
【Leica】檻越しの息遣いをライカで描く。贅沢な動物園散策をするならコレです。
久しぶりに上野動物園を訪れました。
筆者が最後に動物園に行ったのは学生時代。その頃の楽しみ方といえば、目に留まった動物の様子をスマートフォンで撮影する程度でした。
今回久しぶりにあたり、せっかく行くなら動物の生き生きとしている様子を収めたいということで『Leica SL3-S』と『Leica バリオ・エルマー SL100-400mm F5-6.3』を持ち出すことに。
動物園に行くと決めた時に、せっかく撮影するなら贅沢な機材で撮影に挑みたいと考えていたので、ライカの中から選定することにしました。
望遠域までカバーする豊富なレンズラインナップが揃っているライカSLシステムを使用することに。
その中で組み合わせるボディの現行品としては、『Leica SL3』と『Leica SL3-S』の2つの選択肢があります。
最終的にファイルサイズが扱いやすく、連写性能が比較的に優れている『Leica SL3-S』を選択しました。
レンズはLeica バリオ・エルマー SL100-400mm F5-6.3。
ライカSLレンズの中では最もズーム域が広いレンズであり、距離が近い小動物や柵や厚いガラスで物理的な距離のある動物の撮影まで広くカバーしてくれるということで選択しました。

厚いガラスで覆われているとはいえ、まるで獲物として狙われているような気持ちになりドキドキしました。
そんな緊張感の中でも、SL3-SのAF性能は非常に優秀です。複数の認識方式から「動物(瞳/認識)」を選択すると、ガラス越しであっても、歩くトラの瞳をガチッと捉えて正確に追い続けてくれました。
この日は暑さのせいで動きがゆったりしていたため、歪みのないメカシャッター(最大7コマ/秒)でじっくり形を捉えられましたが、もしもっと俊敏に動いていたらシャッターチャンスを逃していたかもしれません。
そんな時は、最大30コマ/秒の超高速連写が可能な電子シャッターが強い味方になります。ただし、電子シャッターは素早く横切る動きに対してローリングシャッター歪みが発生してしまうという注意点もあるため、トラの動く方向を見極めながら、2つのシャッターを上手く使い分けていきたいです。
自然光で作り上げられたレンブラントライティングによって、かっこいいゴリラのポートレート写真を撮影することができました。
この日に撮影した写真の中で、個人的ベストショットはこちらです。
Leica バリオ・エルマー SL100-400mm F5-6.3には非球面レンズは採用されていませんが、色収差を最小限に抑える特殊なガラスが使用されており、被写体の輪郭がくっきりと浮かび上がります。
400mmで撮影してみても色収差が抑えられていることが分かります。
400mmの望遠端では開放F値が6.3となるため、動く動物をブレずに捉えるためのシャッタースピードを稼ぐには、ISO感度を上げる必要があります。
しかし、SL3-Sに搭載されているのはフルサイズの2400万画素の裏面照射型CMOSセンサー。
表面照射型のセンサーと比べると効率的に光を集めることができるので低ノイズで撮影することができます。
冒頭でご紹介した虎の子供。母親虎にじゃれつこうと機会をうかがっているようです。
木陰に潜んでいたので、こちらはISO6400で撮影しましたが低ノイズで撮影することができました。

SL3-SにはLeica Looksという機能があり、撮影状況に応じて様々なフィルターを適用させることができます。
今回は”Leica Standard”を選択し、紫陽花やフラミンゴが持つ本来の自然な色合いを記録してみました。
次は引き締まったモノクロ撮影ができる”Greg Williams”やコントラストが高めな”Chrome”で撮影してみるのも面白いかもしれません。


Leica SL3と比べて控えめな画素数であるので、撮影前は解像度に関して不安を感じていましたが、実際に使ってみるとライカらしい高い描写力を味わうことができました。
またファイルサイズも抑えられており、連写性能も優れているので動物の撮影や、お子様の運動会などのイベントを控えている方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
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