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【Voigtlander】VMレンズと歩く~COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM~

【Voigtlander】VMレンズと歩く~COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM~

VoigtlanderのVMレンズとライカで歩くこの企画。
今回は軽量コンパクトな50mmとして稀有な存在になるCOLOR-SKOPAR 50mm F2.2。
この「COLOR-SKOPAR」という名を冠したレンズの歴史は遡ると非常に長い伝統が垣間見え、
当時は3群4枚のテッサータイプの構成でした。オリジナルの設計はアルブレヒト・ウィルヘルム・トロニエ。
現在のvoigtlanderレンズに冠しているNoktonやAPO-LANTHAR、ULTRON等も元々は
このトロニエが設計したレンズの名前から由来しています。

では、今回のCOLOR-SKOPAR 50mm F2.2はどうなのかというと別物です。
メーカー動画にもある通り、このレンズはコンパクトに設計できるゾナータイプをベースに
構成枚数の少ないガウスタイプを取り入れたもの。本レンズは6群7枚。
異常部分分散ガラスは赤い部分に3枚使われており、設計としてはかなり現代的なレンズです。
何故この名前が付けられたのか?恐らく先述通り、小さな標準レンズとして
生み出された事から来ているのかもしれません。

本家COLOR-SKOPARはテッサー型をベースにしており、写りはシャープでスッキリしたものです。
しかし本レンズは開放で撮影するとシチューションによって非常に大きな周辺減光が発生します。
ここまで大きく落ちるレンズも珍しいものです。減光部分の階調はVMレンズならでは。
voigtlanderレンズを使用していると御馴染みの階調表現。

近接撮影は0.5mまで。勿論距離計非連動です。
開放で撮影してみましたが少し柔らかめ。しかし陰影に関してはメリハリのある画です。
今回もM11-Pで撮影を行いましたが、画素数の高さも相まって近接域のピント合わせは
F2.2とはいえ想像以上にシビア。息を止めて撮影していると蚊が…

大きな周辺減光はシチュエーションによっては発生しない事も。
中央に明るいものがあると大きく落ちる傾向に見られます。
無論この効果を用いると「撮った対象に視線を誘導する」意図を生み出す事も。
特にモノクロプリントでは四隅を焼き込んで同様の効果を行う人も居ます。
COLOR-SKOPAR 50mm F2.2はカラーだけでなく、モノクロで撮影しても
大きな効果を生み出してくれるでしょう。

レンズを使っていて気になったのは、この光量落ちを活かして光を掬ってみたらどうなるか?
山奥に足を踏み入れて検証してみました。
特に中央に光を入れて撮影すると先述した意図が大きく押し出されます。

このように極端な明暗差はカメラの露出も難しい場所。
使っていると気のせいかこのレンズ、ライカのズミクロンM50mm F2を少し想起させます。
レンズはコンパクトで軽量ながら、画としてはややシリアスな写りです。
実は本レンズも球面構成でボケにも球面レンズ特有のクセがやや見られます。

解像力、というよりは立体感で見せる画作り。個人的には使っていてそのように感じます。
しかしAPO-LANTHARやNokton vintage Lineと比べるとそこまでシャープ過ぎず、
振り切ったHeliar Classicともまた違う写り方。50mmという焦点距離を多数存在するVMレンズは
その1つ1つに個性が振り分けられているのも驚くべき部分。

遠景は撮影してみた限りあまり得意ではなさそうです。
解像感は薄く、遠くの風景を緻密に撮影するというよりはスナップショットの距離感で
撮影するのが得意なレンズにも見えます。しかし不思議なもので見ていると
独特の立体感でなんだか見ていて気持ちの良い写りもまた魅力。
画像で見るよりはプリントして離れて見ると丁度良い様にも見えます。

一見最新のレンズに見えるものの、方向性としては若干ながらオールド寄りという印象。
しかしNokton ClassicやHeliar Classicとはまた別の方向性にも感じられます。
何よりも鏡胴の小ささと軽量さは持ち歩く時間の長い方にも大きなアドバンテージです。
実は以前にスクリューマウントでCOLOR-SKOPAR 50mm F2.5というレンズが発売されています。
こちらも同じく6群7枚。しかし構成はまた別の物です。

