Motorsports photo #27【FUJIFILM X-H2】
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前回のMotorsports photo #26ではFUJIFILMのX-H2SにFringerのマウントアダプターFR-FTX1を取り付けNikon Fマウントレンズを取り付け撮影を行いました。1年ぶりの FUJIFILM機での撮影になりましたが快適に撮影をすることができました。
サーキットで使用したFUJIFILM Xシリーズの印象は非常に軽く機動力抜群。前回使用したボディのX-H2SはAFも非常に滑らかで被写体への食いつきも良かった印象です。ただ1年以上サーキット撮影をFUJIFILMでしなかった理由は望遠レンズの選択肢がXF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WRとXF200mm F2 R LM OIS WRしかなかったから。ですが、昨年XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WRという35mm版換算で914mmまでカバーするレンズが登場し望遠の選択肢が増えたということで、今回の撮影で使用することにしました。
本ブログで組み合わせたボディは約4020万画素「X-Trans(TM)CMOS 5 HR」センサーを搭載したX-H2になります。
それでは撮影した写真をご覧ください。
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR
絞り:F8 / シャッタースピード:1/200 / ISO:400 (ズーム域600mm)
X-H2は高画素機ではありますが、連写をしてもストレスなく撮影ができました。(撮影は全てメカシャッターになります・約15コマ/秒)
2000枚ほど撮影して感じたことは、高画素機のX-H2も動体は『簡単に撮れる』ということ。
動体を追いかけるための被写体検出AFに関しては「X-H2S」と比較をすると間違いなく動体を得意とする「X-H2S」に軍配が上がりますが、それでもストレスを感じることはなくスムーズに撮影が行えました。決して動体撮影ができないわけではなく、「X-H2S」が動体に関して飛びぬけているだけのように思います。
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR
絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/200 / ISO:200 (ズーム域406mm)
普段は単焦点で撮ることが多いので、ズームレンズだとここまで撮影の幅が広がるんだなと感動。
普段は撮らないコーナーへ行き撮影を楽しむことができました。
それならば普段撮影しているコーナーではこのズームレンズがどのように撮れるのか確認することにしました。
それでは150mm(ワイド側)と600mm(テレ側)がどれほど画に違いが出るのかご覧ください。
フジノン XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR (ズーム域150mm)
まずはワイド側。
コーナー全体とレーシングカーという画が撮りたい場合はこのくらいの画角がベストのように感じます。
しかし撮影場所によってはフェンスなど余計なモノが写ってしまいますので、ズームをして調整した方が良さそうです。
フジノン XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR (ズーム域600mm)
続いてテレ側。
ご覧の通り、画角がかなりタイトになります。
少し場所を考えながら撮影すると迫力のある画が撮れそうです。
それでは実際にフォーミュラカーも入れた写真をご覧ください。
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR
絞り:F6.4 / シャッタースピード:1/125 / ISO:125 (ズーム域222mm)
少しだけズーミングし200mm付近での撮影になります。
フレーミングがうまくいかない時はこのくらい引いている方が撮影がしやすい印象です。
続いてテレ側での撮影です。
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR
絞り:F8 / シャッタースピード:1/1250 / ISO:800 (ズーム域558mm)
狙っているポイントはワイド側とほぼ同じ場所になります。
雰囲気が大きく変わったように感じます。
お気に入りの1台を狙いたい場合などに使いたいズーム域かもしれません。
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR
絞り:F8 / シャッタースピード:1/1250 / ISO:800 (ズーム域600mm)
同じ場所からの撮影になりますが、上記2枚とは違い被写体を捉えるポイントを少し変えて撮影しています。
こういった調整が自分が動かずにできるのがズームレンズの良さだと再認識しました。
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR
絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/200 / ISO:200 (ズーム域406mm)
画面いっぱいに被写体を入れてみたり、はたまた一部を切り取って撮影してみたり、色々なバリエーションで楽しむことができました。
望遠レンズの選択肢が増えたFUJIFILM Xシリーズはサーキット撮影でも頼もしい存在になってくれると確信しました。
是非、皆様もXマウントの望遠レンズの楽しさを体験してみてください。
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