Motorsports photo #19【Canon EOS 5D Mark IV】
EOS 5D Mark IV × 動体撮影
筆者はモータースポーツをメインで撮影しておりますが、レース観戦ができない日々が続いております。
そこで今回は、なかなか整理ができていなかったレースの写真をご紹介いたします。
普段は動体が得意なカメラで撮影することが多い筆者ですが、画像を整理していると動体撮影のイメージがないCanon EOS 5D Mark IVで撮影をした写真を見つけました。約3040万画素とそこまで高画素ではなく、扱いやすい画素数の5D Mark IV。Canonの上位モデルの凄さを体験してみます。
組み合わせたレンズはお気に入りのEF600mm F4L IS III USM。そしてバッテリーグリップ BG-E20も使用し、バッテリーを2個搭載し撮影に挑みました!
Canon EOS 5D Mark IV + EF600mm F4L IS III USM
絞り:F14 / シャッタースピード:1/125 / ISO:640
比較的に暗めの写真が多いなと思いましたが、それもそのはず15時からレーススタート。
最近はよくEOS-1D X Mark IIIを使用していたこともあり、操作も違和感なく撮影できました。
そして肝心の写真の方はというと…極端にシャッタースピード(以下SSと略)を遅くせず切っておりますが、とてもスムーズに撮れてしまいました。
Canon EOS 5D Mark IV + EF600mm F4L IS III USM
絞り:F16/ シャッタースピード:1/100 / ISO:640
そして、撮影していて驚いたことはAF性能のすばらしさです。
撮影する前は少し不安もあったのですが、いざ撮影すると不安も吹き飛びました。
Canon EOS 5D Mark IV + EF600mm F4L IS III USM
絞り:F20/ シャッタースピード:1/100 / ISO:640
SS 1/100あたりでも安心して被写体をとらえることができます。
ただし最高約7コマ/秒ということで、もう少し細かく撮れていればなという写真も多かったのも事実。ですがそこまでネガティブな問題ではありません。
秒7コマも撮影できるのであれば、モータースポーツ撮影でも楽しめます!
Canon EOS 5D Mark IV + EF600mm F4L IS III USM
絞り:F18/ シャッタースピード:1/50 / ISO:640
少し天候も怪しくなってきていたので、思い切ってSSを1/100以下に設定し撮影してみました。
様々なカテゴリーが混走しているので、ちょうどよくマシンが重なり合っているシーンを捉えることに成功。
Canon EOS 5D Mark IV + EF600mm F4L IS III USM
絞り:F29/ シャッタースピード:1/20 / ISO:640
結論から申し上げますと、動体撮影でも5D Mark IVはとても楽しいカメラです!
撮影日はNikon D6やSONY α1、Canon EOS-1D X Mark IIIなど様々な機種を使用していたため、そこまで長い時間撮影はできませんでしたが、短時間でも5D Mark IVというカメラの凄さを実感することができました。
そして今回筆者は、AFのカスタム設定を[Case 1]と[Case 4]の2パターン試して撮影を行いました。
[Case 1]は「汎用性が高い基本的な設定」で様々なシーンに対応可能。[Case 4]は「被写体が急加速/急減速するとき」などの時に効果的な設定で、速度変化に対応できます。AIサーボAFの設定は「被写体追従特性」「速度変化に対する追従性」「測距点乗り移り特性」なども細かく設定が行えますので、被写体に合わせた設定をすることにより、より快適に楽しく撮影が行えるのではないでしょうか。
オールマイティな5D Mark IV。ぜひこの楽しさを皆様も体験してみてください。
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