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【Carl Zeiss】妥協 vs 圧倒的画質。私がOtusシリーズに辿り着いた理由と驚異の解像度

【Carl Zeiss】妥協 vs 圧倒的画質。私がOtusシリーズに辿り着いた理由と驚異の解像度

「画質は間違いなく最高。でも、とにかく重くて持ち出すのに気合がいる…」これまでの一眼レフ用「Otusシリーズ」に対して、そんなイメージを抱いていた方も多いのではないでしょうか。レンズ単体で1キロ近い重量は、まさに“三脚必須”とも言える撮り回しの制約があったと思います。そんなOtusのイメージが完全に塗り替えます。新発売の『Carl Zeiss Otus ML 35mm F1.4』は、これまでの圧倒的な描写力はそのままに、非常に撮り回しの良いサイズ感へと生まれ変わりました。

最近一眼レフ用一部Zeissレンズが在庫限りとなってしまいましたがこの新時代のOtusは一体どれほど扱いやすくなったのか、実際に撮影した作例を元にご紹介いたします。使用したボディは『EOS R5』になります。RAW形式で撮影を行い、プロファイルはカメラ標準を選択しています。
まずは基本的なスペックからご紹介いたします。

主なスペック
焦点距離 35 mm
レンズ構成 11群15枚
最短撮影距離 0.30 m
フィルター径 67mm
全長(キャップ除く) 101 mm
重量 717 g

Otus ML35mm F1.4RFで撮影した天井。白い

スペックだけ見るとマニュアルフォーカスレンズで700gといういまだにヘビー級に見えますが、外装は付属するレンズフードを含めほぼすべて金属製で非常に高い質感を有します。加えて今回使用したRFマウント版の場合、Exif情報の記録フォーカスガイド・ピーキング機能によるピント合わせ/周辺光量/歪曲収差/倍率色収差補正に対応しています。つまりはサードパーティ製レンズですが、使用感としては純正レンズとほぼ変わらない操作感を実現しています。
レンズ形式はApo Distagon形式を採用しています。開放F値から色収差を徹底的に抑え、非常に再現性の高い自然な色味を吐き出してくれます。

Otus MLで撮影したアサガオの写真

F値が明るい大口径レンズの場合、近くに寄って撮影出来ない場合がありますが、『Otus ML 35mm F1.4』の場合、最短撮影距離が30センチとなっているので、テーブルフォトや被写体に接近した撮影でも対応できます。そして非常に操作しやすいヘリコイドのおかげでミスなくピント合わせを行えます。紫陽花を開放F値で撮影しました。Canonらしい鮮やかな描写とOtusシリーズが吐き出す高い解像感は非常に良いコンビネーションです。

OtusML35mm で撮影した鳥居

室内にある展示物を撮影しました。今回使用したEOS R5は有効画素数4500万を誇る高画素機でレンズによっては十分に解像しない場合がありますが、『Otus ML 35mm F1.4』は非常に優秀な解像感を持つレンズなので画素が高いボディーを使用しても全く問題ありませんでした。赤の発色が非常に良く雰囲気のある1枚を撮影出来ました。

Otus ML35mmで撮影した木製の橋写真

木製の桟橋を撮影しました。開放F値で撮影しているにもかかわらず、偽色は一切見られず、ピント面は非常にシャープです。さらに、背景の天井まで忠実な色再現性を発揮しています。

Otus ML35mm で撮影した空港の写真。

羽田空港展望デッキからの1枚。最も奥に確認できる東京スカイツリーですが、限界まで拡大しても柱の一本一本がしっかり描写されていました。4500万画素を有するカメラの恩恵も十分にありますが、それ以上にレンズ単体が持つ解像感の高さは純正レンズを上回る能力を秘めていると感じました。

Otus ml35mm で撮影した野良猫の写真。
被写体を変えて、人慣れした野良猫を撮影しました。この時はすでに日が落ち、薄暗い環境下での撮影でしたが、猫の毛並み一本一本まで繊細に描写されていることに驚かされました。このレンズのおかげで、撮影した写真の説得力が一段と上がると思います。

OtuML35mm f1.4で撮影した東京ゲートブリッジの写真。

大口径レンズの開放F値で発生しやすいフリンジのテストを兼ねて、東京ゲートブリッジのイルミネーションを撮影しました。
実際に確認してみるとフリンジの発生は皆無で、非常に再現性の高い鮮やかな発色を見せてくれます。この時はISOを落とすためにシャッタースピードをかなり遅く設定しましたが、ボディ内手ブレ補正がしっかりと効いてくれるため、手持ちの夜景撮影でもブレを気にせず安心して使用できます。

OtuML35mm F1.4で撮影したレインボーブリッジの夜景

続いて、場所を移動してレインボーブリッジの夜景を撮影しました。
輝く橋のイルミネーションを拡大して確認してみても、色にじみは一切見られません。それどころか、白の色再現が非常に正確であることには本当に驚かされました。
さらに、画面周辺部に写る道路の描写を見ても、像が流れるようなことはなく、中央部とほぼ変わらない見事な解像感を維持しています。
Otus ML35mmで撮影した都心の夜景写真。

いかがでしょうか。今回は簡単ではありますが、『Carl Zeiss Otus ML 35mm F1.4 RF-mount』をご紹介いたしました。非常に優れた解像度と開放から色にじみが発生しない性能の高さは、まさに新世代のツァイスを象徴しており、これからの高画素機時代における新たなマスターピースと言えるでしょう。


1050:新たな視点のOtus『 Carl Zeiss Otus ML 35mm F1.4 E-mount 』


[ Category:etc. | 掲載日時:26年06月20日 17時00分 ]

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