
【Nikon】あなたが次に買うべきレンズがわかる!「いまある単焦点にプラスワン」で選ぶおすすめレンズ8選
単焦点レンズを1本持って撮影を楽しんでいると、「もう少し違う視点で撮ってみたい」と思う瞬間がありませんか?
標準レンズでのスナップに慣れてきたら、次は広角で風景を切り取ってみたくなるかもしれない。
ポートレートが好きなら、背景をふわっと溶かす中望遠に惹かれるかもしれない。
そんな“次の1本”選びを楽しんでもらうため、今回の記事では次に買うべきレンズがわかるチャートマップと共に 「いまある単焦点にプラスワン」 をテーマにおすすめレンズをご紹介します。

Nikon
NIKKOR Z 26mm f/2.8

ポケットにも収まるような極薄パンケーキレンズで、旅行や日常スナップに最適な1本です。
わずか約125gという軽量設計ながら、Zマウントの恩恵を活かしてシャープでクリアな描写を実現。
広めの26mmという広めの画角は、狭い室内や人混みの街角でも余裕を持ってフレーミングでき、被写体との距離感を程よく保ちながら撮影できます。
開放F2.8は大口径とはいえませんが、日常的な使用には十分な明るさで、ISO感度を抑えて撮れる場面も多いでしょう。
小型のZ fcやZ 30との組み合わせなら常に持ち歩きたくなる相棒になり、日常の「つい撮りたい」を逃さない1本になります。
高級感のあるデザインではなく実用性重視ですが、その潔いシンプルさが逆に魅力。
すでに標準単焦点を持っている方が、より広がりのある視点を追加する「プラスワン」として最適な選択肢です。
Nikon
NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)

Nikonのフィルム時代を彷彿とさせるクラシックなデザインが魅力の小型単焦点。
外観のレトロ感に惹かれる人も多いですが、その描写は最新のZマウント光学系で非常に現代的。
28mmの広角画角は、街歩きや旅行先でのスナップ、ファッションスナップなどに適しており、人物と背景をバランスよく切り取れます。
F2.8の明るさがあれば夜のストリートスナップやカフェでの撮影も十分可能で、軽快さを失わずに高画質を得られるのがポイント。
SEモデルは特にZ fcとのデザインマッチが抜群で、持ち歩くだけで気分を高めてくれる存在です。
すでに50mmを持っている方にとっては「もう少し広く撮れる選択肢」として、ポートレートとスナップの間を補完する絶妙な焦点距離だと思います。
日常のワンシーンをシネマチックに演出できる、センスある1本です。
Nikon
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

標準域の万能レンズとして最初の「プラスワン」にふさわしい1本です。
広すぎず狭すぎない35mmは、人物を自然に写しつつ背景の空気感も収められるため、スナップ、ポートレート、風景、さらにはVlogやインタビュー動画にも適しています。
開放F1.8は暗所でも活躍し、美しいボケ味と高い解像力を両立。
ナノクリスタルコートや非球面レンズの採用で逆光耐性にも優れ、日中の屋外撮影でもフレアを抑えてクリアに描写します。
小型軽量ながらS-Lineの高い描写性能を備え、プロ・アマ問わず評価の高い1本。
すでに50mmを持っている方なら「もう少し広い表現」を可能にし、動画用途を意識する方にとっても手堅い選択肢です。
万能性と高品位な描写を求めるなら、間違いなく「プラスワン」の筆頭候補でしょう。
Nikon
NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

単焦点の基本にして完成度の高い標準レンズです。
開放F1.8は暗所でも活躍し、背景を美しくぼかすことができるため、ポートレートにも風景にも万能。
Zマウント専用設計により、画面周辺まで高解像を実現し、色にじみや収差も極限まで抑えられています。
50mmという焦点距離は人間の視野に近く、被写体を誇張せず自然に切り取ることが可能。
料理、テーブルフォト、日常のスナップなどでも「見たまま」を美しく残せる1本です。
特に一眼カメラを初めて手にした方にとっては「これ1本で大丈夫」と言えるほど安心感のあるレンズ。
すでに別の単焦点を持っている方にとっても、改めて標準50mmを加えることで撮影の軸が安定します。
シンプルながら妥協のない描写で、「定番」を極めたい方におすすめのプラスワンです。
Voigtländer
NOKTON 40mm f/1.2 Aspherical

