2021年の夏、私たちMapCameraは27周年を迎えます。
これもひとえに、日頃ご愛顧いただいている皆様があってこそのこと、いつも本当にありがとうございます。
今年はマップカメラで働くスタッフ一人一人が、27周年にちなみ「○○と、つながる」というテーマでバトンを“(27)つな”ぐことに。
「屈指のカメラ好き」は数居れど、撮るもの、撮る目的は十人十色、否、百人百色とも言えるほどに多様であるはず。
夏休みを思い出すような思い出の毎日から、少しずつお時間を拝借いたしまして「カメラが人とモノを繋ぐ様」をご覧いただこうと思います。
ファインダー越しと表現される世界は隔たれているわけではなく「繋がっている」という事を実感していただけたのなら私たちも嬉しい限り。
個性派揃いの全45回、今夏のお供にどうぞ。
第3回「はにわと、つながる」
埴輪という存在が気になり始めたのは数年前、出会いは国立博物館でした。
静かな展示室の中に並ぶいくつもの埴輪は独特の空気を発していて吸い寄せられるように近づきました。
なんとなく資料を見ると『出土:埼玉県』と書いてある…!
近年『何もない』ことで話題になることの多い、我が故郷。埼玉。
埼玉には何もないんじゃなかったのか…
国立の博物館に置かれるようなものが埼玉にあったのか…
そんな思いが駆け巡り、気がつけば埴輪の魅力に引き込まれていったのです。
今回こういったブログを書くこととなり、せっかくなのでオリジナル埴輪の製作工程を
動画にまとめてみました。
古墳の上に置かれる埴輪はそこに眠る人物の権威や生前の環境を表していると言われ、
文字がまだ浸透していなかった当時の生活を知る重要な記録のひとつです。
今日では、写真や動画といった様々なコンテンツが生まれ、記録は昔よりずっと身近で手軽なものとなりました。
今まで自分でカメラで収めてきた記録だけでも見返すと懐かしい思い出や新しい発見があります。
写真は自分にとって現代の埴輪とも言えるのかもしれません。
なんて冗談はさておき… みなさまも引き続き素敵なカメラライフをお過ごしください!
▼今回使用した機材▼
動画は基本的に【RX0M2】を使用しました。
簡単な設定でインターバル撮影ができ、Sony純正のアプリを使ってタイムラプスを作成できます。
静止画のクオリティも高く、1枚目はRX0M2で撮影したものです。
【PowerShot G7X Mark III】は大きな古墳も埴輪の細かい装飾もコンパクトな見た目でさらっと写す優秀な相棒です。
散歩も旅行もこれがあればまず困ることはありません!