ブラックモデルを装着するとこのようなイメージ。
シンプルなデザインの鏡胴は現在のライカMデジタルとも相性も良くモダンな印象を受けます。
Voigtlanderのレンズはクラシックなデザインが多い中、このレンズだけは現代的です。

「小さくて薄い50mmはありませんか?」というお問い合わせを度々頂く事があります。
40mmや45mm等は昔からパンケーキレンズは様々発売されています。但し50mmともなるとなかなか現代では
軽量でコンパクトなモデルを探すとなると非常に限られてきます。その中で生まれたCOLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VMは新品で
その要望に応えてくれる頼もしい1本。流石にパンケーキ…とまでは言えずとも小型ながらしっかり写す説得力は
サイズ以上のものです。1本あれば何かと助かる、このCOLOR-SKOPAR50mm F2.2で気ままに撮影してみましょう!



[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. Leica | 掲載日時:24年09月28日 19時00分 ]

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【Canon】一番撮るのが楽しかったカメラの事をお話します。

【Canon】一番撮るのが楽しかったカメラの事をお話します。

今までずいぶんといろいろなカメラを使ってきましたが、その中でも一番長く使って、一番愛していたのがEOS 6D Mark IIでした。

このカメラの特徴を簡潔に述べると、2024年9月現在世界で唯一の「バリアングル液晶を搭載したフルサイズ一眼レフ」です。

デュアルピクセルCMOS AFによる快適・高速なライブビュー撮影と、光学ファインダーでの本格的なシューティングの両方が楽しめる素晴らしいカメラだったのですが、今年の2月に惜しまれつつも生産完了となりました。

本記事では、EOS 6D MarkIIのファインダーで撮影した写真をご紹介します。

 

・・・

 

ミラーレスカメラが一般的になり、EVFでの撮影が「普通」になった今、あらためて一眼レフを使ってみるとその楽しさにハッとすることがあります。

光学ファインダーならではの生の景色が写欲を掻き立てるのはもちろんですが、「色味や露出が撮影するまでわからない」という事が今となっては新鮮に感じるのです。

(若い方が、カセットテープを「エモい」と感じることに似ているかもしれません)

答えが見えない状態で撮影しているため、しっかりと頭を使わないと途端にへなちょこ写真になります。
そうならないように気を遣うことで、むしろいつもより良い写真に仕上がることが多いような。

集中して写真を撮っている時の幸せは、何物にも代えがたいものです。
ああ、趣味を楽しんでいるな…。と感じますから。

 

さて、光学ファインダーはレンズを通した素通しの景色故、覗いている先にレンズ補正などかかっていません。

レンズの素の実力が浮き彫りになるため、歪曲収差や周辺光量低下がもろに響いてきます。

糸巻型にゆがんだ電車にほんのり「ああ、歪曲収差」と懐かしさを感じたものの、とはいえこれは行き過ぎかも・・・。

誰かが写真にパンチして、少しへこんでしまったことにします。

 

そういうわけで今度は、周辺までビタビタによく映る超高性能単焦点に登場してもらいました。

子供の頃は滑って遊べ、大人になったら撮って遊べる、人生で2度楽しめる遊具です。

地面のラインを見ると少しだけ歪みがありますが、これくらいならかわいいものでしょう。

BRレンズという「青色(短い波長域)の光を大きく屈折させる」特殊レンズを内包した本レンズ (EF 35mm F1.4L II USM)は、とにかくパープルフリンジが出にくいので、様々な撮影に重宝します。

 

様々な撮影といえば。EOS 6D MarkIIはタイムラプスや多重露出、HDR撮影といった機能も使えます。

これは多重露出で夕日と自動車を絡めた一枚。

この多重露出こそ光学ファインダー撮影の醍醐味で、予想通りの仕上がりになった時の嬉しさはひとしおです。

 

・・・白状しますと上の写真は半ばあてずっぽうで撮ったのですが、良い色が出たので結果オーライ。

車なだけに。

 

ウエディングフォトの撮影をしている現場へ遭遇し、とっさにカメラを構えたのですが、タイミングを見誤ったせいで、腹筋している人を助け起こそうとしているようになってしまいました。

どうやら岩の上に寝そべってポーズをとっているようなのですが、足を切ったりしないか心配になります。

曇天から伸びる天使の階段(※薄明光線の別名)がドラマチックに世界を彩る中、二人はどんな会話を交わしているのでしょうか。

 

