
暖かくなりお出かけ日和の多い今日この頃です。
最近はMマウントレンズの中でも35mmや50mmの画角ばかり使っていたのですが久々に望遠よりの画角のレンズを使いたいと思い立ち、Leica SL3にアダプターを使用してLeica アポズミクロン M75mm F2.0 ASPH. (6bit)と組み合わせて撮影に出ました。


晴れて心地の良い天気だったので大きめの公園でお散歩がてら撮影していきます。
シロツメクサとなずなが咲いていました。小さい頃にシロツメクサは花冠にして、なずなは音を鳴らして遊んでいたのを思い出します。
中望遠なので自分が被写体に無理に近づかなくても程よく被写体を切り抜くことができるのが嬉しいところ。
35mmのレンズ使うときにはヘリコイドのついたアダプターで頑張って寄って撮影していたのですが、今回はヘリコイドをほとんど使用しなくても丁度よい画角で撮影することができました。
また、ボケに関しても前ボケ、後ボケともにしっかりと出ながらもざわつきが少なくすっきりしているので心地よい塩梅です。


春になると多種多様な花が咲き出し街に色味が増えてくるため、カメラを持ってお出かけするのが楽しいです。
4月の上旬に撮影しましたが桜はほとんど散っており葉桜に。今は芝桜やネモフィラ、藤あたりが見頃でしょうか。
今回使用したアポズミクロン M75mm F2.0 ASPH. (6bit)は、色収差を補正したアポクロマート設計のレンズ。
ライカの最高峰とも言われるアポズミクロンの描写は鋭くシャープで細い花弁の一本一本や花粉までしっかりと解像しているのが分かります。
また、35mmや50mmのアポズミクロンが新品で100万円を超えてくるのと比べれば75mmのアポズミクロンはまだ手に取りやすい価格帯でもあります。

ここまでシャープに描写するレンズでは、少しでもピントが外れているとかなり目立ちます。
あまり視力の良くない筆者はレンジファインダーでの中望遠レンズのピント合わせには不安がありましたが、EVFを搭載しているSL3を使用することでその不安を解消することができました。
ピーキングとピント拡大機能を使用することでより緻密なピント合わせが可能に。576万ドットの高解像度と120fpsの高フレームレートのファインダーによってクリア且つ滑らかに像を見ることができます。
また、SLシリーズにも待望のチルト液晶が搭載されました。グリップも深く握りやすいため、チルトと組み合わせてアイレベルだけでなくローポジションやハイポジションでも気軽に撮影可能です。
もちろんライブビュー機能の付いているM型ボディで同じようにピーキングとピント拡大を使うこともできますが、ファインダーで直接見ることのできるSL3は機動力に長けています。
昨年発売されたM EV1も含め、ファインダーから拡大した像を覗くことができるのは特に中望遠や望遠域のレンズを使うにあたってやはり大きな利点になります。また、他メーカーのミラーレスボディでライカのMマウントレンズ使用するのも良いのですが、色味や画作りの傾向などライカレンズの魅力を最も引き出してくれるのはライカのボディであると感じます。



のんびりと撮影をしていたら時刻は夕方に。空がだんだんとオレンジに染まっていきます。
ゆったりとした時間が流れ、犬の散歩や帰路につく人が目立ち始めました。
雲を細部まで描写してくれるのはもちろん、コントラストも高く夕焼けの良く映えた写真を撮影することができました。
SL3なのでLeica Looksをスマートフォンアプリからダウンロードすれば雰囲気の異なる色味の写真を撮影することができますが今回はスタンダードで。
Leica Chromeの落ち着いた色味も好きでたまに遊びたくなることもありますが、シンプルでライカらしい画作りを味わうことができるため最後にはスタンダードに戻ってきてしまいます。


Mレンズでまず最初に購入する方が多いのは35mmや50mmといった画角であり、レンジファインダーの性質上つい避けてしまいがちな中望遠、望遠域のレンズですが、実際に試してみるとそれでしか味わえない魅力が詰まっています。
そして、SL3はMマウントレンズの魅力を引き出しつつ、もっと使いやすく、もっと自由にしてくれるボディです。



