
去年の初め頃、高校時代の友人たちと1泊2日の旅行に出向いてきました。
大人になった今でも、定期的に集まる友人たち。
筆者はしばらく集まりに参加できていなかったこともあり、この旅行をぜひ写真に収めておきたいと考えていました。
とはいえ、写真撮影がメインでの旅行でもないため、大きな機材を持って行くのも仰々しい。
気軽に持ち出せて、肩肘張らずに撮影できるカメラが好ましい。
ひさびさにフィルムカメラを持ちだしてみよう。
レンズも1本で済ましてしまえば、後は撮るだけです。
今回はそんなラフスナップをメインとした、フィルム×旅の紀行をお届けいたします。

季節は冬。年明けとは言えまだまだ肌寒い日が続いていました。
旅行へ向かう車内、その道中の風景を後ろから収めます。
早朝の出発だったため、高速に乗り込んだあたりでようやく朝日が差してきました。
フィルムの雰囲気と朝の柔らかな日差しがマッチしています。


海が見えてきました。
使用したレンズはAi AF Nikkor 50mm F1.8Dでしたので、隣にいる友人を撮るには少し手狭な画角。
ですが、普段なら選ばない画角“ならでは”の写真を撮影することが出来ました。


カラーネガの中で筆者が最も好んでいるのが、この「Kodak UltraMAX 400」です。
その特徴は、Kodakらしい彩度やコントラストの高さと、独特な青の発色。
爽やかな水色のような発色は、水辺や青空を写すのにうってつけです。
ISOも400と、曇天や室内での撮影でも使用できる点が、シーンを選ばないため嬉しいポイントです。


旅館に着く前に、美味しそうなモンブランを見つけました。
さっき食べたお昼のことは置いておいて、こちらもいただきましょう。


旅館に着きました。
夕食の前に、トランプで一勝負です。
寝床をかけた戦い、勝ったらベッド、負けたらソファです。
学生の頃は、こうして休み時間や放課後などを一緒に過ごしたものです。
あの頃と変わらない空気が流れます。


夕食後も勝負は続きます。
段々ヒートアップしていったためか、写真そっちのけに。
合間合間のカットが残っていました。
ここからフィルムが入れ替わって、「FUJIFILM 400」です。
アンダーが緑がかっていたり、赤色が印象的に写ってくれるFUJIFILMらしい発色に。

2日目、朝焼けからのスタートです。

いきなりですが、見慣れない影がポツポツとあります。
いったい何でしょうか。

正解は「ユリカモメ」でした。
船着き場の屋根に乗っていた足を、裏から撮影した影だったのです。

目的地まではフェリーで移動します。
船着き場にて定期便を待つ間、ユリカモメたちと一緒に待ちます。


フェリーが到着しました。
乗船すると、ユリカモメたちも甲板に乗り込んできます。


甲板屋上には餌やりスペースなる表示があり、ユリカモメたちは手すりに並んで止まっていました。
かなり人馴れしていて、寄っても逃げません。

船が出港しても、変わらずフェリーの周りを飛び回るユリカモメたち。

フェリーの横を飛び行く様子を、AFを駆使して捉えます。
「一緒に行こうよ」と言っているような気もします。


友人もスマートフォンを使って撮影を試みます。
こんなに近くを飛んでいるユリカモメを初めて見たと、興奮気味でした。

こんなに近くを飛んでくれるなら、縦構図でも撮ってみよう。
少しシャッターを押すのが遅れてしまいましたが、何とか形になってくれました。


フェリーを降りて、しばし散策です。
そういえば集合写真を撮っていなかったと、海の見える場所で撮影します。
終始ゆるっとした空気の中、しっかりとフレーミングなどを考えるわけでもなく、何なら写真を撮るのを忘れてることもあったり。
昔にタイムスリップしたような、忙しない毎日から自分を解放してあげることが出来た旅でした。
その手伝いを、フィルムカメラがしていてくれたのかもしれません。

今回はフィルムカメラを旅に持ち出した際のお話でした。
今でも動いてくれる機体というのは中々無くなってきてしまいましたが、それでもこうして使ってみると、まだまだフィルムの良さを再確認できます。
すぐに撮影結果が見えない分、こうしてゆっくりと楽しむ、思い出を振り返るにはうってつけです。
忙しない毎日から抜け出すために、フィルムカメラを使う。
これからも大切にしていきたい時間です。
【Kodak】モノクロ × フルパノラマ。現像を待つ時間まで愛おしくなる、最高の撮影体験。~Kodak TRI-X 400 × TX-1~
▼ 今回の使用フィルム ▼