続いて別日・別場所の海です。

夕焼けにそまる渚で潮騒に耳を預けると、まるで地球に揺られているような感覚に。

重力に抗い疲れて沈む太陽につられ、カメラを構える手も右下がりです。

こんな理由で、水平が出ていない言い訳になると嬉しいのですが。

 

地面に散在する星のようなきらめきは、南風の温かさに乗って流れ着いた貝殻たち。

命が終わり、自由だった海の中から打ち上げられたあとも輝けるのはうらやましい限りです。

画面右下まで盛大に伸びるゴーストは、EF50-200mm F3.5-4.5Lという1988年発売のレンズを使用したせいでしょう。

「黒鏡筒の直進ズーム」という、普段見慣れない外装の本レンズは非常に興味をそそりました。

写りは、まあ、ご覧の通りなのですが・・・。

 

赤い写真が続いたので、青い写真を。

アスファルトに出来た只の水溜りも、ファインダー越しなら全く違う世界に見えます。

うつむいた先で、銀河誕生の瞬間を捉えました。

星座盤には乗っていない星をさがし、小惑星の海を泳ぐあめんぼ号。

フレームアウトするその時までは、ここは宇宙であってほしい。

 

最後は本当の星空でお別れです。

これは秋の星座である「くじら座」を写したくて、チャレンジした時のもの。

普段全く星を撮らないせいで、尻尾にあたるデネブカイトスなどが画面外に見切れている事に気づかず構図を決めてしまいました。

おまけにいちばん写したかった脈動変光星ミラ※が暗い時だったようで、全く目立ちません。

(※不規則に明るさを変化させる変光星のこと)

使用レンズは EF50mm F1.8 STM、しかも絞り開放です。

周辺の星も何とか点にみえる(ような気がする)事に、このレンズの底力を見た様な気がしました。

 

今は訳あって手を離れたEOS 6D MarkIIですが、機会があればまた手にしたいものです。

最近は中古商品が手の届きやすい値段になっていますので、この記事で興味を持ってくださった方はぜひ使ってみてください。

【ジャックス限定】9月30日まで!ショッピングクレジット“60回払い金利手数料0%”の終了迫ります。この機会にぜひご検討ください。

【中古商品もカメラ専門店品質】はじめて中古商品を買われるお客様にも安心してお求めいただけます。

ボディは生産完了ですが、本記事で使用したレンズのうちいくつかはまだ新品がございます!(2024年9月現在)






[ Category:Canon | 掲載日時:24年09月28日 17時01分 ]

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【SONY】Eマウント用レンズ比較!macroF2.8編

【SONY】Eマウント用レンズ比較!macroF2.8編

皆様、レンズ選びでお困りなことはございませんか?

私も日々、レンズ選びに悩んでおります。
僭越ながら同じ画角にお悩みの皆様に、よくご質問をいただくレンズを純正やサードパーティ問わず比較しながらご紹介させていただきます。

今回はタイトルに書かせていただいた通り・・・

・SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS 2015年6月26日発売
・SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO  2020年10月23日発売
・atx-i 100mm F2.8 FF MACRO 2022年12月9日発売

上記3点を比較しながらご紹介させていただきます。

SONYのEマウントの中でも、等倍マクロはいくつかラインナップがあります。それぞれのメーカーの違いやレンズの個性についても、気になってる方は多いと思います。

それぞれの強みや個性について、①サイズや基本性能②マクロ撮影の描写比較③周辺部の解像度④逆光耐性⑤玉ボケ の6つの項目を比較しながらご紹介させていただきます。

各メーカのスペックをご紹介させていただきます。

SONY 焦点距離:90mm レンズ構成:11群15枚 絞り羽根:9枚 最短撮影距離:28㎝ 全長130.5mm 重さ:約602g

SIGMA  焦点距離:105mm レンズ構成:12群 17 枚 絞り羽根:9枚 最短撮影距離:29.5cm 全長:133.6mm 重さ:約 715g

Tokina 焦点距離:100mm レンズ構成:8群9枚 絞り羽根:9枚 最短撮影距離:30mm 全長:123~169mm(前玉繰り出し時) 重さ:約570g

すべてAFに対応しているレンズではありますが、ピントが迷子になりやすいマクロレンズ。SONYとSIGMAにはピント位置を絞れるスイッチ(SONY製品ではフォーカスレンジリミッターと言われています。)が搭載されているのでAFで対象物を探す範囲を変えられ、ピント位置を素早く見極め、迷子にさせることなくなく撮影できます。
上記2本はTokinaより身長が高いですが、SONYとSIGMAはインナーフォーカスとなっており、ピント位置が変わってもレンズが繰り出さず、被写体との距離が計算しやすくなっております。
Tokinaは約46mm繰り出してしまうので、被写体との距離に気を付けなければいけません

