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【Voigtlander】光と滲みを愛するレンズ。RFマウントで楽しむNOKTON Classicの世界

【Voigtlander】光と滲みを愛するレンズ。RFマウントで楽しむNOKTON Classicの世界

今回ご紹介するレンズは『Voigtlander (フォクトレンダー) NOKTON Classic 35mm F1.4 RF-mount』

あのNOKTON ClassicがついにCanon RFマウントでも発売されたと聞いてこれは絶対に使ってみたいと思いました。 NOKTON Classicの特徴は、あえて球面収差を残すことで絞り開放では素直でなだらかなボケ味が立体感を生み出し、やわらかで繊細な描写を楽しめるレンズ。これは魅力あふれる写真がたくさん撮れるに違いないと胸躍りました。

子どものころの夏は思わず外に出たくなるような気持ちのよい暑さだったと記憶していますが、最近は外に一歩出るだけで汗が噴き出る熱気です。この日もうだるような暑さでした。 ペデストリアンデッキから下を見下ろして一枚撮影してみますが、夏の暑さによる陽炎を写したようなぼんやりとした描写になりました。 カメラとレンズも暑さを感じているような幻想的な一枚となりました。

駅を抜けて大きな公園へ出かけました。 涼しそうな日陰を見つけて思わず吸い寄せられます。ベンチにピントを合わせて一枚。 ピントを合わせた先はシャープに撮影可能ですが、周囲は柔らかい描写に仕上がっています。ボケも含めてシャープに写る傾向のある現代のレンズとは異なり、ピント面以外はソフトに写るまるでオールドレンズのような描写です。

Canonのミラーレスカメラでオールドレンズのような描写を楽しみたい時には、マウントアダプターを使用するしかありません。しかし、このNOKTON Classicであれば、RFマウントのためマウントアダプターなしでオールドレンズライクな描写を楽しめます。アダプターを介さないことでExifデータも反映されるためより快適な環境で撮影が楽しめます。

ビビットな遊具があったのでこちらも一枚撮影してみました。小さい頃は、自分がお城に住んでいるような気持になって走り回った記憶があります。あの頃の身長で見た景色を撮影したいと気持ち地面の近くで撮影を行いました。遊具を見て圧倒されワクワクした気持ちが蘇ってきます。

先ほどまでとは違い鮮やかな被写体を描写しました。鮮やかなものを撮影した場合は色もビビットに描写されます。オールドレンズの中には、色があっさり淡泊に描写するものもあるため、こちらは現代レンズの良さを引き継いでいるように感じました。

どちらも青空を撮影したこちらの2枚。場面は違いますが、上の写真はボディ内のレンズ光学補正の中の周辺光量補正をONにしたもの、下の写真はOFFにしたものという違いがあります。 2枚とも開放で撮影しており、ほとんど露出に変更点はありません。しかし、変化は一目瞭然。下の写真は周辺減光がしっかり表れています。今回使用したボディはEOS R6 Mark II。ボディの補正力の高さが伺い知れます。 一方、このレンズはオールドレンズライクの描写をするレンズ。あえて周辺光量補正をOFFにして周辺減光を楽しむのも良いかなと個人的には思います。

どんなボケが出るのか気になり、木の幹にピントを合わせて撮影してみました。木に窪が出来ていて、枝も分かれているためなんだかタコのように見えました。タコの木を撮影してみて、ピント面のシャープな描写にも驚きましたがなんといっても周辺の流れるようなボケに目が行きます。 タコがこちらに迫ってくるような勢いのある癖のあるボケでとても魅了されます。ここまでの流れるようなボケは現在のレンズではほとんど見ることは出来ないと思いますので、このレンズならではの魅力であると言えます。

これぞVoigtlanderという写りの一枚が撮影出来ました。 ピント面のキリっとした描写でヤシの木の葉一本一本まで描写されています。立体的な描写が魅力的です。 Voigtlanderの魅力は何といっても青色です。鮮やかでコクのある豊かな青がVoigtlanderの持ち味であるように思います。

この公園に来た理由はひまわりの写真が撮りたかったからです。 ひまわり畑の一枚と、ひまわりの一輪にフォーカスした一枚を撮影。どちらもピントははっきりしていますが、比較してみると背景がにぎやかな方が全体的に描写が柔らかくソフトになり、背景がすっきりしている方が全体の描写がクリアになるように感じられました。2枚目のひまわりのほうが、黄色も濃く描写され青空と相まって夏らしい雰囲気となっています。

公園から離れて街へ出かけました。電話機があり、これはもう一か所ある電話とつながっていて会話が出来るそうです。 電話の番号ボタンにピントを合わせて撮影しました。光の反射がまるでフィルターを通して撮影したかのように柔らかく反射しています。

ピザ屋さんの外には薪が多く重なっていました。 薪火で作ったピザは美味しそうで思わずお腹が減りました。Voigtlanderで写真を撮影すると、ピントはシャープに映るだけでなく透明感があるように感じます。ただはっきり写るだけではなく、透き通るような自然な描写が魅力的です。そのためでしょうか。Voigtlanderで撮影する景色は見慣れている景色よりも美しく、清らかな景色に見えて見慣れているはずなのに改めて綺麗だと感じます。それもきっとVoigtlanderの力なのでしょう。

いつもの景色を一味違う景色に美しく切り取るレンズ。 周辺減光を楽しみ、味のあるボケと柔らかい描写が見るものを美しく切り取るVoigtlanderの世界にこの夏足を踏み入れてみませんか。

【Voigtlander/Canon】いつもとは違った一枚を。クラシカルな雰囲気をまとう中望遠スナップ

 

 

[ Category:Canon | 掲載日時:26年09月04日 17時19分 ]

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