
連日、ライカフロアには「これからライカデビューをしたい」という多くのお客様がご相談にいらっしゃいます。
レンジファインダーならではの、特別な撮影体験をしてみたい
『Leica M EV1』でピント合わせが容易になったので、一度手放したライカを再び手にしたい
そんな中、レンズ選びに迷われているというお声も多く耳にします。
「初めてのレンズって35mmと50mmどちらが良いの?」
「とりあえずレンズを1本購入したいが、何を選んだら良いか悩んでいる」
せっかく手に入れたライカのカメラ。せっかくなら自分に合ったレンズでデビューを飾りたいものです。
そこで今回は、お客様からのお問い合わせが特に多い、35mmと50mmのレンズの特徴や魅力に迫ろうと思います。
■目の前の景色を”そのまま残す”。焦点距離が35mmのレンズ
Leica M11-P + Leica ズミクロン35mm F2 ASPH.
まずは焦点距離が35mmのレンズを紹介します。上の写真はライカの現行レンズである『Leica ズミクロン35mm F2 ASPH.』で撮影されたものです。
焦点距離35mmは、一般的なスマートフォンに搭載されているカメラと同じような距離感で撮影できるのが最大の魅力です。一般的なスマートフォンのカメラはフルサイズ換算で約24〜28mmと言われているので、スマートフォンでズームした画角と言えます。
Leica M EV1 + Leica ノクティルックス 35mm F1.2 ASPH.
Leica M11 + Leica ズミルックス 35mm F1.4 11301
綺麗な景色が目の前に広がっていると、思わずスマートフォンのカメラを起動してサッと撮影することがよくあります。
35mmのレンズはそんなスマートフォンと同じように、直感的に良いと思った場面を写真の中にそのまま残すことができます。特に、M11シリーズやEV1をお持ちなら6000万画素という高解像度で撮影することができるため、ワンランク上のクオリティで仕上げることも可能です。

Leica M10-R + Leica アポズミクロン M35mm F2.0 ASPH.
また、現行のM11シリーズやM10-Rなどの高画素機をお持ちなら、35mmの利点はもう1つあります。
35mmという焦点距離は広く写せる分、撮影した時に意図しない余計なものが写り込んでしまうということが
そんな時にM11シリーズのように6000万画素もの画素数があれば、トリミングで写り込みを切り取ってしまう事も可能です。
また本体内に備わっているデジタルズーム機能がありますが、1.3倍にクロップしても約3900万画素、1.8倍にクロップしても約1800万画素も残る事になります。
昨今では一般的になった4K解像度でも約800万画素程ですから、スマートフォンやPC等の身近なデバイスで鑑賞するには必要十分なクオリティが担保されていると言えるでしょう。
敢えて直感に従ってシャッターを切り、帰宅後に自分の好きな画角で仕上げる。そんな運用ができるのは35mmならではかもしれません。
■目の前の景色を”切り取る”。焦点距離が50mmのレンズ

Leica SL3 + Leica アポズミクロン M50mm F2 ASPH.
続いて焦点距離が50mmのレンズを紹介します。
50mmという焦点距離のレンズは、目の前に広がっている景色の中から良いと思った構図だけを切り取ることのできるのが最大の魅力です。
標準レンズと言われることもあり、自然な距離感で構図を整えることができるので、仕上がりがイメージしやすい焦点距離と言えます。

Leica M11-P + Leica ズミルックス M50mm F1.4 11714

Leica M11-P + Leica アポズミクロン M50mm F2 ASPH.
35mmがスケールの大きい風景やテーブルフォトなど全体にフォーカスした写真が撮れるのに対し、50mmはその写真の主題をよりはっきりさせたい時に最適なレンズと言えます。
例えば、階段の美しい造形や規則性のない波が打つ様子は、広く写してしまうとあまり注目されないところになりますが、50mmで切り取ってあげることで写真の主役として生まれ変わります。
このように、自分の目で構図をイメージしてトリミングせずに良い場面だけを切り取りたい方は50mmのレンズをおすすめします。
今回は最初の相棒選びの参考として、35mmと50mmのそれぞれの魅力について紹介しました。
目の前の景色をそのまま残せる35mmか。
目の前の景色を意のままに切り取る50mmか。
どちらを選んでいただいてもライカらしい描写力を味わうことができます。
ぜひこの記事を読んで、後悔のない最初の相棒選びをしていただければなと思います。
▼関連記事はこちら▼
【Leica×Voigtlander】Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F3.5というコスパ最強のレンズで”極上”なスナップ撮影をしてみた。
▼今回紹介した機材はこちら▼



