
【HASSELBLAD】AFスピードは他社に譲る。それでも、ズーム1本で箱根の霧から宿の情景までを1億画素で描きたくなる彫刻のようなロマン機。

久々に連休が取れたので、幼馴染たちと一緒に箱根観光へ。
せっかくの連休なので、どこに泊まろうか考えていたのですが、縁があって筆者の従兄弟が運営するプライベートヴィラにご招待いただくことに。
今回の旅はこちらを拠点にして満喫したいと思います。

天気予報では雨模様。
せっかくなので箱根の観光名所を巡りたかったのですが、足元の悪さから長距離の移動は断念しました。
それでも、旅の思い出はワンランク上のクオリティで残したかったので『HASSELBLAD X2D II 100C』と『HASSELBLAD XCD 35-100mm F2.8-4 E』のセットをチョイスしました。
約1.7kgという総重量は、旅行先に持っていくには決してお手軽とは呼べないかもしれません。
しかし、宿のソファに深く腰掛け、満ち足りた時間の中でふとカメラを手に取る。そんな本日のようなゆったりとした撮影スタイルにおいて、このひんやりとした金属の塊がもたらす心地よい重みは、むしろ至福の味わいと言えます。
この2機種の詳細は、マップカメラのYouTubeチャンネル「【SUB】カメラ専門店 MapCamera SHOWCASE CHANNEL」でも紹介しております。ぜひご覧ください。


ブログを執筆するために写真を整理していると、普段よりも記憶が鮮明に蘇りやすいことに気付きます。
自分で料理を作って仲間に振舞った時の友人のリアクションや、食卓での乾杯の様子などを写真を見ただけで思い出せるのは何か理由があるのでしょうか。


ハッセルブラッドには、独自の「ハッセルブラッドナチュラルカラーソリューション(HNCS)」というカラーマネジメントシステムがあります。
これは単なる忠実な色再現ではありません。
友人のこぼれるような笑顔も、食卓を彩る料理も、シャッターを切った瞬間の温度や匂いまでをも、まるで映画のワンシーンのように封じ込めてくれる魔法なのです。
また、こちらのカメラは1億画素の中判センサーを搭載しているため、自然光が僅かに入る環境や厚い雲に覆われている日でも、隅から隅まで黒つぶれすることが無く、どんな環境でも豊かな階調表現を味わえます。


HNCSについてもう少し触れると、筆者は特にハッセルブラッドの緑色の発色が好みです。
先代の『HASSELBLAD X2D 100C』でも、自然でどこか高級感のあるような色乗りに感動をしていたのですが『HASSELBLAD X2D II 100C』ではさらに1つ1つの色の主張がはっきり出ているように思えます。
マップカメラの店舗でご案内していると、X2D 100CとX2D II 100Cの色乗りについて、お客様によって好みが分かれるのですが、筆者はそれぞれの発色の良さをいつか使い分けられたらなと思います。
『HASSELBLAD X2D 100C』の色については、以下の記事でも触れているのでぜひご覧ください。



雨が降っているとはいえ、僅かに入ってくる自然光だけで明るくなるこちらのヴィラ。
せっかくなので友人をモデルにポートレート撮影してみました。
X2D II 100Cは「LiDAR」技術が採用され、先代のX2D 100Cよりも低照度の環境でもピントが合わせやすくなり、屋内でのポートレート撮影の時にストレスを感じにくくなりました。


正直、最新鋭の国産機のような、息つく暇もないほどの爆速AFはこのカメラにはありません。
しかし、ピントが合うまでのほんのわずかな時間は、深呼吸をして被写体と向き合うための「間」。
そうしてじっくりと切り取った雨の箱根は、1億画素の中判センサーによって、むせ返るような湿度や静寂までもが、むき出しの階調として立ち上がってくるのです。
特にこの日は雨の日だからこそ見られるような風景が多く見られ、その度に中判ならではの階調表現で余すことなく写し取りたくなるのです。

急遽決まった箱根旅。
晴れていたら観光スポットを巡る旅をしてみたかったのですが、むしろこういう過ごし方の方が心のゆとりがあって良かったのかもしれません。
友人と過ごす優雅な時間をワンランク上のクオリティで記録したい。
中判センサーならではの階調表現を旅先でも味わいたい。
ハッセルブラッドだからこその自然な色合いを楽しみたい。
少しでも当てはまりましたら、ぜひ旅の相棒として今回のセットをご検討ください。



