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エントリーモデルの『キットレンズ』を徹底検証 『Canon / Nikon / SONY』

エントリーモデルの『キットレンズ』を徹底検証 『Canon / Nikon / SONY』


カメラを買った時に最初に手にすることも多い「キットレンズ」。
今回は「Canon / Nikon / SONY」のエントリーモデルに付属する標準ズームレンズをピックアップし、それぞれの性能や写りの違いを比較・検証していきます。
まずは動画をご覧ください。

目次
  1. 使用機材の紹介
  2. 質量・サイズ
    1. Canon RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM
    2. SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II
    3. Nikon NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR
  3. 解像力
  4. ポートレート撮影
  5. 逆光時のフレア・ゴースト
  6. オートフォーカス(AF)の駆動音 ※駆動音については冒頭の動画(16:44頃~)をご視聴ください。
  7. 最短撮影距離

 1.使用機材の紹介


本日は、カメラを初めて買う方にとって一番最初に手にするであろうキットレンズを、徹底検証・比較していきたいと思います。
キットレンズとして選ばれている「Canon」「Nikon」「SONY」各社3本のキットレンズをご紹介いたします。

・Canon RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM
・Nikon NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR
・SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II

初めてカメラを買う方の多くは、キットレンズからスタートされるかと思います。
今回は小型軽量で持ち運びやすい、APS-Cセンサーを搭載した各社のエントリー機をご用意いたしました。


ご用意した各社のボディが以下です。

・Canon EOS R10
・Nikon Z50 II
・SONY α6400

これらに付属してくるキットレンズを早速徹底検証していきたいと思います。
この3機種、どうしてもボディの性能差が注目されがちなのですが、今回は付属しているキットレンズについて注目していきたいと思います。
基本のサイズと質量、解像力、AFの駆動音など、さまざまな項目で検証していきます。
各社でどのような違いがあるのか必見です。












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 2.質量・サイズ

 Canon RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM


まずは取り回しに直結するサイズと質量を見ていきます。
1本目はCanon EOS R10のキットレンズである「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」です。


こちらが約130g、収納時の全長は44.3mmとなっています。
このレンズが今回の3社のキットレンズの中では一番全長が長いということになっています。


数値上は長いとは言え、コンパクトでR10の機動力の良さは活かしたまま使えると思います。

 SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II


2本目がSONYのα6400のキットレンズである「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II」。


こちらが質量約107g、収納時の全長も31.3mmと、機動力が優れているものになっています。
薄型で、いわゆるパンケーキレンズと呼ばれるものです。起動するとレンズが伸びてきます。
電動ズームレンズになっているので、これが他のキットレンズに比べて解像力にどう影響してくるのかというところも気になるポイントです。


ズームリングの直径が小さいので、手が小さい方でも、持った時のズームがしやすいのではないでしょうか。
このような特徴も使う人によっては嬉しいポイントです。

 Nikon NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR


3本目がNikon Z50 IIのキットレンズである「NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR」。


こちらが質量約135g、収納時の全長が32mmとなっています。


SONYのキットレンズに比べると厚いですが、それでもかなり薄い方の部類になるので、ボディとの組み合わせたフィット感は、このNikonが頭ひとつ抜けている感じがします。


この3本の中で、CanonとNikonは手でひねって繰り出す手動の設計になっています。
手でひねるだけで物理的に一瞬で撮影できる状態になるので、タイムラグなく撮影することができます。

2本を比べてみると、回転方向が逆になっています。
Canonの場合は、カメラを構えて右回り(時計回り)で広角、左回り(反時計回り)で望遠となります。
Nikonの場合は、その逆です。
もしメーカーを乗り換えた際には、違いがあるかもしれないですが、すぐ慣れると思います。
ここに関してはあまり問題はないかなと思います。

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 3.解像力


続いてはチャートを使用して解像力を見ていきます。
ここでフェアに評価するために前提条件をお話しすると、まずカメラ側の画素数について、SONYとCanonが2420万画素、Nikon Z50 IIが約2088万画素と、Nikon Z50 IIが約400万画素ほど低くなっています。
レンズの解像力を比較していく上で、こういったボディの画素数に対して違いがあると結果に影響してきますが、スペック上はNikonが少しハンデがあります。


さらにレンズの明るさ、F値にも違いがあります。
開放F値を見てみると、広角端はSONYとNikonがF3.5ですが、CanonはF4.5と暗くなっています。
望遠端はSONYがF5.6に対して、CanonとNikonはF6.3と、約1/3段暗い設計となっています。
これは画質比較する上で結構大きなポイントです。

一般的にレンズは限界まで光を取り込む開放よりも、少し絞って暗くした方が周辺の画質がキリッとする、安定するという特性があります。
つまりCanonは数値上、最初から画質が安定しやすいという一歩絞ったF値で勝負を仕掛けてきてるのかなとも捉えられます。


