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【Nikon】今でも新品で手に入る、世界を魅了し続ける超広角の銘レンズ。

【Nikon】今でも新品で手に入る、世界を魅了し続ける超広角の銘レンズ。

F2.8通しズームレンズと言えば、昔からフォトグラファーの憧れの的。それと同時に、各カメラメーカーが威信をかけて設計する、まさにズームレンズ界のトップです。
広角、標準、望遠の3つの焦点距離が用意されそれぞれ年代を経るごとにリニューアルされ常に最新の技術がつぎ込まれ続けているレンズ群ですが、今回ご紹介するレンズは、その例からは少し逸れるかもしれません。

今回取り上げるのは、「AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED」。Fマウントの広角域を担うF2.8通しのズームレンズですが、特筆すべきは2007年発売にもかかわらず未だ新品で販売されているということ。
例えば同じF2.8通しでも、現行で販売されている、標準域の「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8E ED VR」は2015年発売、また望遠域の「AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8E FL ED VR」は2016年発売ということを考えると、このレンズがいかにロングセラーであるかが分かります。
今回は長きにわたりNikonユーザーに愛され信頼を置かれているこのレンズを、一眼レフの「Nikon D850」、そしてマウントアダプターを介してミラーレス一眼の「Nikon Z8」と組み合わせて使用してまいりました。

・一眼レフ「Nikon D850」で撮る

Nikon D850+AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED / 焦点距離:14mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/40秒 / ISO:200

まずは超広角域ならではの建築写真を撮影していきます。見上げる構図、見下ろす構図ともに、自分の足で引くことのできない環境だと超広角レンズのワイドな写りが迫力ある構図を生みます。
このレンズが発売された2007年といえば、フルサイズ一眼レフの名機「Nikon D3」が発売された年です。ニコンFマウントのフルサイズデジタル一眼レフとして初めての機種となったD3は有効画素数約1200万画素で、今回使用したD850の約4575万画素とは大きな隔たりがあります。そんな世代のレンズでありながら、現代の高画素化の波にも全く動じることなく、今でもただまっすぐに光を届けてくれています。

Nikon D850+AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED / 焦点距離:14mm / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/10秒 / ISO:200

電子補正を入れずとも、ワイド端でもまっすぐな線を描きます。特にこういった被写体ではわずかな歪みも写真の違和感として目立つので、光学的に補正されたレンズはファインダーで覗いていても気持ちが良いです。

Nikon D850+AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED / 焦点距離:14mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:64

このレンズの凄さは、近接時にも発揮されます。通常近接域では画質が低下するレンズというものがしばしばあるのですが、このレンズについては画質劣化は無縁の存在です。

Nikon D850+AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED / 焦点距離:14mm / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:64

夕方の空を広角側で見上げます。連なる雲の立体感をも描きます。
地上の風景を画面周辺に配したレンズにとっては意地悪な構図ですが、ここまでしてもこのレンズの描写力にかかればこの程度お手の物です。

Nikon D850+AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED / 焦点距離:14mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:64

南極の分厚い氷をかき分けて進み続けた「宗谷」も、超広角で撮影すると当時の迫力が蘇ってくるようです。

・ミラーレス一眼「Nikon Z8」で撮る

Nikon Z8+AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED / 焦点距離:14mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/15秒 / ISO:64

続いてはニコンZマウントのミラーレス一眼カメラ「Z8」に装着して山中へ向かいました。
朝早くの到着でしたので霧に包まれた姿が幻想的です。早起きしてよかったなと思いました。

Nikon Z8+AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED / 焦点距離:14mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/15秒 / ISO:64

山の天気は変わりやすいもので晴れ間が顔を覗かせました。晴れると気分としてはとても気持ちがよいのですが、広角レンズを扱う際にはどうしても色収差が気になってきます。しかしこのレンズは厳しい状況下でも、色収差を補正するEDレンズと優れた光学設計により、色づきを最小限に抑えています。

Nikon Z8+AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED / 焦点距離:14mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:64

この晴れ間が続く間に、レンズの光学性能を試すような状況でもう1カット撮ってみました。葉に光が差し色づく様子が良く再現できています。実際撮影したときの晴れやかな空気が写っているように感じます。

Nikon Z8+AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED / 焦点距離:14mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/25秒 / ISO:64

またすぐに曇り空へと戻ってしまいましたが、曇り空の下でも高い描写力に変わりはありません。先ほど晴れやかな空気を捉えたとすると、今は湿った山の空気をそのまま持ち帰ってきたかのようです。

Nikon Z8+AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED / 焦点距離:14mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/5秒 / ISO:200

最後は夜のカットを試してみます。
Nikon D850とNikon Z8はセンサーについては同等のものが使われていますが、一方で大きな違いの一つはボディ内手ブレ補正の有無です。一眼レフ用レンズを、マウントアダプターを噛ませてまでミラーレス一眼を使う理由の一つに、レンズ内に手ブレ補正のないレンズについても手ブレの心配が要らなくなることが挙げられます。こちらはシャッタースピード1/5秒での撮影、手ブレ補正のない一眼レフとの組み合わせでは挑戦できなかった領域と言えるでしょう。

と同時に、レンズの逆光耐性にも注目したいところです。ライトアップの強い光を画面内に入れても、ゴーストやフレアの気配はありません。特に超広角レンズにおいてはフードなどで遮光をするのが難しいのですが、Nikon独自のナノクリスタルコートのおかげで良好に抑制されています。

・一眼レフ「Nikon D810」で天の川を撮る

Nikon D810+AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED / 焦点距離:14mm / 絞り:F3.2 / シャッタースピード:30秒 / ISO:1600

実はこのレンズと出会ったのはおよそ4年前。当時一眼レフの「Nikon D810」を使っていた際にこのレンズとともに天の川を撮影しに行ったのが初めての思い出です。このレンズは長らく星を撮るカメラマンから愛されたレンズです。その理由はもちろん焦点距離や明るさはもちろん、画面周辺まで点が点に映るその点像再現性能です。
そして真冬の深夜4時という極寒の中でも撮影を続けることができたレンズ、そしてカメラの信頼性に助けられました。

発売から19年を経た今でも多くのユーザーに愛され続ける「AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED」。そして今でも新品での販売が続けられているということが、高い性能と信頼の裏付けではないでしょうか。新品がキャッシュバック対象となり、語り継がれる銘玉を新品で手に入れるチャンスです。


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[ Category:Nikon | 掲載日時:26年09月23日 18時29分 ]

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