
【OM SYSTEM】マイクロフォーサーズの世界~OM-3で街を歩く~
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まだまだ気温の変化が大きく、何を着ていくか迷ってしまうこの季節。
晴れた日に散歩がてら写真を楽しみたいなら、OM SYSTEMのOM-3を連れ出してみてはいかがでしょう。
クラシックな外観の中に詰まった最新の機能、機敏なレスポンスとちょうど良いボディサイズは、そんな日のスナップに打ってつけの1台。
フィルム時代のOM-3の面影をどこかに感じさせてくれるのも、またたまらない魅力です。

この日歩いたのは佃(つくだ)。
月島からすぐそこにあるこの町は、高層ビル群と昔ながらの風情ある街並みが不思議に共存しているエリアです。
その名の通り、佃煮の老舗が軒を連ねることでも知られています。使用したレンズは、換算35mm相当のM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II と、
OLYMPUS時代から不動の人気を誇る換算24-200mm相当のM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROの2本。

24-200mm相当・F4通しというスペックは、フルサイズ用の高倍率ズームが進化を続ける昨今でも、
テレ端F4の明るさと高画質、そして軽量コンパクトを同時に実現できるのはマイクロフォーサーズならではの強みです。
広角から望遠まで安定した描写力が、被写体を選ばない頼もしさを撮影に与えてくれます。

撮影を進めるうちに、望遠の圧縮効果や普段使わない画角の面白さに気づき、どんどん楽しくなってきました。
普段は28〜40mm前後のレンズを使うことがほとんどで、200mmという望遠はほぼ初体験。写真へのアプローチがガラリと変わる新鮮な感覚でした。
この日は約5時間歩き続けましたが、疲れを感じることもなく、OM-3とM.ZUIKOレンズの高い機動性を体感できました。


有効画素数約2037万画素という数字は、センサーサイズと合わせて考えると最初は「どうだろう」と思っていました。
しかし実際に撮ってみると、しっかりと被写体を捉え、解像力の高さにも驚かされます。レンズの実力を余すことなく引き出しているということでしょう。
ズームレンズでありながらこの描写力、さすがPROレンズと唸らせてくれます。

モノクロだからこそ生まれる1枚。こちらもテレ端の200mmで撮影しています。
遠くの被写体を引き寄せるだけでなく、見慣れた光景を抽象的に切り取る表現も可能にしてくれます。
『新たなる凝視』という写真集があるように、身近なものを望遠の視点で捉え直すと、そこには新しい驚きが待っています。

なぜ佃なのか。その答えはこの1枚にあります。
この場所は、1995年に刊行された長野重一氏の写真集『東京好日 』の表紙を飾った場所なのです。
31年が経った今も、その風景はほとんど変わっていません。写真家の作品にたびたび登場するこの佃を、
個人的に”写真の聖地”と思いながら定期的に訪れている場所です。そうした思いもあり、今回はモノクロメインで撮影しました。

レンズをM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 IIに持ち替えました。
そのコンパクトなサイズはOM-3との相性が抜群で、まるでフィルム時代のOMに50mm F1.8を装着したような佇まいです。
シャッターを切るたびに、かつてOM-4Tiで撮り歩いた日々がふと蘇り、胸が高鳴る時間でした。

マイクロフォーサーズの特徴のひとつに、アスペクト比4:3があります。
フィルム経験者の中には最初とっつきにくさを感じた方もいたかもしれませんが、
スマートフォンや中判デジタルが4:3を標準とする今、その違和感もずいぶん薄れてきたのではないでしょうか。
むしろ4:3の方が直感的に使いやすいと感じている方も多いはずです。


特にスナップの場面では、被写界深度の深さからパンフォーカス的な撮影がしやすいマイクロフォーサーズ機は根強い支持を集めています。
PanasonicのGX7シリーズやOLYMPUSのPEN Fが今なお愛され続けているのは、コンパクトでレンズ交換ができる高画質なモデルとして
近年のカメラのトレンドに近い商品の性質を持ち合わせている事も理由の1つ。

実は今回このOM-3を手にしたきっかけは、SNSでの話題でした。
価格が落ち着いたタイミングに「このクオリティでこの値段は反則!」という声とともに広まり、
素直な写りに惹かれて試してみると、手に馴染むサイズ感、キビキビとしたレスポンス、静かで心地よいシャッターフィーリングと、どこを取っても完成度の高い1台でした。
GWが始まる前に、OM-3を手に軽やかな撮影を楽しんでみてください。
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