
Leica Q3が発売してから2年と少し、ついに2025年11月に「
現行で発売しているほとんどのデジタルカメラはカラーをメインと
前モデルの「Q2 monochrom」
まず外観から見ていきましょう。

Q3やQ3 43ではカメラ前面に特徴的なLeicaの赤バッヂがついていま


外観に存在していた色が無くなったことで、Qシリーズの特徴である丸みのあるフォルムは同じにも関わらずシックな印象を感じさせています。
性能はQ3をベースとしており、約6000万画素のフルサイズセンサーとレンズはズミルックス M28mm F1.7 ASPH.を搭載しています。また最大8Kの動画撮影、デジタルズーム、マクロ撮影など可能で、万能コンパクトデジタルカメラと言っても差し支えないでしょう。
さらにQ3モノクロームではISO感度の上限が200,000と高くなったりデュアルベースISOが設定されていたりと、暗所により強くなっています。
そしてなんといってもカラーフィルターを排している点は、モノクロ専用機だからこその特徴と強みであると言えるでしょう。
Q3モノクロームでは、「MONO NAT」「MONO SEP」「MONO SEL」「MONO BUL」の4種類のLookが用意されています。

それではLookを作例と共に紹介していきます。
MONO NAT


MONO NATは、一般的なモノクロ写真で自然な諧調表現で様々なシーンに対応します。
Q3モノクロ―ムの美しい諧調表現とこのカラーフィルターの自然なコントラストにより、被写体の質感をより写し出すことが出来ます。
MONO SEP


MONO SEPは、イエローとブラウンの色味で温かみのあるヴィンテージ風の写真に仕上げてくれます。
このLookを使用すると情緒的な雰囲気を醸し出し、写真に深みが足されます。
MONO SEL


MONO SELは、モノクロ写真の現像工程で用いられるセレン色調という技法から着想を得たフィルターです。
ベースとなるMONO NATの黒色を寒色に仕上げるとこで、作品にクールな印象を持たせます。
MONO BUL


MONO BULは、古典技法のサイアノタイプを彷彿とさせるブルーのトーンが特徴的なフィルターです。
スタイリッシュな印象を与え、写真にユニークな個性が現れます。
ここまでいくつか作例を紹介してきましたが、実際Leica Looksに搭載されているQ3のモノクロ写真とどう違うのか比較してみていきたいと思います。
比較のため、ISO感度、F値、シャッタースピードを同じ値にし、Q3ではLeica LooksからMONO NAT、Q3モノクロームではMONO NATを使用しています。

こちらはどちらもISO50000とノイズの出やすい高感度で撮影をしています。
一番驚いたのは、暗所でのノイズ耐久精度です。
左上と画面下の前ボケにノイズが顕著に見られ、Q3の方がややざらついたノイズになっています。
また奥の照明が照らすレンガの諧調はQ3モノクロームで撮影した方が、やや豊かな印象です。レンガ下の影もくっきりして見えます。

こちらは風景を撮影してみました。どちらも適正露出で撮影をしておりますが、空や建物の濃さが結構違います。
どちらかというとQ3の方がコントラストが高く、全体的な露出が0.5段程低い印象です。一方Q3モノクロームは雲の白さや建物の日が当たっている部分のハイライトが明確に分かれている印象を受けます。
しかしどちらも建物や木々の輪郭がくっきりとしており、ズミルックスの高い解像力が活かされています。

シャドーとハイライトの目立つ被写体を撮影しました。
角度にもよると思いますが、やはりハイライトはQ3モノクロームの方が明確に写し出されている印象です。カラーフィルターを排したことによる効果が表れています。
一方コントラストの面ではQ3の方が少し高いように見えます。ミラーボールのような飾りのインパクトを強めています。

いかがでしたでしょうか。
モノクロ専用機となるとハードルの高い選択であると思います。しかし普段当たり前のようにある色を排すことで、今まで気づいていなかったものが見えてきます。
そして専用センサーが実現する、圧倒的な解像感と豊かな階調表現により、唯一無二の撮影体験を与えてくれることでしょう。
モノクロ専用機として間違いのない一台です。
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