では実際にチャートを見ていきます。
今回はそれぞれのレンズの広角と望遠、さらに広角でも開放とF8で数値を比較していきます。


まずは広角側です。
SONYとNikonとCanon、3社それぞれ開放の中央と周辺の値をチャートで見ていくと、数値的に一番結果が優れていたのはNikonです。
そしてSONYの広角の開放の周辺が、解像不足となり数値が出ませんでした。


さらにチャートを見ていくと分かりますが、SONYは甘めな描写になっている部分があります。ただし中央は比較的シャープです。
レンズの設計に対する考え方の一つなのかという風にも思えるぐらい、3社で差が出ている部分になります。
解像力の評価に関しては、これだけでは決まらないので、絞った段階のものや望遠端も合わせて見ていきたいと思います。


では次に広角のF8まで絞った際の中央と周辺の値です。
この結果に関しては、SONYが中央で一番良い数値です。中央に性能を寄せてきてるのかなという印象があり、周辺の値も今回は解像不足です。
逆にF8の周辺で数値が良かったのはNikonです。


この結果から、広角に関しては開放・F8、中央・周辺問わず、かなりNikonの数値が優れていました。
逆にSONYは中央の数値は良いものの、周辺はあまり重視していないのかなという結果が見えてきました。


それでは次に望遠側も比較していきます。
まずは開放で3社見ていくと、望遠に関してはSONYが中央・周辺ともに良い数値です。
この結果を見ると、広角側の周辺部の解像不足も、望遠側を重視したのではないかと推測ができます。


では続いてF8の結果も見ていきます。
この結果でも中央・周辺はSONYの数値が優れています。
開放F値問わず、全般的にSONYは望遠側の方に性能を重視してるのではという結果となりました。


この結果を受けてあらためて思いましたが、Nikonは400万画素低いにもかかわらず、広角側では数値的に3社の中で一番優れており、特徴的だと思いました。
Canonのレンズについては、他より突出した数値が出たわけではありませんが、逆に言うと広角から望遠、絞り・開放、どんな状況でも一番安定して解像感を楽しめるので、すごく使いやすいレンズだと思います。

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 4.ポートレート撮影


続いてポートレート撮影の比較をしていきたいと思います。
ポートレート撮影で重要なのがボケ感と人肌の写りです。
ボケ感はそれぞれのレンズの差が出る項目だと思いますが、人物の人肌の色味に関しても各社のカメラ側のカラーサイエンスの違いが出てくる項目かと思います。


エントリー機とは言え、やはり背景をぼかしたポートレートは撮りたくなると思いますので、チャートの解像感の数値ももちろん大事ですが、ここからはいかに綺麗に柔らかくボケてくれるかという、レンズの表現力をそれぞれ見ていきたいと思います。
ここでも先述のF値が関わってきます。

今回はすべて望遠端で撮影し、CanonとNikonがF6.3、そしてSONYがF5.6となっています。
F値の数値が小さいSONYの方がスペック的にはすごく綺麗なボケ味が出るという設計です。
しかし、数値上ではなく、実際はどう撮れるかが気になる点ですので、見ていきたいと思います。


実際に望遠端、開放で撮影した3枚です。左からCanonとNikonとSONYの順になり、ホワイトバランスはすべてオートで撮影しました。


雰囲気に違いが出ており、個人的な印象にはなりますが、SONYがちょっと儚い感じがして、女性は写りが好みの方多いのかなと感じました。
一方CanonとNikonは健康的な、はつらつとした印象に見える感じがします。
印象の違いもメーカーによって変わってくるので、それもまた味として出ていて面白いです。

撮影後の補足ですが、シャッタースピードも揃えて撮影しているため、開放値の違いから若干SONYが明るく写ってしまっています。
とはいえ色の出方や、ボディのカラーサイエンスによる部分が顕著に出てるかなといったところです。


さらに注目していただきたいところが焦点距離です。
Canonに関しては望遠端が45mm、その他の2社に関しては50mmまであるので、Canonで撮影した写真は左側に木がちょっと写っており、その他2社に関しては写っておらず、より望遠側になっているため背景側のボケ感が少し変わってきています。
SONYはそこからさらに開放値が違うので、よりボケてるように見えます。

それぞれ特徴をまとめると、SONYは一番ボケ感としては大きいと思います。
ただし、よく見るとボケの中にすこしざわついているような印象がSONYにはありました。


同じく焦点距離(望遠端)が同等で、ちょっと暗いNikonが、ボケのざわつきが見られず、まとまりがいちばん良い印象です。
Canonに関してはより広角側で、F値もSONYと比べると暗いですが、先述のチャート同様にしっかりまとまって安定しているのではないかと思います。
もちろんボケ感やボケの形で言うと、やはり焦点距離やF値の分、他の2本と比べると少し物足りない部分もありますが、やはり安定感という意味では解像力並びにボケ感も、Canonは一定の良い写真を提供してくれる印象です。


3社それぞれの特徴があり、どのレンズでもポートレートを撮りたくなります。

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 5.逆光時のフレア・ゴースト


続いて、逆光時のフレアやゴーストを見ていきたいと思います。
太陽光を画面内に入れた逆光テストです。
今回のテストのように長時間太陽に向けて撮影すると、センサーが焼き付いてしまう恐れがありますのでご注意ください。


