
【Leica】 「Leica Looksは楽しい」 それがLeicaを使う理由でもいい
43mm f5.6 1/8秒 ISO1600 Leica Silver – SLV
冬本番、寒さが一段と厳しくなっています。
東京地方は晴天が続いていますが、それでも気温は上がらず、しんしんとした寒さが身に染みます。
こんな時は暖房の効いた部屋で炬燵に入ってぬくぬくと…
いえいえ、こんなに空気の澄んだ時に撮影に出ないなんて勿体ない。
寒さ対策は万全のうえ、いざ撮影に向かいましょう。

さて、今回お伴するカメラは、Leica Q3 43。
首から提げて1日中歩き回っても苦にならず、それでいて写りには妥協したくない。そんな思いから選んだカメラです。
ご存知大ヒットカメラQ3の標準域レンズ搭載モデル。
Q3がフルサイズで広角28mmの撮影領域なのに対し、Q3 43はフルサイズ43mmとなります。
Q3同様、トリプルレゾリューション技術を取り入れた6000万画素 裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、ハイブリッドオートフォーカスシステムを採用。
もともと取り回しの良さに定評のあるQ3ですが、標準域レンズ搭載でよりスナップシューターとしての評価を高めた機体となっています。
昨年2025年12月の撮影で、新年を迎える準備が進む上野界隈を散策しました。

43mm f2.0 1/640秒 ISO100 Leica Standard-STD
APO-SUMMICRONというと、絞り開放からカッチリ写る印象を持っていましたが、近接での撮影ではご覧の通り。
ピント合焦面の浮き上がりが際立つこととなりました。
今回、Q3 43を持ち出した理由の一つに、Leica Looksの存在があります。
Leica Q3 43やQ3に搭載されているイメージプロセッサー「Maestro IV」の機能としてセットされた「Leica Artist Looks」と「Leica Essential Looks」。
カメラにプリインストールされている「Leica Core Looks」とは全く異なる味付けのルックとなります。
その設定はいたって簡単。「Leica FOTOS」のアプリから希望のルックをカメラにダウンロードできます。
現在(2026年2月5日)選択可能なルックは、「Leica Artist Looks」1種類と「Leica Essential Looks」11種類の計12種類。
一度にダウンロードできるのは、2025年12月18日アップデートしたファームウェア4.0.0では、その数を増やし9種類。
ただ今回撮影で使用したカメラのファームウェアは前のバージョンだったため、6種類を選択することに。
撮影の途中でダウンロードしなおすことも可能ですが、それはそれでちょっと面倒。出掛ける前にセットしていきます。
今回、悩んで選んだのは、以下の通り。
・Leica Silver – SLV
・Leica Bleach – BLE
・Leica Brass – BRS
・Leica Eternal – ETN
・Leica Sepia – SEP
・Leica Selenium – SEL
なかでもSilverは、新しく加わったルックとなります。
そのSilverの写真が以下。

43mm f3.2 1/10000秒 ISO100 Leica Silver – SLV

43mm f2.0 1/160秒 ISO100 Leica Silver – SLV

43mm f2.0 1/8000秒 ISO100 Leica Silver – SLV
他のルック、とりわけEternalのような劇的な変化はなく、見た目の雰囲気に近い感じもします。
彩度を抑えている分、落ち着いた印象を与えます。冬の透明な空気感にマッチしたルックだと思います。

43mm f8 1/160秒 ISO100 Leica Silver – SLV

43mm f8 1/160秒 ISO100 Leica Eternal – ETN
同じ被写体でありながら、ここまで印象が変わります。
Eternalの方はコントラスト・彩度とも高く、APO-SUMMICRONの精緻な描写と相まって、何か現実離れした風景にも思えます。

43mm f2.8 1/500秒 ISO100 Leica Eternal – ETN
少し曇ったガラス越しだったので、ソフトがかかった感じになりました。
Eternalの彩度の高さが活きました。

43mm f2.8 1/1250秒 ISO100 Leica Eternal – ETN
アスファルトに反射する冬の強烈な斜光は風景をモノトーンにしがちですが、Eternalで撮るとしっかり色味が感じられます。

43mm f4 1/800秒 ISO100 Leica Bleach – BLE
Silverと同じく彩度を抑えたBleach。全体的にはクールな色調ですが、ブルーは濃く表され冬の晴れ渡った青空を表現するのに最適でした。

43mm f2.0 1/80秒 ISO125 Leica Bleach – BLE
彩度が低い分、明るめの補正をかけたことで柔らかな印象の描写に。
高解像でありながらガチガチにはならないQ3 43のAPO-SUMMICRON。Leica Looksを駆使することで、様々な表現が楽しめます。

60mm f5.6 1/125秒 ISO100 Leica Bleach – BLE

60mm f5.6 1/125秒 ISO1000 Leica Brass – BRS
ウォームトーンのBrassも歴史ある洋館の撮影にはピッタリなルック。

60mm f3.2 1/125秒 ISO125 Leica Brass – BRS
60mm f5.6 1/125秒 ISO1000 Leica Brass – BRS
電燈や窓から差し込む陽光の柔らかさ・暖かさを表現したいならコレ。
そして今回、古い洋館を訪れることを前提にしてカメラに入れたのがSepiaとSeleniumです。

43mm f4 1/125秒 ISO640 Leica Sepia – SEP

43mm f2.0 1/200秒 ISO100 Leica Sepia – SEP
昔からセピア調色といえば写真に古さを加えさせる表現方法。
歴史ある洋館の調度品にさらなる重厚感や情緒感が出てきます。
APO-SUMMICRONによって人の目で見る以上に細かく再現描写されたキズも、ノスタルジックな時の流れを感じさせてくれます。

43mm f8 1/80秒 ISO500 Leica Sepia – SEP

43mm f8 1/80秒 ISO500 Leica Selenium – SEL
Sepiaと違い冷ややかな印象を与えるセレンの色調。冬の洋館のシンと静まりかえった雰囲気をよく表してくれます。

75mm f3.2 1/160秒 ISO100 Leica Selenium – SEL
グラデーション豊かな描写により模様が浮かび上がって見えます。

43mm f4.5 1/8秒 ISO3200 Leica Selenium – SEL
APO-SUMMICRONの高解像な描写を堪能したいのなら、ノーマル設定で撮影するのが一番。今まではそう思っていました。
でも様々なLeica Looksで撮影するうちに、その考えが変わってきました。
日本のカメラにはない、まさにLeicaならではと言えるその色調にすっかり魅了されてしまいました
冬の撮影はついつい億劫になりがちですが、「この風景にはどんなルックが合うだろう?」そんな風に考えながら撮影するのも一興。
Leicaを使う理由がまた一つ増えました…
75mm f2.8 1/500秒 ISO1600 Leica Eternal – ETN

43mm f4.5 1/500秒 ISO3200 Leica Silver – SLV
Leica Looksに関して
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