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【OLYMPUS/OM SYSTEM】ようこそ!アートフィルターの世界へ vol.3 ウォーターカラー編

【OLYMPUS/OM SYSTEM】ようこそ!アートフィルターの世界へ vol.3 ウォーターカラー編

「 アートフィルターは撮影体験に新たな哲学を生む」
アートフィルターそれぞれの個性に注目しながら、撮影方法やレンズ選びも一から模索し、その表現の世界をご案内する連載の第三回。

今回ご紹介するフィルターは「ウォーターカラー」です。
ウォーターカラー」は独特な色彩・暗部の転調・輪郭線の表現が特徴的で、とても個性の強いフィルターです。
ⅠとⅡの二種類がありますが、強い変化はないように感じました。
よりわかりやすいフィルター効果を狙うなら【Ⅰ】、より柔らかい表現や輪郭にするなら【Ⅱ】を選ぶことになるでしょう。今回掲載している写真は、すべてウォーターカラーⅡで撮影をしています。
今回使用した機材は「 OM-D E-M1 Mark III × M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 」

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROは高解像度・小型軽量・防滴防塵・高いビルドクオリティなど、様々な観点から観ても素晴らしい完成度の高いレンズで、ユーザーからも高い支持を得ています。
ウォーターカラーは解像感を楽しむタイプのフィルターではありませんが、背景のボケや階調の変化も確認できるよう、あえて大口径のF2.8ズームレンズを組み合わせました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 90mm(35mm判換算 180mm)F2.8 1/1600s ISO200

青空と木々がつくる背景のボケは、ウォーターカラーらしい、水を含ませた絵の具がにじむような表現になりました。
大口径単焦点レンズでさらに大きくぼかすとどのような表情になるのか、他のレンズでも試してみたくなる面白さがあります。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 115mm(35mm判換算 230mm)F2.8 1/2500s ISO200

フィルターの淡い描写は花のイメージとよく調和し、水彩画のような柔らかな雰囲気に仕上がりました。
一方で、枯れ始めた花びらの茶色い部分は輪郭線として強調されるため、大きく印刷するとフィルターの特徴がやや目立つ印象です。ポストカードサイズ程度であれば、その個性も含めてウォーターカラーらしい世界観を素直に楽しめると感じました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 40mm(35mm判換算 80mm)F3.2 1/8000s ISO125

この写真では、ウォーターカラーの特徴である暗部の転調がよく分かります。
逆光では黒く落ち込むはずの木の幹や枝が白く転調し、現実とは異なる幻想的な印象を生み出しています。

普段の撮影では「光を読む」ことを意識しますが、ウォーターカラーではその経験則が必ずしも当てはまりません。
思い通りにならない難しさを感じる一方で、予想を超える表現に出会える新鮮な撮影体験を味わうことができました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 40mm(35mm判換算 80mm)F2.8 1/10s ISO1600

そのため、夜に撮影すると上の写真のような描写になります。
街灯が灯っていても夜らしい暗さは薄れ、一般的な夜景とはまったく異なる印象です。

しかし、実際に夜の街を歩いてみると、このフィルターでしか見ることのできない世界が広がっていました。
現実の夜景を再現するのではなく、ウォーターカラーならではの幻想的な夜を描き出してくれます。
今回撮影した中でも、筆者はこの「ウォーターカラー × 夜」が最も魅力的な表現だと感じました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 150mm(35mm判換算 300mm)F2.8 1/20s ISO1600

写真なのか、それとも絵なのか。
「ウォーターカラー」は、撮影者にそんな問いを投げかけてくる、とても個性的なアートフィルターです。
ぜひ、以下の作例とともに、このフィルターならではの世界観をお楽しみください。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 150mm(35mm判換算 80mm)F2.8 1/640s ISO200

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 40mm(35mm判換算 300mm)F2.8 1/2500s ISO200

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 79mm(35mm判換算 158mm)F2.8 1/3200s ISO200

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 115mm(35mm判換算 230mm)F2.8 1/1000s ISO200

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 130mm(35mm判換算 260mm)F3.2 1/400s ISO200

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 120mm(35mm判換算 240mm)F2.8 1/250s ISO320

今回は、「ウォーターカラー」が生み出す独自の表現をご紹介しました。
強い個性を持つアートフィルターですが、実際に向き合ってみると、新しい発見や撮影体験にあふれたフィルターでした。
思いどおりに写すのではなく、フィルターが生み出す表現を受け入れながら撮影することで、自分自身の写真との向き合い方を改めて考えるきっかけにもなります。また、絵画のような独特の世界観は、モニターで鑑賞するだけでなく、プリント作品として仕上げることで、また違った魅力を感じられるかもしれません。
ぜひ皆様も、「ウォーターカラー」が描き出す世界を楽しんでみてください。

▼前回ご紹介したアートフィルターはこちらから▼

【OLYMPUS/OM SYSTEM】ようこそ!アートフィルターの世界へ vol.1 ラフモノクローム編
【OLYMPUS/OM SYSTEM】ようこそ!アートフィルターの世界へ vol.2 クロスプロセス編

▼使用した機材はこちらから▼







[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:26年08月05日 16時00分 ]

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