【HASSELBLAD】X2Dの、1億画素の向こう側。
圧倒的、解像力。
圧倒的、階調性。
圧倒的、快適動作。
数日前に『HASSELBLAD (ハッセルブラッド) X2D 100C』使用したのですが、まさにこの3つの言葉が当てはまるカメラでした。
このブログではKasyapaでは書けなかった、本機の個人的な感想や思いをつらつらと語りたいと思います。
今まで色々な中判デジタル機に触れてきたのですが、ズバリ『HASSELBLAD (ハッセルブラッド) X2D 100C』というカメラを分かりやすく言うと…
レンズはニッコールレンズのように透明感と解像感に優れ、
ボディはライカS3のようにレンズの描写を最大限に生かすチューニングがされており、
動作や使い勝手はGFXのように快適。
という感じ。
ハッキリ言って良い事尽くめの感触でした。
「1億画素」という言葉がこのカメラを説明する上でとてもキャッチーですが、本当の凄さは「1億画素でもまだまだ余裕のある画作り」だという所かもしれません。
無論、解像性能はめちゃくちゃ高いのですが、そこに写っている被写体のディテールであったり暗部の階調がとてもリッチに写るのです。
例えばこの写真、どこかを切り取った写真なのですが…
なんと、このカットの一部だったのです!
もう、肉眼を超えた世界まで写す事ができると言っても過言ではないです。
そして『X1D 50C』を使用したことのある方なら撮影中にカメラがフリーズしたり、撮影した画像が弩ピンクだったりなど経験があると思うのですが、この『X2D 100C』は動作が非常に安定しています。
最新のフルサイズミラーレスほどではありませんが、キビキビと動いてくれますので撮影中はストレスフリーでした。
ボディは『X1D 50C』とほぼ同サイズなのですが、最大7段分の5軸手ぶれ補正を搭載していますので、低速シャッターでもブレずに1億画素を活かした撮影ができるのもポイント。
これにはハッセルブラッド伝統のレンズシャッターを採用している恩恵も大きいです。
スピードの向こう側、味の向こう側ならぬ、フルサイズの向こう側の世界。
一度経験すると、もう戻ってこれません。
最新のハッセルブラッドは、最高のハッセルブラッドだと実体験できました。
最後に一つ付け加えるならば…
編集用のPCもそれなりにパワーが必要だという事でしょうか。
ボディに1TBのSSDを搭載しているのでサクサクと撮影できるのですが、そのデータ量は1カットRAW+JPEG保存でおよそ300MB。
このKasyapaの撮影は半日だったのですが、総データ量は130GBもありました。
それだけの表現力が1枚に詰まっていると言ってもいいかもしれません。
そう思わせるほど『X2D 100C』は素晴らしい一台です。
▼ YouTube公式チャンネルにて「HASSELBLAD X2D 100C」のレビューも公開中です