【Nikon】AF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4 FL ED VRで銃剣道を撮る
4月15日、日本武道館で全日本銃剣道優勝大会が行われました。
銃剣道(じゅうけんどう)とは剣道に似た武道ですが、
剣道とは異なり竹刀ではなく木銃(もくじゅう)を用いて相手と突き合う競技です。
主に自衛隊で活発に行われているため、あまり馴染みがないかもしれません。
とはいえ近年、認知度が次第に高まりつつあり、一般にも広まってきている競技です。
私の親戚がある県の代表として試合に出場するということで、ニコンの最新レンズを持参して応援をしつつ撮ってきました。
日本武道館の入り口。
武道を見たことはなくても、コンサート等で訪れた方は多いのではないでしょうか。
さっそく会場内へ。レンズをAF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4 FL ED VRに交換して、2階席から試し撮り。
本レンズは旧型(AF-S NIKKOR 200-400mm F4G ED VR II)と比べていくつものアドバンテージがありますが、とりわけ以下の点がポイントでしょう。
・広角側が200mmから180mmへと短くなった
・1.4倍のテレコンが内蔵された
このクラスのレンズはスポーツ撮影で使用されることが多いと考えられますが、スポーツ撮影は会場やカメラマン席の場所、被写体である選手の状態等により「引けない場面」と「寄りたい場面」が多くあります。
そのような中において本レンズは、広角側が若干広がったことはもちろん、望遠側ではテレコンが活用できるという、スポーツ撮影で唯一無二の存在になったと評価できます。
2階席のかなり離れた位置からでも、このとおり。
選手を大きく切り取ることができます。
VRをスポーツモードに設定して流し撮り。
動きの激しい場面でも安定したファインダー像が得られ、より確実に被写体に迫ることができます。
選手の「動き」を表現できたのではないかと思います。
さすが超望遠レンズ。背景がよくボケるのはもちろん、そのボケも綺麗です。
1階に下りて会場の近くへ。
コンサート等ではアリーナ席となっている位置で普段はなかなか自由に動き回れないエリアですが、今日は特別。
撮影許可を得る必要もありませんので、選手に配慮した上で撮影を続行。
試合の準備をする選手の後ろ姿に迫りました。望遠レンズだからこそ撮れた一枚です。
こちらは防具を身に着ける場面。
試合に臨む緊張感がこちらにも伝わってきます。
試合中の選手の足に注目した一枚。
きわめてシャープな描写が、見る人にその場の真剣な空気まで感じさせてくれます。
言葉はいりません。この描写を見てください。
これが、このレンズの醍醐味です。
AF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4 FL ED VR、まさしく「買い」の一本です。