さらにSONYのレンズは、AF/MFを素早く切り替えられる「リングスライドスイッチ」を搭載しており、ピント合わせしている時に被写体から目を離すことなくAFとMFを瞬時に切り替えることが出来ます。

Tokinaは驚くほどモーター音が大きいのでAFを使用した動画の撮影には向かないと感じました。ピント移動速度も3本の中ではスローでしたが2024年9月現在で¥50,463-とコストパフォーマンスの高いレンズです。

1 SONY 焦点距離:90mm F値:2.8 ss:1/100 ISO:100

2 SIGMA 焦点距離:105mm F値:2.8 ss:1/100 ISO:100

3 Tokina 焦点距離:100mm F値:2.8 ss:1/100 ISO:100

開放で撮影をしてみました。大きな違いはここでは感じられませんでした。マクロならではの柔らかなボケが美しいです。SIGMAとSONYのレンズが若干ですボケが硬いようにも見えます。3本とも滑らかで癖のない写りで被写体を際だててくれています。

②最短撮影距離比較

お次は最短撮影時の比較です。ハンドメイドアクセサリーやジュエリーなど、マクロレンズでよく撮影される撮影した時実際にどのように違いが出るのかをご紹介させていただきます。

1 SONY 焦点距離:90mm F値:2.8 ss:1/40 ISO:3200

2 SIGMA 焦点距離:105mm F値:2.8 ss:1/40 ISO:3200

3 Tokina 焦点距離:100mm F値:2.8 ss:1/20 ISO:1600

一見大きな違いは無いように見えますが、SONYは金属に反射したライトのところに色収差が見えます。SIGMAにはそういった収差もなく、綺麗なゴールドカラーを再現してくれているのがわかります。一般的なレンズと違い二重ボケなど、ボケをうるさくしてしまうような要素はなく、どのレンズもピント面から離れるにしたがって非常に綺麗にボケていきます。

1 SONY 焦点距離:90mm F値:8 ss:1/5 ISO:3200

2 SIGMA 焦点距離:105mm F値:8 ss:1/5 ISO:3200

3 Tokina 焦点距離:100mm F値:8 ss:1/2 ISO:1600

F8まで絞るとどれも驚きの解像感となっています。背景は柔らかな写りをしており、マクロレンズの楽しさを感じました。シャープさの中にもより柔らかさを感じたのはTokinaです。花びらやポートレートなど柔らかな写りを好まれる方にはTokinaがお勧めです。

③周辺解像度比較

こちらでは周辺解像度の比較をご紹介させて頂きます。レースと刺繍が入ったランチョンマットです。赤い枠で囲っている所を拡大してどのような写りの違いがあるか見ていきます。

1 SONY 焦点距離:90mm F値:2.8 ss:1/250 ISO:3200

2 SIGMA 焦点距離:105mm F値:2.8 ss:1/250 ISO:3200

3 Tokina 焦点距離:100mm F値:2.8 ss:1/250 ISO:1600

驚くべき解像度を誇るSONYとSIGMA。周辺の画質の低下は若干感じますがF2.8で驚異の解像度です。Tokinaも十分な画質ですが、他2本と比べると少し柔らかな写り。先述した通り花の撮影など柔らかな被写体には向いているかもしれません。マクロレンズは構造上、実際表示されているF値よりも取り込む光量が少なくなる現象がある(実効絞り値等と呼ばれている)為、シャッタースピードを速くして撮るのであればできるだけ絞りを開いて撮影したいもの。どのレンズも開放からシャープなので安心して使用することが出来ます。

 

1 SONY 焦点距離:90mm F値:8 ss:1/40 ISO:1600

2 SIGMA 焦点距離:105mm F値:8 ss:1/40 ISO:1600

3 Tokina 焦点距離:100mm F値:8 ss:1/40 ISO:1600

F8まで絞ることでTokinaもハッキリとした美しい描写となりました。3本とも解像度が上がり、刺繍の細かな部分まで表現されています。

 