初めてカメラを買うと、屋外で家族や友人を撮りたいというシーンも多いと思います。
そんな時にフレアやゴーストがどのくらい出るのか、もしくは抑えてくれるのかというのも気になるポイントだと思います。

木漏れ日から太陽を向けて、実際に撮影したCanonとNikonとSONYの写真です。
パッと見でいちばんゴーストやフレア・ハレーションは、この3枚の中ではSONYが比較的出ている印象です。


次いで、よくその部分が抑えられているのはNikonです。


Canonに関してはいちばん逆光耐性が高そうです。
そこまで気になるゴーストやフレア・ハレーションの類は出ておらず、綺麗に写っています。
このシチュエーションだけに限って言うと、Canonが比較的こういったものが出づらいという結果になっています。


ただし、こうしたゴースト・フレア・ハレーションというのは表現の一部でもあるので、これが出てしまうからと言って必ずしも悪いレンズというわけではないです。
こういったものも逆光撮影の際には活かして撮りたいという観点からすると、SONYのほうが表現するには良いという見方もできます。


ゴーストやフレアを表現の一部として活かしたいかどうかもレンズ選びのポイントになります。

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 6.オートフォーカス(AF)の駆動音


では次にオートフォーカスの駆動音というのが一体どれくらい出るのかも気になる点なので比較していきたいと思います。
特にカフェや静かなシチュエーションで、さらに言うと動画撮影などで音がどれくらい出るのか、SONYのパワーズームの音に関しても、気になるところです。

※実際の駆動音については冒頭の動画(16:44頃~)をご視聴ください。

Canon:特に大きく気になるというまでの音の出方ではないですが、駆動音自体は確かにあります。
Nikon:いちばん音が大きいかもしれません。音を気にされる方は、シチュエーションにもよりますが、Nikonはすこし音が大きいことはおぼえておいて良いかもしれません。
SONY:動画に力を入れているっていう印象の強いSONYなので、他の2社に比べると音が小さめかなという印象です。もちろん全くしないということではないですが、他と比べると静音性を重視している印象です。ノブの操作音については、シチュエーションによって少し気になるかもしれません。


マイクを近づけて収録しており、耳で全部が聞こえることはないと思いますので、その点に関しては安心かなと思います。

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 7.最短撮影距離

いろんな項目を検証してきましたが、最後にもう一つ検証していきます。
カフェでスイーツや料理の写真を撮るのが好きな方も多いと思います。
いわゆるテーブルフォトと呼ばれる写真です。

そのような写真を撮る際に、どれくらい寄れるかという最短撮影距離がすごく重要なポイントだと思うので、実際に撮影をしていきたいと思います。
小物を用意したので、実際に寄りで撮影していきたいと思います。
スペック上の数値は出ていますが、実際に撮ってみてどこまでいけるのか、具体的に見えた方が分かりやすいと思います。


まずはSONYから試していきます。
SONYのスペックですが、広角端で25cm、望遠端でも30cmとなっています。


広角端からチェックしていきたいと思います。
このくらいまで寄れますが、これより寄るとちょっとピントが合わなくなってくるなといった感じです。


SONYで広角側で一番近づくとこれくらいの距離感で撮影できます。


望遠側も試していきます。
結構寄ることができ、大きく写せます。


それでは次、Nikonでも撮影してみます。
スペック的にはSONYと同等となる広角端で25cm、望遠側でも30cmという数値です。


まず広角端から試していきたいと思います。
SONYとほぼ変わらない距離感です。


次は望遠端で撮影していきます。
やはり解像されていてすごく綺麗です。
画素数は低いですが、そう感じさせないくらいにしっかり写っています。


では最後にCanonを見ていきます。
スペック上は最短撮影距離が広角で15cmと、先述の2社と比べると10cm近づけます。
どのくらい印象変わってくるのか、実際に確認していきます。


まず広角端で撮影していきます。
原理上、焦点距離がCanonの場合は少し広角側になっているので、その分近づけるという有利さはこのレンズの方があると思います。
ここまで寄れて、マクロのようでもあります。
寄りの撮影をしたい方は、レンズが広角側にはなりますが、Canonのキットレンズを選んでも良いかもしれません。


カフェで撮りたい時に、周りに人がいて移動して撮るのが恥ずかしい時など、これくらい寄れる性能があると、ささっと撮れて良いと思います。












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 マップカメラのサービスやお得なキャンペーンのご紹介


今回はSONY、Nikon、Canon、3社のエントリー機のキットレンズを徹底比較してまいりました。
レンズ選びの参考にしていただき、写真撮影を存分にお楽しみいただければ幸いです。

キャンペーンなどの詳細につきましては、バナーよりご確認をお願いいたします。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。









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782: 羽を得たカメラ『 Canon EOS R10 』

513:『SONY α6400』

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[ Category:Canon Nikon SONY | 掲載日時:26年08月21日 21時04分 ]

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