唯一無二の個性を持つ大口径単焦点。
開放F1.2という明るさは、夜景や暗所での撮影に強く、また極めて浅い被写界深度で大胆なボケ表現が可能です。
標準域よりわずかに広い40mmはスナップからポートレートまで幅広く使える一方、その描写はクラシカルで、現代的なNIKKORレンズとは異なる味わいを楽しめます。
電子接点付きでZマウントとの連携も良好、Exif記録やフォーカスエイドも使えるためMF初心者でも安心です。
解像感とボケの両立よりも「空気感や雰囲気」を重視する写真家に愛される1本。
すでに50mmや35mmを持っている方が「より作品的な1本」を求めるなら最適なプラスワンです。
定番を超えた表現力で、あなたの写真に独特の色気を与えてくれるでしょう。
Nikon
NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

等倍撮影が可能なマクロレンズ。
花や昆虫、小物やアクセサリー、料理撮影に最適で、被写体の細部まで鮮明に描写します。
焦点距離50mmは扱いやすく、マクロだけでなく日常スナップやポートレートにも応用可能。
開放F2.8は大口径ではありませんが、被写体に寄ることで大きなボケを作り出せるため、印象的な表現が可能です。
コンパクトで軽量なため持ち歩きにも便利で、普段使いのレンズとしても活躍。
標準50mmとの違いは「寄れること」。普段の写真に「もう一歩近づける」ことで、世界がまったく違って見えてきます。
単焦点をすでに持っている方が「寄りの世界」を体験するには、まさに理想的なプラスワン。
写真を趣味として楽しむ人に新しい視点を与えてくれる1本です。
Nikon
NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

ポートレート撮影の王道といえる中望遠単焦点です。
85mmという焦点距離は、人物の顔や体型を自然に写しながら背景を大きくぼかし、主役を際立たせるのに理想的。
開放F1.8の明るさと美しいボケ味に加え、Zマウント設計による高解像力で、瞳や髪の毛1本1本まで繊細に描写します。
屋外の自然光ポートレートはもちろん、室内でも距離を取れば柔らかく立体感のある写真が得られます。
大きすぎず軽快に扱えるため、日常的にポートレートを楽しむ人にとって理想的な1本。
すでに35mmや50mmを持っている方にとっては「人物をより美しく撮れる特化型」として、まさにプラスワンにふさわしい存在です。
ポートレートを本格的に始めたい方に、まずおすすめしたいレンズです。
Nikon
NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena

Zマウントの単焦点レンズの中でも最高峰と呼べる1本です。
Plenaという名にふさわしく、開放F1.8から驚異的に美しいボケを描き、背景をまるで絵画のように溶かし込むことができます。
135mmの中望遠は被写体を圧縮効果で引き寄せ、ポートレートでは立体感と存在感を際立たせる力を持ちます。
描写はシャープでありながら柔らかさもあるため、ただ被写体を写すだけでなく「作品」と呼べる1枚を生み出せるのが最大の魅力。
重量と価格はそれなりにありますが、その価値を十分に上回る表現力を備えています。
標準や85mmをすでに持っている方にとって「次のステップ」として選ぶプラスワンにふさわしく、作品作りを志すフォトグラファーにとって憧れの存在です。
おわりに
単焦点レンズは1本でも十分に楽しめますが、もう1本加えることで撮影の幅はぐっと広がります。
「いつもの風景が新鮮に見える」「身近な被写体に新しい発見がある」──そんな体験こそが、プラスワンレンズの魅力です。
この記事とチャートマップをヒントに、気になったレンズがあればぜひチェックしてみてください。
新しいレンズとの出会いが、あなたの写真ライフをもっと豊かに、もっとワクワクさせてくれるはずです。