
【OM SYSTEM】これ1台で完結!超軽量システムが撮影の最適解である理由
年に数回程度旅行に行く筆者ですが、今回は念願の長野県は上高地と白馬村に向かいました。どちらも標高1000mを超える高地で天候も不安定かつある程度歩かなければ絶景には辿り着けません。フルサイズ一眼レフを主として使用する筆者ですが、今回はマイクロフォーサーズ機の『OM-5 Mark II 』と『M.ZUIKO DIGITAL ED14-150mm F4.0-5.6 II』を選びました。非常に軽量かつレンズ1本で広角から望遠まで使用できる取り回しの良さには感動しました。
さて、実際に撮影した写真を元にそれらの使用感をご紹介いたします。

『OM-5 Mark II』ですが、2025年7月に発売された比較的新しい機種でバッテリー込みで約420gという非常に軽量な設計です。ここまで軽量にもかかわらず強靭なボディ内手ぶれ補正や5000万画素相当に拡張が可能なハイレゾショットの搭載。加えてレンズ前面にフィルターを装着することなくND効果を再現可能なライブND効果といったCP機能(コンピュテーショナルフォトグラフィー)が搭載されているのですから非常にバランスが良く万能な機種です。

有効画素数は約2000万画素で近年の3000-4000万画素と比較するとどうしても見劣りするように見えますが、実際に使用して全く問題ないと筆者は感じました。小規模のトリミング作業程度であれば多少の画質の劣化はあるものの、スマートフォンでの閲覧やSNS投稿であれば全く気になりません。そして搭載している画像エンジンはTruePic IXです。現在のOM SYSTEMの現行エンジンはTruePic Xなので1世代前の画像処理エンジンにはなりますが、TruePic IXは当時のフラッグシップ機であるOM-D E-M1 Mark IIIに搭載されていたエンジンと同等のため、非常に高精細かつ美しい発色を見せてくれます。

『OM-5 Mark II 』を使用していて緑・青の発色が非常に美しく素晴らしいと感じました。他メーカーにはないような抜け感のある色味があります。『OM-5 Mark II 』を購入検討されている方の多くは山、海といったアウトドアの際に使用を想定されている方が多くいると思いますので、大幅な現像作業を行わずとも素晴らしい1枚を収められます。

今回使用したレンズ『M.ZUIKO DIGITAL ED14-150mm F4.0-5.6 II』ですが、旧オリンパス時代から続くロングセラーレンズです。II型にバージョンアップした事によってレンズ本体にも防塵・防滴性能が付与されました。これによって防塵防滴に対応したカメラ本体と組み合わせて使用することで、より確実な防塵防滴性能を発揮します。

また、II型になってからレンズ表面にZEROコーティングと呼ばれる新しいコーティングが施工されています。これによって逆光時の画質向上や全体的にクリアな描写に仕上がっています。
実際に逆光下で使用してみましたが、特段強いフレア・ゴーストの発生はありませんでした。

マイクロフォーサーズ機の場合、レンズに記載されている倍の数値が実焦点距離になります。『M.ZUIKO DIGITAL ED14-150mm F4.0-5.6 II』の場合、フルサイズ換算で28mm-300mm相当の高倍率ズームレンズになります。レンズ本体の重量も高倍率ズームながら300gを切る約290gです。今回使用した『OM-5 Mark II』との合計重量は約700gで非常に軽量です。登山やトレッキングの場合、カメラ以外の荷物も必要になるのでコンパクト・軽量であることは非常に助かりました。


上記2枚の写真はフルサイズ換算、300mm相当で撮影しました。高倍率ズームレンズにありがちな望遠側での顕著な解像度低下やコントラストが低くなる現象も今回の撮影ではほとんど確認されませんでした。申し分ない解像感です。

場所を変えて上高地での写真をご紹介いたします。筆者が上高地に向かった日は天候が悪く、一時スコールの様な雨が降る事もありました。

上記の画像の通り、ボディ・レンズ共に雨粒が降りかかるような状況でしたが『OM-5 Mark II』はIP53等級の防塵防滴性能を有しています。かなり強い雨が降っても全く問題ありません。(レンズ側も防塵防滴性能を有する必要があります。)
近年のOM SYSTEMの目玉機能であるコンピュテーショナルフォトグラフィー機能「ライブND」機能を使用しました。カメラ内部で擬似的にNDフィルター効果を再現し、レンズ先端にNDフィルターをつけずともスローシャッターを使用した1枚が撮影出来ます。この時はND16を選択し、シャッタースピードは2秒に設定しています。ライブND機能自体非常に便利な機能ですが、何よりも手持ちでシャッタースピード2秒が常用できる手ぶれ補正の強さに驚かされました。ボディ内5軸手ぶれ補正を有し、最大6.5段相当の補正効果を実現しています。


左 :ライブND未使用時 右:ライブND使用時
ライブNDを使用するのとしないのでここまで作画に差が出ます。加えてこのような電子的機能の場合、RAW撮影が不可能な場合が多いですがライブND機能を使用してもRAW形式で写真の保存が可能です。よりこだわった1枚に仕上げる事も可能です。
今回は『OM-5 Mark II』を使用して上高地、白馬を撮影しました。非常にコンパクトかつ軽量なボディの中に多彩な機能と高い防塵防滴性能をご紹介いたしました。同時に使用したレンズも軽量な上に画質も安定していました。まさに隙がないカメラでしょう。
初めて購入するカメラとして、すでに1台カメラを所有している方の2台目としてとてもおすすめです。



