
【Nikon】写りもワクワクも、キットレンズと全然違う!あなたの写真がもっと楽しくなる、おすすめレンズ3選
キットレンズの次にお勧めしたい1本をご紹介~Nikon編~
NikonのAPS-Cミラーレスにキットレンズとして設定されているNIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VRは、小型軽量かつシャープな写りが特徴です。
風景や人物など様々な被写体に対応できる汎用性を備えておりますが、「もっとボケを楽しみたい」、「写真に立体感が欲しい」などステップアップを望む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
単焦点レンズの持つ豊かなボケ味や、マクロレンズのクローズアップ撮影、ズームならではの圧縮された迫力のある雰囲気など、レンズ交換により無限の可能性を引き出せるのが一眼の魅力。
今回はキットレンズの先にある新しい世界へと歩みを進める皆様へ、カメラがもっと楽しくなる「お勧めの3本」をご紹介いたします。

キットレンズと何が違うのか?
キットレンズとは、カメラメーカーが新品のボディとレンズを組み合わせ、セットにしているレンズの事を指しています。
別々で購入するよりお安く価格設定されていることが多く、カメラを始めてみたい方にはおすすめなセット商品になっております。
例外はありますが、多くの場合キットに選ばれるレンズの多くは、単品でも低価格帯のものが多く、カメラを始めたい方の最初の1本には十分な性能を持っています。
では、キットに選ばれるレンズとそうでないレンズにはどんな差があるのでしょうか。
キットレンズとレンズ単体での販売があるレンズの大きな違いは、大きく区別すると3つに分かれます。
○ 2.ズームするか単焦点レンズか
○ 3.F値がどのくらいなのか
どのくらい広角・望遠のレンズか
一度に写し込める広さ(画角)が異なります。
たとえば、より広い「広角レンズ」を用いれば、自撮りでも顔だけで窮屈にならず、周囲の景色までゆったり収めることが可能です。
また、遠くの被写体を鮮明に引き寄せる「望遠レンズ」も、異なる世界を教えてくれます。
ズームするか単焦点レンズか
あえてズーム機能を排し、一つの焦点距離のみに特化した単焦点レンズ。
自らの足で動いて構図を決めるスタイルになりますが、その画角専用に最適な光学設計が施されているため、キットレンズを圧倒するシャープでクリアな写りを楽しめます。
F値がどのくらいなのか
F1.2やF1.8、F2.8といった数値が低い(明るい)レンズほど背景に大きなボケが生まれ、主役をドラマチックに際立たせます。
キットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR」は望遠側でF6.3と暗くなるため、ボケを活かした表現が難しいという特性があります。
では、このキットレンズの次におすすめなレンズはどんなレンズになるのでしょうか。
おすすめしたいレンズ3本をセレクトいたしましたので、写真も交えてご覧ください。
おすすめレンズ3選
Tamron 17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD/Model B070Z

○ 2.ペットボトルとほぼ同じ540gの重量
○ 3.嬉しい光学手ブレ補正付き
Tamronは、長い歴史を持つ日本のレンズ専門メーカーです。
自社でボディを設計するのではなく、様々なブランドのカメラに使えるレンズを設計・販売しています。
純正品にはないユニークなラインナップを展開し、様々なユーザーの心を魅了するTamron。今回はその中からF2.8通しのAPS-C用ズームレンズをチョイスしました。

カメラを始めてしばらく経つと、「F2.8通しのズームレンズ」というものが必ず気になってきます。
これらはズームレンズでありながら開放F値が明るく、写真の背景を大きくぼかしたり、暗い場所でシャッタースピードを稼ぐ事が出来るため、今まで諦めていた表現が可能となるのです。
また、基本的にハイエンドモデルばかりなので、持つこと自体への憧れもあるでしょう。
造りの良さやカッコよさといった、「写欲」につながる部分も見逃せません。

