
【Leica】値上がり前に!最初の1本におすすめのレンズ-50mm編-
2026年1月20日からいよいよ今年1回目の値上がりをするライカ製品。
昨年も2、3回値上がりがあってもなお、憧れのライカレンズを手に取る方はとどまることを知りません。
M型ライカのレンズを使うなら35mmか50mmか迷われる方は非常に多いと思います。
そこで今回は人の視野により近いと言われる画角をもつ50mmレンズを5本に絞ってご紹介したいと思います。
Leica
ズミクロン M50mm F2.0 レンズフード組込(6bit)

1994年に発売されてから30年以上、現行レンズとして人気が高い定番の50mmレンズ。
高画質、高性能、小型化のため非球面レンズを使って設計されたレンズが多い中、球面レンズのみで構成されているのが特徴です。
球面レンズならでの自然なボケ味でしっかりとした線を描き、カラーはもちろんのことモノクロ専用機のM11モノクロームと組み合わせた時の諧調描写も必見です。
レンズの型番にある6bitとは、デジタルM型ライカカメラが装着レンズを識別するためのレンズのマウント部にある6つの白黒のコード(ドット)のことです。
ライカMマウントレンズは、デジタルボディ登場後も電子接点を設けず、アナログの設計思想を継承しています。
このため、レンズとボディ間で情報をやり取りする手段として6ビットコードが導入され、伝統的なレンズ資産をデジタル時代でも最大限に活用できるようにしました。

Leica
アポズミクロン M50mm F2.0 ASPH.

2013年に発売されて以降、現在でも標準画角のMレンズではTOPクラスの解像力を持つレンズです。
今回紹介する5本のレンズの中で唯一、アポクロマート設計になっているレンズで、逆光時の枝やシルバーの金属にハイライトの光が当たると
紫や緑色の輪郭が出ることがある色収差と呼ばれる現象を良好に補正してくれます。
また、一般的なレンズでは、無限遠で最適に調整された収差補正が近距離撮影になるにつれて崩れてしまうことがあります。
アポズミクロン50mmはフローティングシステムを採用しており近距離撮影時でも歪曲収差や口径食といった収差を大幅に低減し、画面全体で高い解像感と均一な画質を実現します。遠近どちらの距離でも非の打ちどころの無い高性能レンズです。

Leica
ズミルックス M50mm F1.4 11714

1962年に発売されたライカ ズミルックスM f1.4/50mmの2ndモデルベースに2025年にそれとほぼ同等のものを再現して復刻したレンズ。
ズミルックスといえば線の細い繊細な描写が特徴でポートレート撮影時には髪の毛の1本1本を自然に描写し、物質を撮影しても細やかなキズや表面の質感も丁寧に描き切ります。
ボケ味はクラシックレンズらしい独特でボワッとした包まれるような描写で玉ボケも複数が連なるようなオールド感が味わえます。
オリジナルは最短撮影距離が1mですが、こちらの復刻モデルは70cmとレンジファインダーレンズの標準的な距離で使え、コーティングも現代のものを使用していることから逆光での描写の違いも楽しめます。
レンズの鏡胴は無垢の真鍮を用いて手作業で作られ魅力あふれるクラシックなデザインと高品質・高精度なメカニズムを融合させています。

Leica
ズミルックス M50mm F1.4 ASPH. 11728/11729

19年ぶりにリニューアルしたズミルックス50mmの5thモデル。なんといっても最短撮影距離が45cmまで短くなりテーブルフォトやお花等、近接撮影に強くなっています。
距離計では70cmまでのピント合わせが可能で、それ以降の短い距離に切り替わった時は体感で分かるようにクリック感を設けています。
Leica M EV1の場合、最短から無限遠まで距離を気にすることなくファインダーでピントを合わせ続けられるのが便利です。
絞り羽が4thモデルの9枚から11枚に増え、玉ボケがより円形で綺麗に写され、絞り込んだ時の光芒もより写真に良いアクセントを演出してくれます。
現代設計のレンズらしい濃厚な発色と被写体の存在感を際立たせる立体感があるボケ味は、写真という2次元のものを3次元のレベルへと引き上げてくれるように感じます。

Leica
ノクティルックス M50mm F1.2 ASPH. ブラックアルマイト

1966年から1975年にかけて世界で初めて非球面レンズを採用し一般向けレンズとして発売された「ノクティルックス M50mm F1.2(非球面)」を
オリジナルの光学設計を可能な限り維持しながら、現代のガラス材料と製造工程に合わせて光学系をつくり上げたモデル。
四隅が適度に落ちクラシックレンズらしい円心上のぐるっとしたアウトフォーカス部と繊細で優しい描写は
2026年の現代で撮った写真も半世紀以上前にタイムスリップしたようなノスタルジックさを感じます。
f1.2と大口径ながらレンズ長52mmとコンパクトで取り回しも良く、クラシックテイストな現行ライカレンズとして長く愛用できます。

まとめ
おすすめレンズについて
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した5本の現行50mmレンズは現代的な写りをするものからクラシックテイストのレンズまで実に個性が分かれます。
f2からf1.2まで明るさの違いはあるものの、現行のMシリーズやSLシリーズはイメージセンサーの感度も良くなっているので、筆者は使う方の描写の好みで最初の1本を選ぶ方が常用レンズとして長く愛用できるのではないかと思いました。
それでも迷われてしまうかもしれませんが、その時はぜひ当サイトのブログの作例をご覧頂いたり実際に店頭でお試しいただくことをおすすめします。今回のブログを通してご自身にとって決めの1本となる50mmレンズが見つかれば何よりの幸いです。





