
【Nikon】悪天候で真価を発揮する Nikon Z8とNIKKOR Z 24-120mm F4 Sで出かけた少し遅い夏休み
夏休みシーズンも終わり、例年なら残暑が厳しい時期。少し遅い夏休みをいただき、海を見に出掛けることにしました。
久しぶりの遠征ということもあり、出発前から持参する機材選びに頭を悩ませます。
ところが、あいにく天気予報には傘マークが。 傘をさしながらの撮影を考慮すると、防塵・防滴性能は必須です。
レンズ交換も避けたいのでズームレンズに絞られますが、描写が良くできるだけ軽いものが望ましいところ。
そんな厳しい条件のもとで導き出したのが『NIKKOR Z 24-120mm F4 S』でした。 5倍という高倍率ズームの使いやすさがありながら、単焦点レンズ並みに高画質で弱点が見当たらない万能性から、「神レンズ」とも称される一本です。 愛用の「Nikon Z8(ボディ約910g)」に装着すると合計約1,540gとなかなかの重量になりますが、評判の高さを信じて出発しました。
降ったり止んだりの微妙な空模様。潮の香りと美味しい魚料理を早々に楽しんだ後、雨を避けて建物の中に逃げ込みました。

訪れたのは、大正時代に建てられた別荘が3代の所有者を経て旅館に生まれ変わった建物。歴史ある調度品が多く残されています。
室内での撮影では、広角24mmという広い画角がとても重宝します。開放F値4ではシャッタースピードを稼ぎにくい場面もありますが、ボディ側の強力な手ぶれ補正のおかげで、ISO感度の上昇も最小限に抑えて撮影を楽しむことができました。

上位ラインに位置付けられる「S-Line」ならではのアルネオコートおよびナノクリスタルコートが、窓から差し込む柔らかな光をクリアに捉えます。
開放F4から画面の隅々までシャープに描きつつ、柔らかで美しいボケ味も感じられました。


浴室の窓はすりガラスになっており、他の部屋と比べ少し薄暗く感じます。そんな僅かな光の変化や陰影も、味わい深く描いてくれました。

室内撮影でさらに便利に感じたのが、ズーム全域で最短撮影距離0.35mまで寄れる近接性能です。簡易的なマクロ撮影のような表現も手軽に行えます。
雨が途切れたタイミングで、パワースポットとしても有名な神社に向かいました。

人気スポットということもあり、人混みを避けて素早く撮影するには機材側の反応速度が求められますが、そこはフラッグシップ譲りのZ8とS-Lineレンズの組み合わせ。レンズ内のステッピングモーター(STM)の静粛かつ高速なAFも相まって、非常に快適な撮影が楽しめました。

屋根の隙間から差し込む明かりが、まるでスポットライトのように境内を照らしていました。そうした繊細な明暗のグラデーションも綺麗に表現してくれます。


本殿横に佇む御神木「大楠」の樹齢は2,100年を超えるとのこと。雨で湿った空気が、数々の時代や災害を耐え抜いてきた木の生命力をより強く感じさせてくれます。その場の静けさとピンと張り詰めた空気感まで、写真にしっかり残すことができました。

Z8とNIKKOR Z 24-120mm F4 Sの組み合わせは、抜群の安心感と利便性を誇り、悪天候下の旅先でも頼りになる最強のセットでした。
特にNIKKOR Z 24-120mm F4 Sは、「神レンズ」と評される理由に心から納得できる出来栄えです。取り回しが良く1日中持ち歩いても疲れにくいため、旅先での撮影や日常のスナップ用として最適の一本と言えます。
「便利な高倍率ズームは画質が落ちる(あるいは周辺が甘くなる)」という従来のイメージを、見事に打ち破ってくれるこのレンズ。これからの行楽シーズンのお供に選んでみてはいかがでしょうか。



