【マップカメラ情報】Nikon D60 レポート
2008年2月22日に発売された、1020万画素CCDセンサー搭載エントリーモデルNikon D60のレポートをお届けします。
■小さく、使いやすく
D60は、D40からのニコンの新機軸コンパクトなエントリーモデルの3代目。
コンパクトながらグリップが握りやすく、しっかり作り込まれている点がこのシリーズの良いところです。
D60の進化のポイントは
・イメージセンサークリーニング、エアフローコントロールシステム
・ファインダーを覗くとinfo表示が自動的に消えるアイセンサー
・パソコンを使わずにカメラで出来るRAW現像、撮影画像からユニークな動画が作れるストップモーション機能
・アクティブDライティング
更に、『レンズキット』、『ダブルズームキット』付属のレンズが、手ブレ補正機能付きのVRレンズに変更になりました。キットレンズがVRレンズになった事により手ブレによる失敗が少なくなり、撮影の幅が広くなっています。
■シンプルな操作系とFnボタン
操作系は、必要最小限にまとめられた撮影時に使用するボタン、メニュー系ボタンに分かれています。
シンプルな操作と、液晶モニターのインフォメーション機能で、ボタン操作で迷うことはないと思います。
基本的にISO感度を含めてカメラ任せのAUTOモードにしておいて、写真を撮ることを楽しむ使い方が良いと思います。慣れてきたら、露出補正ボタンや、アクティブDライティングボタンを使って、写真の明るさをコントロールして行きましょう。
背面の拡大ボタン(+記号の虫眼鏡マーク)に割り当てられている撮影設定変更機能は、メニュー画面に入らなくても簡単にISO感度や仕上がり設定を、一覧で確認しながら変更出来る便利な機能です。
ボディー側面のFn / セルフタイマーボタンにISO感度を割り当てると、FnボタンでISO感度の設定変更画面を呼び出すことが出来ます。
Fnボタンには、ISO感度設定の他に、レリーズモード(連写、セルフタイマー、リモコン)、画質モード・画像サイズ設定、ホワイトバランス設定を割り当てる事が出来ます。
撮影時に良く使う機能を割り当てて置くと便利です。
ちなみに、私のD60セッティングはFnボタンにISO感度設定、ホワイトバランスはオート(RAW撮影なら現像時変更が可能です)、レリーズモードは連写(一枚撮影と連続撮影を指先でコントロール出来る用になるとモード切替の必要が無くなります)となっています。
D60と高速タイプのSDメモリーカードを使用すると、RAW撮影時でもバッファ開放までの待時間が少なく、エントリークラスとは思えない快適な撮影が可能です。
入門機として、小さな高画質1000万画素のサブカメラとして、Nikon D60はオススメの一台です。
■ISO感度
ISO感度別のサンプルです。撮影データの一部(右の写真の枠内の明るい部分)を500万画素相当にトリミングして掲載しています。
ISO400やISO800は常用感度として利用できます。
ISO1600では暗部のざらつきが目立ちますが、明るい部分の解像感はしっかりとありますので、ISO1600も実用的に使えます。
ISO1600やISO3200などは、数年前では考えられないほどのノイズの少なさです。