
【OM SYSTEM】傘要らずで写真が撮れる革命。憂鬱な雨を最高のシャッターチャンスに変える組み合わせ。
精密機械であるカメラにとって雨は大敵。梅雨に入り雨が続くと、カメラを持ちだすのが億劫になってしまいます。
いつもであれば防湿庫に機材を押し込んで梅雨をやり過ごす日々ですが、そんな中でも写真を撮りたい方におすすめしたいのがOM SYSTEMのカメラです。

実際に雨の中使用した様子がこちら。今回は作例を交えながら、OM SYSTEMのカメラが持つ魅力を探っていきます。

雨といえば紫陽花ということで、小雨の降る中紫陽花を撮影しました。
今回使用したカメラはOM SYSTEM OM-3とM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの組み合わせです。レトロな外観が人気のOM-3ですが、実は防塵防滴はフラッグシップ機のOM-1 MarkIIと同等のIP53等級に対応しています。使用しているレンズがIPX1対応のため今回は組み合わせとしてはIPX1相当での使用ですが、多少の雨なら全く気にならないほどしっかりとしていると使っていて感じました。

こちらも絞り開放でビワを撮ってみました。F1.2でも非常にシャープな画で、実についた水滴や葉の質感も精緻に捉えています。

今度は違う葉を絞り込んで撮影してみました。およそ最短撮影距離(0.3m)付近での撮影です。絞ることでさらに写りはシャープになります。
先程のビワの葉と比べてみると、同じ葉でも微妙な質感の違いが捉えられているのが分かるのではないでしょうか。

今回の装備ですが、筆者はカッパを上下身にまとい、特にカメラにレインカバーなどはかけませんでした。
最初のうちはカメラを濡らすことに抵抗があったのですが、雨脚が強くなり半ば諦めるような形でカメラを濡らしながらの撮影に切り替えました。ですがまったく堪える様子はなく、途中からはスペックを信じて容赦なく使っておりました。その結果が最初にお見せした姿です。
今回傘を差さなかったことで、構図に自由度が生まれたのは明確なアドバンテージだと思います。傘を持っていてはできないローアングルも、両手が使えることによってバリアングル液晶を活用した地面ぎりぎりのアングルまで自由自在です。

OM-3がフラッグシップ譲りである点は防塵防滴性能に留まりません。OM SYSTEMの代名詞とも言うべきコンピュテーショナルフォト、そして手ブレ補正も強力な武器です。
コンピュテーショナルフォト、つまり従来PCで行っていたような処理をカメラ内で完結させられる機能の一つが、ライブNDです。レンズフロントにNDフィルターを装着するようなイメージで減光するのを、カメラの設定ボタン1つで行えます。こちらはND32に設定して、5段分光量を落とすことで日中でも無理なくスローシャッターを切ることができた写真です。

続いてはフラッグシップ機の代名詞ともなっているプロキャプチャー機能を使用してみます。シャッターを全押しする直前からの画像を記録できる機能で、水溜まりに水滴が落ちる瞬間を撮影しました。水滴が落ちたのを見てからシャッターを切ると通常写真が撮れる頃には波紋はなくなってしまっているのですが、プロキャプチャーのおかげで、撮影者の反射神経を超えて時を遡ることができました。

雨が降ると夜も撮影をしたくなります。雨の日の街は晴れの夜とまた違った表情をするので好きです。
夜で光量が少なくなってくると、開放F1.2のレンズもより一層輝きを見せます。ただ明るいだけでなく抜けの良い描写なので、積極的に開放F値を使いたくなります。

タクシーについた無数の水滴が灯りに照らされて輝いてくれました。
『マイクロフォーサーズシステムはセンサーサイズが小さいので夜に弱い』ということをよく言われますが、少なくともこうしてスナップ撮影を楽しむ上で弱さは全く感じませんでした。むしろシステムの小ささによって気軽に持ち出すことができています。

地面のリフレクションを狙ってみました。こちらもローアングルで構図を組み立てました。強い光源があっても地面はギリギリ白飛びしておらず、ダイナミックレンジの高さが伺えます。

マイクロフォーサーズですが、F1.2で撮影をすると大きなボケを得ることができます。よく見ると葉の質感も残っており、有効画素数約2037万画素のセンサーですが、最新世代の画像処理エンジンTruePic Xとの組み合わせによって画素数・センサーサイズ以上の画質の良さを感じます。

ここまで一切傘を差さず自分だけを守るような形で雨具を使っていたのですが、カメラは全く問題なく通常通り使用することができました。
レンズの防塵防滴性能はIPX1等級、つまり「垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない」程度の性能です。実際通常の雨程度であれば全く動じることはありません。
またIP53対応レンズ(対象製品はこちらからご確認いただけます)を装着すると、ボディとともにIP53等級、つまり「垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない」程度の水の侵入を防ぐことができます。ここまでの性能があれば、どんな雨でも安心といえるほどの防塵防滴性能となります。

雨の中での撮影後はメンテナンスを怠らないことが、カメラを長持ちさせる秘訣です。
使用直後に乾いた布で水滴を拭き取ってから防湿庫で保管すると、数日で元通りになります。


これからカメラを検討される方にとってはどんな環境でも使える信頼の高い相棒として最初の1台におすすめですし、既にマイクロフォーサーズマウントのカメラやレンズをお持ちの方、さらには他マウントをお持ちの方にとっても、この唯一無二の防塵防滴性能はきっと活躍してくれるはずです。
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