Motorsports photo #12 【EOS R5】
「Canon EOS R5でモータースポーツ撮影」
早いもので、12月も半分が過ぎてしまいました。
今年はあと何回、写真を撮りに出かけることが出来るのかなと思いながら日々過ごしております。
さて、筆者は10月に初めてキヤノンのカメラを使用し、モータースポーツを撮影したのですが、デビュー戦は残念な結果に終わり、リベンジに燃える前回のMotorsports photo #11では、なんとか満足のいく写真が撮れ、自信を取り戻しつつあるところであります。
#11では、EOS-1D X Mark IIIで撮った写真をご紹介しましたが、今回の#12ではレフ機ではなくミラーレスEOS R5を使用し撮影をした写真をご紹介します。
レンズの構成は#11同様、EF500mm F4L IS II USM + エクステンダー EF1.4X IIIとなっております。
では早速ご覧ください。
Canon EOS R5 + マウントアダプター EF-EOS R + EF500mm F4L IS II USM + エクステンダー EF1.4X III
絞り:F6.3 / シャッタースピード:1/500 / ISO:250
ここ数年はミラーレスカメラでモータースポーツを撮ることが多かった筆者。特にNikon Z7 / Z6をメインで使用し、あまり動体をあまり得意としない機種で撮影をしておりました。
筆者にとってR5も動体撮影のイメージはなく「Z7に近いような撮影方法」で撮らないと厳しいのかなと思っておりましたが…
実際に使用してみるとそのようなことはなく、難しく考える必要がないくらい、スムーズに撮影が行えました。
ただ、油断は禁物です。たまたま上手く撮れただけの可能性は十分に考えられますので徐々にシャッタースピード(以下SSと略)を遅くしていきます。
Canon EOS R5 + マウントアダプター EF-EOS R + EF500mm F4L IS II USM + エクステンダー EF1.4X III
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/400 / ISO:250
SS1/400とまだまだ速いですが、経験的にこのスピードでも捉えられない場合もありますが、R5は簡単に撮影ができました。
Canon EOS R5 + マウントアダプター EF-EOS R + EF500mm F4L IS II USM + エクステンダー EF1.4X III
絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/250 / ISO:200
一気にSSを遅くしてみましたが、これまた驚き。連写をしていてもほとんどの写真にピントが来ておりました。
これなら、もっと遅くしても撮れると思い、SS1/200より遅くしてみることに。
Canon EOS R5 + マウントアダプター EF-EOS R + EF500mm F4L IS II USM + エクステンダー EF1.4X III
絞り:F8 / シャッタースピード:1/160 / ISO:400
さすがにSS1/200以下になると、ピントが合っていない写真が増えてきますが、それでも動体を得意としていない機種と考えるのならば、素晴らしいの一言。
Canon EOS R5 + マウントアダプター EF-EOS R + EF500mm F4L IS II USM + エクステンダー EF1.4X III
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/160 / ISO:250
EOS R5いい意味で期待を裏切られました。約4500万画素もある機種でこんなに動体をスムーズに撮れるとは驚きました。
「R5=動体は撮れない」と認識していた筆者。正直、恥ずかしい。使ってみなければわからない事はたくさんあると再認識させられました。(もちろん撮影に工夫が必要な場合もございます。)
半日ほどの撮影時間でしたが、その短時間でも凄いカメラだと感じることができました。
R5でここまで撮れるのならば、R6はどうなのだろう。
そんな疑問に次回、お答え出来たらなと思います。
~【サーキット撮影のすヽめ】#2「気になっていたRFレンズで撮影してみる」~
実は筆者、ずっと気になっていたRFレンズがございます。
それが「RF800mm F11 IS STM」
重さなんと1,260g。800mmともなれば、大体が4,000gオーバーなものが普通。1キロちょっとの重さなら、手持ちで800mmの世界が体験できるではありませんか。
F値は11の固定ではありますが、ものすごく開放で写真を撮るわけではないので、フェンスさえ抜けてくれればと思いながら撮影しました。
Canon EOS R5 + RF800mm F11 IS STM
絞り:F11 / シャッタースピード:1/200 / ISO:400
撮ってみて感じたことは、「シーンを選ぶが手持ち800mmは魅力的」。
どうしても目の前にはフェンスがあり、F11では写り込んでしまう。フェンスの切れ目を探して撮影しなくてはならないのが難点かなと。(上記の写真でもお分かりいただけるように、だいぶ写り込んでいます。)
ですが、800mmで手持ちが出来るのは本当に魅力的。モータースポーツよりも野鳥などの撮影に最適かもしれません。