Motorsports photo #15【Canon RF800mm F11 IS STM】
今回はCanon RFマウントで気になっていた、RF800mm F11 IS STMをEOS R5に装着し、モータースポーツの撮影を行いました。
何ヵ月か前に一度だけ触ったことのある、このレンズ。F11では網が抜けないことが分かっていたので、今回は網が被らないコーナーから撮影を行いました。(コカ・コーラコーナー)
撮影は3月24日に富士スピードウェイにて行われた、スーパーフォーミュラ 公式テストになります。
この時期になると、各地でテストが行われるので開幕が楽しみでしかたありません。
では早速ご覧ください。
Canon EOS R5 + RF800mm F11 IS STM
絞り:F11 / シャッタースピード:1/200 / ISO:160
このレンズ重さなんと、約1260g。
「1260g?800mmで!?」初めて聞いた時、他のスタッフに聞き直した記憶があります。
上記の写真もそうですが、手持ちで800mmの撮影が楽しめるのは非常に撮影の幅が広がります。
さてさて、練習走行の時間になり細かく設定をする前にシャッターを切ってみました。
Canon EOS R5 + RF800mm F11 IS STM
絞り:F11 / シャッタースピード:1/500 / ISO:320
コーナーに進入してきた車両に意外とピントが速く合うなと感じましたが、撮影画像を確認してみると「おや?」
ピントが全然あっていないことに気が付きました。シャッタースピード(以下SSと略)を速くし撮影してみることに。
Canon EOS R5 + RF800mm F11 IS STM
絞り:F11 / シャッタースピード:1/5000 / ISO:2500
SS 1/5000から試してみましたが、ISO感度が極端に上がりすぎ、今度は画質が低下してしまう結果に。
Canon EOS R5 + RF800mm F11 IS STM
絞り:F11 / シャッタースピード:1/1000 / ISO:640
ISO感度も上がりすぎず、安定して撮れるのがSS1/1000あたりでした。
上記は連写をしている1コマになりますが、連写をしていても安定して撮影ができました。
1時間ほど経過し、手持ちで撮影することにも慣れてきたので、SSを少し遅めに設定し撮影することに。
Canon EOS R5 + RF800mm F11 IS STM
絞り:F11 / シャッタースピード:1/320 / ISO:160
やはりSSを遅くし撮影すると、ピント合わせもシビアになってきます。
Canon EOS R5 + RF800mm F11 IS STM
絞り:F11 / シャッタースピード:1/250 / ISO:160
ですが時間とともに、筆者自身が被写体の速度に慣れてきたのか、うまくピントを合わせることができたように感じます。
撮影を終え感じたことは、撮影シーンを選ぶ必要があるレンズであるということ。
また、普段は一脚を使用し撮影しているので、試しに取り付けて撮影してみましたが、角度をつけて撮影するのが好きな筆者にとって、三脚リングがないのは、とても難しい撮影となりました。
そして、どうしても絞りがF11固定なため、SSを上げた撮影をするとISO感度がグッと上がるので画質の低下が起きてしまい、使用環境としては明るい場所でSSは比較的遅めが良い印象です。
ただ、携帯性の良さは抜群です。気軽に「800mm」の超望遠撮影が楽しめるのは、ものすごく良い点です。
手持ち超望遠の世界を是非このRF800mmで皆様も体験してみてはいかがでしょうか。