④玉ボケ比較

ポートレートでも好んで使われるマクロレンズ。望遠側で見たときのボケ味にも違いがあります。望遠で撮影した時、近接撮影した時の比較をまとめてみました。

1 SONY 焦点距離:90mm F値:2.8 ss:1/50 ISO:3200

2 SIGMA 焦点距離:105mm F値:2.8 ss:1/50 ISO:3200

3 Tokina 焦点距離:100mm F値:2.8 ss:1/40 ISO:3200

無限遠の光をボカして玉ボケを比較してみました。どのレンズも絞り開放での撮影時に周辺部の口径食が発生しています。
この中でもSONYのレンズは若干ではありますが玉ねぎボケが発生しており、他2本のレンズと比べてみると多少気になる部分かもしれません。ボケの形も円形ではなく角ばっており、夜間のポートレートなどの撮影をする際はウィークポイントとなる部分です。

その一方でSIGMAとTokinaのレンズはボケも滑らかで素直な描写です。一番円形に近くてボケみが綺麗なのはTokinaのように感じます。

 

1 SONY 焦点距離:90mm F値:2.8 ss:1/125 ISO:3200

2 SIGMA 焦点距離:105mm F値:2.8 ss:1/125 ISO:3200

3 Tokina 焦点距離:100mm F値:2.8 ss:1/125 ISO:3200

続いては最短撮影距離からの後ボケを確認していきます。無限遠のボケと同様にSONYは多少ボケが固いように感じますが、最短撮影距離時においては玉ねぎボケも目立たず素直な描写です。

SIGMA、Tokinaも同様の傾向で甲乙つけがたい描写。マクロレンズらしい美しいボケが得られます。

⑤逆光比較

   

1 SONY 焦点距離:90mm F値:3.5 ss:1/100 ISO:1250

2 SIGMA 焦点距離:105mm F値:3.5 ss:1/125 ISO:2000

3 Tokina 焦点距離:100mm F値:3.5 ss:1/125 ISO:2000

最後に強い光を入れた際の逆光耐性を比較していきます。どのレンズもフレア、ゴーストが発生しておりパターンは様々。あまりこのような環境下で撮影することはありませんので実撮影において気になることは無いと思いますが、強い光源があるような環境下ではフードを装着して撮影するのがベターです。

様々なポイントの比較を行いましたが、個人的な感想としてはマクロ重視で描写や機能ににこだわる方はSONYやSIGMAがオススメです。TokinaはAFは遅いのですが、柔らかくもあり写りもいいレンズなので、マクロレンズでポートレートなどを趣味で楽しみたいという方には是非お勧めしたいレンズです。

 

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[ Category:SIGMA SONY tokina | 掲載日時:24年09月28日 17時00分 ]

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【Canon】EOS R5の魅力と作例 RF70-200mm F4 L IS USM編 ~やさしいカメラ記事~

【Canon】EOS R5の魅力と作例 RF70-200mm F4 L IS USM編 ~やさしいカメラ記事~

カメラをはじめようとお考えの方はもちろん、新しいメーカーへのお買い替えや機材選びなどで悩んでいる皆さまへ向けた「やさしいカメラ記事」を連載しております!
「わたしが使っているカメラ以外はよくわからない・・・」という方にもわかりやすく解説しておりますので、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
 
今回は「Canon EOS R5」と「RF70-200mm F4 L IS USM」をご紹介します。

「EOS R5」はあの「EOS 5D」シリーズのミラーレス版ともいえるような一台で、プロやハイアマチュアの用途にも応える高性能を誇ります。
約4500万画素と最高約20コマ/秒の高速連写を両立し、快適なAF性能やクラス世界初となる8K/30p動画の撮影が可能です。
ボディー内5軸手ブレ補正機構をEOSシリーズで初めて搭載しており、レンズ側の補正と合わせると最大で8段もの補正を得られます。

そして「RF70-200mm F4 L IS USM」はクラス世界最短・最軽量のズームレンズです。
望遠ズームレンズ、しかも描写に妥協のない “L” レンズにもかかわらずここまで携行性に優れるのです。

