Motorsports photo #10 【EOS-1D X Mark III】
「キヤノンで初めてのモータースポーツ撮影」
10月の3日、4日待ちに待った、観客を入れての SUPER GT の開催。
ブログをご覧いただいている皆様の中にも、観戦をされた方がいるのではないでしょうか。
久しぶりのGTカーのサウンド、胸にじんと来るものがありました。
昨年の8月以来となるSUPER GTの撮影ですが、普段から慣れている機材ではなく、初めて使うメーカーで撮影をしてみようと思い、今回はキヤノンを使うことにしました。
Nikonを10年以上使用し撮影してきた筆者にとって、キヤノンのカメラは未知。
電源ボタンがどこにあるのかという、初歩的なところからのスタートとなりました。
今回、撮影に使用した機材は、EOS-1D X Mark IIIにEF400mm F2.8L IS USM、エクステンダー EF2x IIという組み合わせです。
それではご覧ください。
絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/640 / ISO:100 / 焦点距離400mm
新型コロナウイルスをはじめとする感染予防および拡散防止対策のため、パドック側への関係者以外の立ち入りが禁止のため、メインスタンドから室屋 義秀氏のフライトパフォーマンスを撮影。
絞り:F4 / シャッタースピード:1/1600 / ISO:100 / 焦点距離400mm
メインスタンドの為、立っての撮影や三脚や一脚の使用は観戦している方への迷惑となるので、今回は手持ちで座りながら、撮影を行いました。重さ5キロ近いレンズを手持ちで撮影するのはかなり大変でした。
使用したEF400mm F2.8L IS USMは1999年に発売をしたレンズ。20年も前に発売したレンズとは思えないほどAFが機敏で、驚きながら撮影をしておりました。
さて、スペシャルフライトも終わり、いよいよGTのスタート進行。
せっかく、普段と違う機材で撮影をするので、撮影場所も普段とは違う場所で撮ることに。
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500 / ISO:500 / 焦点距離800mm
選択したのは、コカコーラコーナー。
普段ほとんど撮ることがないコーナーなので、どの辺りから狙うか行ったり来たり。
楽しく撮影できそうな場所には多くの方が…..(メインスタンドでレース観戦に夢中になりすぎたためです。)
なるべく人との間隔が取れる場所で撮影することに。
エクステンダー無しの400mmでは全く撮れない場所なので、2倍のエクステンダーを装着し800mmでの撮影。
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500 / ISO:400 / 焦点距離800mm
普段から焦点距離を1.4倍や2倍にして撮影しておりますが、慣れない機材のせいなのか、なかなか設定が決まらず。
慣れない手つきで撮影設定を変更しているうちに、レースも終盤に。
普段、撮影中にデータを見たりしないのですが、今回は気になり見てみると…
やはり確認してみて正解でした。ずっと気になっていた目の前のフェンスがかなりの確率で写り込んでいました。
設定を変更し、再度撮影をしてみることに。
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500 / ISO:100 / 露出補正-2 / 焦点距離800mm
露出補正を-2に設定し、アンダーめに撮影。
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000 / ISO:320 / 露出補正-2 / 焦点距離800mm
少しやりすぎた感じもありますが、網が写り込むより良しとしておきましょう。
因みに今回撮影した場所で、ピントを大きく外すと…
自分の目の前には、このようにフェンスが出現します。
レンズとエクステンダーとの組み合わせが問題なのか、今回の撮影ではこのような写真が多かった印象です。
色々なことを試しながら撮影を行いましたが、今回は300kmレースということもあり、あっという間にレースが終わってしまいました。
今月もFSWにてSUPER GT Round8が開催されますので、時間配分に気をつけながら、撮影に望めればと思います。