皆さんは写真を撮りに出かけた際、何枚ほど写真を撮りますでしょうか。
私はデジタルになってから撮影枚数がとにかく増えて、毎回電池切れで撮れなくなるか1度で数百枚撮ってしまい枚数ばかり増えていく写真を振り返りながら「無駄撃ち」なんて思うこともあります。フィルム時代のあの「とっておき」感のあるシャッターがたまに恋しいです。
でもこの外に出れない期間に写真を振り返りながら、ふと思ったのです。撮ってきた写真達は本当にただの「無駄撃ち」だったのかと。
そう改めて考えてみて、過去に撮った写真をもう一度現像してみました。それは面白いんだろうか?という疑問を持ちつつ、ひとまず振り返ってみました。
前回【Leica】撮った写真を改めて振り返ってみるの続きになります。
初めて通る道には何があるんだろう、といつもワクワクします。「撮れ高」を気にしてしまうと、どうしても「メインストリート」を選びがちですが、なんでもない道の小さな発見を楽しめる休日って幸せだなぁと感じます。
緑に覆われた道を歩いていくと、急に視界が開けました。
行こうと思えばすぐに行けるような場所でも、案外自分が知らなかったというだけで気づけないスポットというのが沢山あります。
こんな道がずっと続いていくのですが、川を渡っていく船をぼーっと見たり、散歩したり、猫がいたり、ゆるい時間が流れます。
ハイキーもアンダーも独特な描写。このフレアも締まらないアンダーも今の時代のレンズから見れば立派な魅力的な個性。
レンズやカメラで撮るものが変わるのも面白いものです。適材適所、というのか個性を活かしてなんぼ、のようなところはあるのかもしれません。
その個性を正確に理解して使いこなすにはまだまだ付き合いが必要なのですが。
機材は『Leica (ライカ) M10-P』に『Leica (ライカ) エルマー L35mm F3.5』
まさに散歩スナップにちょうどいい組み合わせです。普段レンズだけで約1㎏の重さを持っている筆者にとっては羽が生えたような感覚です。
電車に乗って少し見慣れた町へ。ここからまたテクテクと歩き始めます。
どういう風に歩いて、何を思ってそんな移動をしたのか。写真を見ると、なんとなく思い出せるから不思議です。
HDDに眠ったままの写真、こうして振り返ると、やっぱり面白いものです。次はどんな写真を振り返ってみようかと思っております。