
【速報】Inter BEE 2025 取材レポート!SONY・Canon・Nikonなど、注目ブースの新製品を紹介

本日(2025年11月19日)より開催された、アジア最大級のメディア総合イベント「Inter BEE 2025」。今年も幕張メッセには、映像・放送・通信・音響・照明の未来を示す最新技術が集結しました。特に今年は、各社から注目の新製品が目白押しです! この記事では、取材班が現地で実際に触れてきた注目ブースの新製品・新技術を、豊富な写真とファーストインプレッションとともに徹底的に速報レポートします!
Nikon

「Z 9」「Z 8」の成功で映像クリエイターからの注目度も急上昇しているNikonブース。今年のInter BEEでは、スチル(写真)のイメージを完全に払拭するほど、「動画ソリューション」としてのZシリーズを全面に押し出した展示が印象的でした。

Nikon Z R

Nikonブースの主役は、全く新しい動画ミラーレス「Nikon Z R」です。
これまでの写真機とは異なるコンセプトの「Z R」は、「Nikon Z6III」の先進技術をベースに、動画撮影に特化させた戦略的モデル。シネマカメラとして名高いREDの機材ならではのカラーサイエンスを実現するため、ニコンのカメラ向けに設計されたRAWフォーマット「R3D NE」の内部収録が可能。「部分積層センサー」による高速読み出しと、プロフェッショナル仕様の大型画像モニター、タリーランプなど、動画撮影現場の声を反映した設計が魅力的です。

Canon

Canonブースは、「EOS Rシステム」だけでなく、プロ向け「CINEMA EOS SYSTEM」のコーナーがメインとなっていました。スチルから映像制作まで、Canonが持つ幅広いソリューションをアピール。普段は見ることが出来ないシネマカメラや放送用機材を実際に試すことが出来るのも今回のイベントの醍醐味です。特に注目を集めていたのが、全く異なる2つのカテゴリで同時発表された新製品です。

写真も動画も妥協しない「EOS R6 Mark III」

展示機に装着されていたのは、ボディと同じく発表された「RF45mm F1.2 STM」。 ボディに触れてまず驚いたのは、そのレスポンスの速さです。 新開発の映像エンジン搭載により、AFの演算処理能力が飛躍的に向上。ブース内を行き交う人々で試したところ、人物の瞳だけでなく、横顔や後ろ姿への食いつきが前モデルとは段違いでした。動画性能も強化されており、最大7Kオーバーサンプリングによる高精細4K動画、7K/4.3K RAW外部記録、待望のCinema EOS譲りの波形モニタ表示にも対応。「スタンダードモデル」の枠を軽々と超え、プロのサブ機としても十二分に通用する、極めて完成度の高い一台に仕上がっています。
コンパクトシネマカメラの正統進化「EOS C50」

動画撮影に最適化されたCINEMA EOSシリーズの最新モデル。7K60P内蔵RAW記録とオーバーサンプリングによる高精細4K動画に加えてセンサー全体を利用したオープンゲート記録など本格的な動画性能を搭載。業務撮影はもちろん動画撮影を本格的に始めたい方にもおすすめの一台となっています。SNS動画需要に配慮した縦撮り専用のUIも魅力的です。
SONY

今年のSONYは、映像制作者向けの「Cinema Line」と、放送業務向けのソリューションを明確に分けて展示しており、プロフェッショナルの現場を強力にサポートする姿勢を打ち出していました。その中でも、今年発売されたばかりの「FX2」の実機展示エリアを中心に取材しました。

SONY FX2

「FX3」「FX30」の兄弟機ともいえるコンパクトな筐体に、最新のAIプロセッシングユニットと冷却ファンを凝縮。そして最大の特徴は、多くのクリエイターが待ち望んでいた、Cinema Lineシリーズ初となる「チルト式電子ビューファインダー」の搭載です。これまでモニター確認が難しかった炎天下の屋外撮影でも、EVFがあることで確実なフォーカシングと露出管理が可能に。チルト機構によりローアングル撮影への対応力も損なわれていません。「S-Cinetone」や「S-Log3」収録に対応しつつ、幅広い撮影に対応しています
Panasonic

Panasonicブースは、映像クリエイターから絶大な信頼を得る「LUMIX」シリーズを筆頭に、放送用カメラや配信ソリューションまで、一貫してプロフェッショナルな映像制作環境を提案していました。その中でも、今年登場したばかりのLUMIXユーザーが待ち望んでいたであろう新機種、フルサイズミラーレスの初代S1シリーズの後継「LUMIX S1II」を取材しました。
LUMIXの逆襲なるか。「LUMIX S1II」の進化した動画性能

初代S1から受け継がれる、剛性感あふれるボディはそのままに、心臓部には新開発センサーとエンジンを搭載。S5IIシリーズで革命を起こした「像面位相差AF」をフルサイズ機にも実装し、迷いのない高速なフォーカシングを実現しています。
さらに注目すべきは、ハイエンドシネマカメラの業界標準である「ARRI LogC3」へのネイティブ対応です。 これにより、ARRI ALEXAなどのシネマカメラとのカラーマッチングが容易になり、本格的な映画制作のサブカメラとしての運用も視野に入ります。放熱ファン内蔵によるC4K/4K 30pにおいて時間無制限の動画記録や、RAW動画対応など、現場での信頼性を極限まで高めた、プロフェッショナル仕様です。

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まとめ

今年のInter BEEを取材して最も強く感じたのは、Nikonの注目度の高さでした。 これまでは「写真機」のイメージが強かったNikonが、REDの技術を携えて「Z R」でシネマの世界へ本格参入しました。これは単なる新製品のニュースを超えて、映像業界全体にとっての大きなトピックです。会場で多くのクリエイターがZ Rに触れ、その本気度に驚きの声を上げていたのが印象的でした。もちろん、これまで動画市場を牽引してきたメーカーたちも負けてはいません。
・SONYはFX2で、より身近で強力なシネマラインを。
・CanonはEOS R6 Mark IIIとC50で、写真と動画の垣根を越える自由さを。
・PanasonicはLUMIX S1IIで、揺るぎない信頼と画質を。
「Nikonの参入」という新しい風が吹いたことで、Sony・Canon・Panasonicといった各メーカーの動きがより活発になり、切磋琢磨していく様子がひしひしと伝わってきました。メーカー同士が競い合い、動画への姿勢をより強めていくこの状況は、映像クリエイターにとっては「選択肢が増える」という最高のニュースです。
2026年、どのカメラを相棒にしてどんな作品を撮ろうか。そんな想像をするだけでワクワクしてしまう、今年のInter BEEでした。