「このレンズを手にすれば、撮れる写真が変わるかもしれない」というワクワクは、カメラ趣味の醍醐味でもあります。
それが確かな実力を持つ一本なら、なおさら。
このレンズは絞り開放からシャープな像を結ぶので、画質を良くするために絞る必要はありません。
それはつまり、ぼかしたいと思ったときに思う存分にボケを楽しめるという事。
思いのまま、自分の望む表現ができます。

NikonのZマウントAPS-C機には、ボディ内手ブレ補正がありません。
※2026年7月現在のラインナップにおいて。
昨今のカメラは高感度耐性が高いとはいえ、やはりレンズ内手ブレ補正はありがたいものです。
薄暗いシーンでも磯感度を上げずに撮影が出来るので、よりきれいな写真が撮れますし、ふとした時ちょっとラフにシャッターを切ってしまってもしっかりと止めてくれます。

さて、本レンズを検討する方は、純正レンズのNIKKOR Z DX 16-50mm F2.8 VRも比較されていると思います。
この2本を比べて最も目立つ違いは、サイズもさることながら焦点距離でしょう。
50mmと70mmってほとんど同じでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その違いは、決して小さくありません。
特にポートレートや物撮りをする場合、50mmと70mmのパース(遠近感の誇張による歪み)の付き方は全く違うのでここが大きな武器になります。
もちろん花などに寄って撮影する場合も有効です。

純正レンズではないことを心配に思う方へお伝えしたいのは、Tamronはアフターサポートがしっかりしている日本メーカーだという事です。
TAMRON Lens Utilityという純正ソフトを使用し、鏡筒に備え付けられたUSB-Cポートを介してファームウェアのアップデートを行うこともできます。
本レンズの関連記事はこちら(リンク先はFUJIFILM Xマウント用の当レンズで撮影された写真となります)
マップカメラスタッフが語る「ニハチ」の魅力~TAMRON 17-70mm F2.8 DiIII-A VC RXD B070~
NIKKOR Z 28mm F2.8

○ 2.重量わずか155g!(Special Editionは160g)
解放F値2.8を誇る、広角単焦点です。
フルサイズ機では眼前の景色をダイナミックに切り取る事ができるワイドアングルな眼として。
APS-CのZマウント機で使用すれば、フルサイズ換算42㎜の標準レンズとして運用することができます。
プラスチックマウントを不安に思う方がいらっしゃるかもしれませんが、実用上問題の無い強度がしっかりと担保されていますので、全く問題ありません。

キットレンズにも内包されている画角を、もう一本持つことに意味があるのか?と思う方へ。
それに対する返答は2つあります。
まずは画質。単焦点レンズはその画角の専用設計なので、歪みの少なさや解像力、ボケ味といった画質に直結する部分が優れています。
そのため写真の中心だけではなく周辺までしっかりと写る上、明るいF値を活かしてたっぷりぼかした際のボケがスムーズで綺麗なのです。

質感表現もお手の物で、写真から物の硬さや表面の触り心地をイメージできます。

次は構図について。
単焦点レンズはズームができないので、自分で良い構図を作る必要が生まれます。
どう切り撮るか。何をフレームインするか。そして何を切るのか。近寄って、遠ざかって、斜めに構えて、まっすぐにして・・・。
「何となく撮る」という事が少なくなるため、その分仕上がりもレベルアップ!
写真も習い事と一緒で、考えることでうまくなります。

広角単焦点を使う場合、平面的な構図から始めると親しみやすいと思います。
画面の真ん中ではなく周辺に被写体を配置して、主役のほかにもう一つ、準主役を追加してみましょう。
その際、余計なものが画面内に写り込まないよう配慮することも大切です。
(例えば観光地で撮影する場合、様々な場所に注意書きがあると思うのですが、そういったものを入れると途端に残念な写真に・・・)

本レンズには、ZfcやZfといったクラシカルなボディにマッチする「Special Edition」もラインナップされています。
フィルム一眼レフカメラ「ニコン FM2」が発売された当時のNIKKORレンズにインスピレーションを受けたデザインで、当時の設計図を紐解いて忠実に再現したローレット(滑り止めパターン)も採用。
カメラを持つことが楽しくなるヘリテージデザインを、標準版と比べてわずか5gの重量増にとどめながら実現しています。
もちろん写りや使い勝手は通常版と全く一緒なので、安心して高画質を楽しめます。
本レンズの関連記事はこちら
Nikon NIKKOR Z DX MC 35mm F1.7

