
【Leica】憧れを現実に。リーズナブルに始めるライカ入門の最適解セット
多くの写真愛好家に使われている「ライカ」の世界。
「いつかはライカを使ってみたい」「M型デジタルを手に入れたいけれど、どのモデルを選べばいいか分からない」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
近年のM型デジタルは価格が上がっていますが、機材の選び方次第で手に取りやすい価格帯からスタートできます。特にこれからM型デジタルを始める方への選択肢としておすすめしたいのが、中古市場で比較的手の届きやすい価格帯で購入できる「Typ240」や「Typ262」といったモデルです。

今回はその中から「Leica M-P (Typ240)」、レンズにはオールドレンズの入門として扱いやすい「ズミクロン M50mm F2 第2世代(2nd)」を組み合わせて撮影を行いました。撮影した写真と共に、使い心地や描写についてご紹介します。
初めてのM型デジタルに「Typ240」や「Typ262」をおすすめする理由
M型デジタルの歴史の中で、初めてフルサイズCMOSセンサーを搭載したM / M-P(Typ240)やその派生モデルであるM(Typ262)は、現在の中古市場の中でも、比較的手の届きやすい価格帯で購入できるM型デジタルカメラです。「レンジファインダーで撮影する本格的なM型ボディからスタートしたい」という方にとっても、現実的な予算で検討できるモデルと言えます。
Typ262はライブビュー機能や動画機能を省略することで操作をシンプルにし、ボディの軽量化も図ったスチル撮影特化のモデルです。一方、今回使用した「M-P (Typ240)」は、通常モデルである「M(Typ240)」に比べてバッファメモリーが2GBに増量されており、連続してシャッターを切る際も動作がスムーズに行えます。

M-P (Typ240)の外観デザインは正面の赤ロゴがなく、軍艦部にLeicaの筆記体刻印が入った、ライカの中でもプロフェッショナルな仕様になっています。背面液晶には耐久性の高いサファイアガラスが使用されており、実用面でも安心感があります。また、ライブビューやピント合わせを補助するピーキング機能も、Typ240には備わっているため、オールドレンズや近接撮影の際も容易にピントを合わせることができます。
自分の撮影スタイルや好みに合わせて、軽快に撮影できるM(Typ262)か、機能面に余裕のあるM(Typ240)/M-P(Typ240)を選べる点も、この世代をおすすめする理由です。
オールドレンズらしさも楽しめる「ズミクロン M50mm F2 2nd」
ボディに合わせるレンズとして選んだ「ズミクロン M50mm F2 2nd」は、1969年から1979年頃にかけて製造されたレンズです。中古市場での在庫も多く、ライカ純正の50mmレンズの中では、こちらも手が届きやすい価格帯で中古が販売されています。
現行のズミクロンのようなシャープで均一な解像感とは異なり、解像度を保ちつつも、オールドレンズらしく少しクセのあるボケ味が得られるのが特徴です。絞り開放付近では得に顕著に見られ、味のある写りを楽しむことが出来ると共に、絞り込むことでズミクロンらしい解像感を持たせることができるレンズです。

レンズ本体が小型で軽量なため、M-P(Typ240)のボディに装着した際の取り回しも良く、長時間の撮影でも負担になりません。扱いやすさと描写の面白さを兼ね備えた一本です。
西日から宵闇へ。夕暮れ時の東京を切り取る
今回は夕方頃から日の入りにかけて撮影を行いました。時間経過とともに変化する光の中で、この組み合わせの描写を確認していきます。
16時台はまだ西日が強く差し込み、路上に長い影ができる時間帯です。明暗差が大きい環境ですが、M-P (Typ240)のセンサーは明るい部分の白飛びを抑えつつ、影の部分のディテールも適度に残してくれます。



17時を過ぎると光が落ち着き、建物の質感や街の様子が自然に写るようになります。50mmの標準画角は、余計な歪みがなく見た目通りに要素を切り取るのに適しています。
ビルのガラスの反射や街路樹の緑なども、「ズミクロン M50mm F2 2nd」はまっすぐな線を素直に描きます。クリアな発色と適度な立体感、更にオールドレンズらしく開放付近の滲みのあるボケ味が、日常の風景をさらに印象深く残してくれます。



18時を過ぎて日が沈んでくると、街灯や店舗の明かりが目立つようになります。光量が減る時間帯ですが、開放F2の明るさがあるため、撮影も行いやすいです。
被写体に近づいて絞り開放で撮影すると、フォーカスを合わせた部分から背景にかけて自然なボケが得られます。ガラス越しの小物やカフェのインテリア、有楽町のガード下の提灯なども、Typ240世代ならではの優しい階調と十分なコントラストを両立し、ライカらしい空気感で捉えることができました。






まとめ:憧れを現実に。このセットからライカを始めてみませんか。
「M型ライカを使ってみたい」と思いつつも価格の面で躊躇している方にとって、Typ240やTyp262といったモデルはバランスの取れた選択肢になります。
また、「ズミクロン M50mm F2 2nd」との組み合わせは、レンジファインダーでピントを合わせる楽しさや、ライカレンズならではの描写性能やその場の空気感をしっかりと体感することができます。
後継機種であるM10やM11シリーズとも描写や色の再現性が異なり、独自の味わいを持ったカメラです。そのため、これから初めてM型デジタルを手にする方はもちろん、すでにM10やM11シリーズをお使いの方にも、一度は手に取ってその違いを体感していただきたいモデルです。
中古市場ではまだ個数自体はあるものの、3世代前のモデルということもあり、状態の良い個体は徐々に少なくなりつつあります。状態や価格を比較して選べる今のうちに、ライカでの撮影をスタートさせる第一歩として、あるいは新たな表現の選択肢として、ぜひTyp240やTyp262を検討してみてはいかがでしょうか。
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