
前回Konica C35 flash maticのブログを書きましたが、その後Konica Hexarを手に入れました。
かつて存在していたカメラメーカーで、現行品は販売されていない...
筆者は昔から偏屈なところがあり、こういった『今あまり人が持っていないであろう物』に強く惹かれてしまいます。
今ではKonica C35 flash maticとHexarの二つのカメラを鞄に詰めて、日々スナップ写真を楽しむようになりました。
折よく桜の季節。
Hexarを手にして桜の写真を撮ってきました。
【使用フィルム】
Kodak ULTRAMAX 400
※日中はNDフィルターを装着しています。
※フィルムは現像後にCamflix フィルムデジタイズアダプター FDA-135Lを使ってデジタルデータ化しました。
搭載されているレンズはHexar 35mm F2.0。
F5.6~F8位に絞って使用する事が多いのですが、写りはとてもシャープかつ落ち着いた雰囲気を出してくれました。
また、コンパクトフィルムカメラというにはあまりにも大きな個体ですが、その分ホールディングが安定してくれます。
写真を撮っている充実感をしっかりと感じる事ができるカメラ。
そのような印象を持ちました。
大きい個体といっても一眼レフに比べてればとてもスマートで悪目立ちする事もなく、撮影に集中する事ができます。
桜を見上げる人が多いのはもちろんですが、自慢の愛機であろうカメラを手に持ち写真を撮られている方々もいらっしゃいます。
淡く優しい花びらの色と潔くすぐに散ってしまう儚さが交わっている桜は、積極的に写真に収めたくなる被写体なのかもしれません。
今となっては叶わない事ですが、せっかくのKonicaのカメラなのですから、フィルムも『サクラカラー』を使用して撮ってみたかったものです。
何日かに分けて桜の写真を撮りましたが、やはり満開が過ぎ桜が散ってゆく姿が一番心に残りました。
以前のように桜を見ながら大宴会をするのは難しい世の中ですが、ならばせめてでも今年の桜を愛でて記憶にしっかり留めておきたいと思います。