○ 2.遠景撮影でも楽しめる高画質
○ 3.最短撮影距離0.16m。迫力のある被写体描写を楽しめる
2025年10月31日に発売した、APS-Cサイズ/DXフォーマットカメラ用のマクロレンズです。
片手でラクラク持ち運べる小型ボディに、フルサイズ機の等倍相当のマクロ撮影機能を盛り込んでいます。
※もともとの最大撮影倍率0.67倍を、フルサイズ換算で×1.5すると1.005(等倍)になります。
撮影倍率について詳しく知りたい方はこちらをお読み下さい。
マクロ撮影の醍醐味は、なんといっても「寄れる」ことでしょう。
この感覚は昨今の高性能スマホに慣れている方でも新鮮だと思います。望遠レンズや光学ズームレンズが内蔵されたスマホはあれど、マクロレンズは外付けのアクセサリーで対応となる事が多いのではないでしょうか。

例えばこの写真。掌にすっぽり収まってしまう程の大きさしかない猫の小物を岩の上に置いて撮影しています。
思い切って近寄った甲斐もあり、ダイナミックな戦いのシーンを再現することができました。
マクロ域での撮影では、ほんの少しカメラを動かすだけで全く違った写真になるので、細かな構図決めが写真の出来を左右します。
こう聞くとなんだか難しそう・・・と感じるかもしれませんが、実際にはカメラを構えてちょっと動くだけで背景の色や玉ボケが次々変わるので、万華鏡を見ているようでなかなか楽しいものです。
ピントを合わせたい対象が複数ある場合、マクロレンズは被写界深度(ピントが合う範囲の事)が狭いので、可能な限りカメラから同じ距離に配置すると良いでしょう。

さて、マクロレンズというとどうしても「近接撮影用のレンズ」というイメージがついて回ります。
「別にそんな特殊な撮影はしないなぁ・・・」とお思いの方、実際には通常の撮影でも問題なく使えるばかりか、歪み等が少ないので遠景描写も高画質なのです。
上の写真をご覧ください。
平面的な木箱を撮影したにもかかわらず、しっかりと奥行きが感じられるのは高画質なレンズならでは。
「ボケとピント面」というお話ではなく、背景から独立している感じが見て取れます。
また、直線的な被写体を撮影しても気になる歪みが出ないので、建造物や人工物の写真を撮るときには大活躍してくれるでしょう。

そんな高画質なレンズの恩恵は、何を撮っても感じることができます。
描写が難しい被写体ランキング最上位クラスの水ですらこの通り!
ヌメッとした液体の、とらえどころがない様を見事に写し撮ってくれました。
簡単に非日常に出会えるマクロレンズは、手にしたその日から見慣れた景色が一変する魔法の一本です。

上でご紹介したNIKKOR Z 28mm F2.8よりも望遠寄りなレンズでありながら、解放F値は1段以上明るいので、より一層ボケを意識した撮影を楽しめます。
(ピントを合わせた乗降用ドアから、奥に行くにしたがってなだらかにぼけています)
このおかげで写真に写る情報をコントロールできるので、見せたいものだけにフォーカスした作品作りができることが魅力です。
本レンズの関連記事はこちら
最後に
カメラの世界では昔から、「レンズを変えれば写真が変わる」と言われてきました。
それはボディの性能が圧倒的に進化した現代においても同じです。
新しいレンズには、それこそ見慣れた散歩道でさえ一変させてしまうほどの違いがあるのです。
せっかくカメラを手に入れたのに、キットズームだけで終わるのはもったいない!
ぜひこの記事を参考に、皆様の「お気に入りの一本」を見つけてください。
きっと、もっと写真が楽しくなるはずです。
ショッピングクレジットの分割払いをご利用で月々の支払い額を抑えてお支払いも可能ですので合わせてご検討ください。




