
早いもので、もう大晦日。いかがお過ごしでしょうか。
2025年を振り返ってみると、今年も様々なカメラやレンズが発売され、大きな話題となりました。
ライカで言えば、ボディでは「SL3-S」や「M EV1」、レンズでは「ズミルックスM f1.4/50mm(11714)」や「バリオ・エルマリートSL f2.8/28-70mm ASPH.」などが登場しました。
そんな今年発売された製品の中で、ひときわ筆者をときめかせたのが「ズミルックスM f1.4/50mm(11714)」です。
もともと「ズミルックスM 50mm f1.4 2nd」を愛用していた筆者にとって、この復刻は最高に嬉しいサプライズでした。 今回はこのレンズと、今年一番使ったカメラの「SL3」を組み合わせ、スナップ撮影に出かけてきました。

今年、最も使用頻度が高かったカメラは何かと聞かれたら、ダントツで「SL3」です。 そう言い切れるほど、公私ともに使い倒した一台でした。 SL3の魅力は、SL2シリーズからさらに小型・軽量化されたボディに加え、高速なAF性能、スタミナが増したバッテリーなど、ハード・ソフトの両面で劇的なアップデートが施されている点にあります。
個人的に嬉しい変更点は、操作ボタンが右側に集約されたことで、片手での操作が可能になったことです。 また、サイズダウンも出番が増えた大きな要因です。スペック表だけ見れば「横幅が5mm小さくなっただけ」に思えますが、この5mmの差は実際に手に取ると驚くほど大きく、取り回しの良さを実感させてくれます。重量も約70g軽量化されており、長時間の撮影でも負担が軽減されました。

ズミルックスM f1.4/50mm(11714)は、ライカの復刻シリーズである「クラシックシリーズ」の1本です。 このシリーズは、往年の名作の個性をそのままに、最新技術を用いて現代に再解釈したものです。これまで「ズマロンM f5.6/28mm」「タンバールM f2.2/90mm」「ノクティルックスM f1.2/50mm ASPH.」「ズミルックスM f1.4/35mm」がリリースされており、本レンズは5本目となります。

年末だというのに季節外れの桜が咲いていたので、絞り開放でシャッターを切ってみました。このレンズの特徴を存分に引き出した一枚になったのではないでしょうか。
本レンズの魅力は、なんといっても絞り開放での描写にあります。 非常に美しく、とろけるようなボケ味はこのレンズならでは。ハイライト部分に現れる個性的な滲みも特徴的です。「ズミルックスM 50mm f1.4 1st」や「35mm 1st(スチールリム)」とも異なる、絶妙な塩梅の滲みだと感じています。

また、復刻にあたり現代的な使い勝手も追加されました。オリジナルの「2nd」は最短撮影距離が1mでしたが、本レンズは0.7mまで短縮されており、撮影の幅が大きく広がっています。
一方で、絞り込めばオリジナルよりもコントラストが高く、シャープな像を結びます。これは現代の製造技術と特殊ガラスの恩恵であり、6000万画素の高画素機でもその性能をフルに発揮してくれます。

普段、SL3にはノクティルックスのような大口径レンズやRマウントのマクロレンズを付けることが多いのですが、比較的小型なこのレンズとの相性も抜群でした。重量バランスも良く、手にしっくりと馴染むため、一日中快適に撮影を楽しむことができました。

どの機材を持ち出すか迷ったとき、自然と手が伸びるのがいつもSL3でした。 使い込むほどに信頼は厚くなり、気がつけば今年一番の相棒になっていました。プロフェッショナルモデルではありますが、プロ・アマ問わずぜひ手に取っていただきたい、そんなカメラです。
なお、SL3は1月20日の価格改定(値上げ)対象商品となっています。検討されている方は、ぜひお早めに。
それでは、皆様よいお年をお迎えください。
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