメラと感じました。
どちらにもそれぞれの良さがある2機種。日々の暮らしを共にする相棒として、初めてカメラを触る方だけでなく、既に別のカメラをお持ちの方にこそこの新たな撮影体験を感じていただきたいと思いました。

 

▼各機種の詳しい紹介はこちら▼

【FUJIFILM】フィルムカメラを愛する私の心を掴んで離さない、たった一つのコンパクトデジタルカメラ「X half」レビュー

【PENTAX】写真を撮るワクワクを教えてくれた、新品で買えるフィルムカメラ「17」作例紹介


 

X halfについては、2026年2月28日までの新品ご購入で¥15,000円のキャッシュバックキャンペーン対象となっております。

また中古商品も狙い目でございます。

またPENTAX 17に関しては、今ならお得な新品の特価品をご用意しております。

 

 

[ Category:FUJIFILM PENTAX & RICOH | 掲載日時:26年01月21日 18時15分 ]

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