ズマリットL50mm F1.5をNikon Z6(レンズアダプター使用)に装着して散歩に行ってきました。
ズマリット 50mm F1.5 は、クセノン50mmF1.5(1936~1956年)の改良型で、1949年(72年前!)に登場しました。バルナック型ライカ用のスクリューマウント(L39)で39,000本余り作られました。
1954年ライカM3が発売されるとバヨネットマウント(Mマウント)になり約25,000本以上作られました。
マウント面から先端まで約44mm、最大径約47mm(ピントノブ除く)、重さ約320gです。
フィルターは41mmねじ込み式(E41)、フードは 鋳物製の XOONS、折り畳み式 XIOOM(クセノン用)です。
東京メトロ千代田線乃木坂駅直結の国立新美術館に行ってみました。
ミュージアムショップ、レストラン、カフェが併設されています。
全面ガラス張りの壁面からは明るい太陽光が差し込みます。ズマリットならではの柔らかな描写です。
壁や床には木材が用いられ落ち着いた雰囲気です。
乃木坂駅からは、美術館の内側に入るので、外に出るまで外観を見ることはできません。
外観は波のうねりのような曲面で構成されていて、この建物自体がまさに美術品のようです。
ここまでは、絞り開放F1.5で撮影していますが、最後にF5.6に絞って同じ構図で試してみました。
これほど印象が異なるとは!想像以上でした。
ズマリット50mmF1.5の個性を表すのは、やはり絞り開放F1.5だと感じました。
「優しい描写」と「癖が強いボケ味」「滲み」
現代のレンズでは決して撮影できないなオールドレンズの味わいを再確認できた散歩となりました。