街で撮影してきましたのでどうぞご覧ください。


広い場所の写真が好きで遠景の写真を撮ります。
こちらの写真はよく見ると散歩中の犬と飼い主さんがいるんです。
かなり離れていたので、少し大きく撮りたくて望遠端で撮りました。


路地に「けんけんぱ」の円が並んでいます。
生まれる前の時代の景色でも懐かしく感じるから不思議です。



昔ながらのお風呂屋さんの下駄箱。
上のカギにはちょうど光が当たって輝いています。
最近の若者は知らないかもしれないt思ったときに、ふと居酒屋にあるのを思い出しました。
お風呂屋さんというよりも居酒屋のイメージがあるかもしれません。



背景となる色とりどりな光が面白かったので色を濃くして撮りました。
色の濃度はピクチャースタイルから設定できます。
ビビッドモードのようなものはありませんが、逆に最適な設定を細かくできていいと感じました。
最短撮影距離は60cmなので、テーブルの奥の方に置いて撮りました。
それでも座ったまま撮れるのは大きなアドバンテージです。



ショーウィンドーにはレトロなレース編みのカーテンや、クリスタルのお花がありました。
いずれも質感がよく写っていると感じます。
本レンズは最短撮影距離が短いので、こうして望遠マクロ撮影が可能です。


路地を歩く人たち。
ほどよいボケ味で、雰囲気よく撮れています。
楽しい時間であることが伝わってくるようです。
暗所にも強い「EOS R5」ならこんなシーンでも問題なく写すことができます。

いかがでしたでしょうか。「EOS R5」と「RF70-200mm F4 L IS USM」の組み合わせと聞くと一般的には野鳥やスポーツ撮影、遠くの風景をメインにした被写体選びが多いのではないでしょうか。そんな望遠レンズも実は普段の街中で撮影するときも楽しめるということを今回の記事でご紹介してまいりました。

望遠域を高画質に撮影できる高性能なレンズでありながら実にコンパクト。
「EOS R5」の高性能なオートフォーカスのお陰で、F4というやや暗めなF値ですが
スナップレンズとしてもサクサクと撮影することが可能!
是非積極的に街中にも持ち出してほしいおすすめの組み合わせです。
是非一度お試しください。

[ Category:Canon | 掲載日時:24年09月28日 12時30分 ]

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【FUJIFILM】GFX100Sで残す夏の思い出

今年の夏はFUJIFLM GFX100Sを小脇に抱えて東北から関西までをふらりふらりと旅行していました。

43.8×32.9mmのセンサーに1億画素を詰め込んだ、まさに中判らしい描写が魅力の本機と共に旅行先での景色をお楽しみください。

前半はGF80mm F1.7と、後半はGF55mm F1.7とお送りいたします。

 

遠野へ向かう途中の道が美しく、思わず立ち止まってシャッターを切ります。

FUJIFILMでは点像復元処理機能がついており、回折で解像力が落ちてしまうような絞りであってもカメラ側で補正してくれます。

特にGFXのような判が大きくわずかなボケが残ってしまうような場合に、回折を気にせずどんどん絞っていける本機能はありがたい限りです。

 

路傍の気温計は40℃以上を表示しているにもかかわらず、川の流れは非常に冷たく気分まで涼やかになっていきます。

防塵防滴の為、川でも山でも持っていける本機はまさにフィールドカメラであり、中判らしからぬサイズや重量も魅力です。

目の前のアーチ橋は銀河鉄道999を想起させ、今でもライトアップやSLの運行が定期的に行われているようです。

 

遠野から少し離れ、鳩峰峠へ来ました。

奥に見えるのは山形・福島・宮城の3県境で、分水嶺と県境が異なるという少々面白い立地をしています。

一口に緑といっても鮮やかな笹の緑、遠くに見える低木の深い緑を描き分けてくれてくれます。

 

お気に入りの駅舎へ来ました。

林道を通らねば到達できず、名前も「峠駅」といういかにもな駅です。

劣化により干からびた木板や、錆びた看板の質感をよく写し取ってくれています。

 

ここからはGF55mm F1.7に交換し、山から海へ移動します。

紀伊水道の離島を目指し、海沿いをひた走ります。

遠浅の海を水色の綺麗なグラデーションで表現してくれています。

 

離島に到着しました。朽ちた桟橋が目を引きます。

GF55mm F1.7はフルサイズ換算で約45mm F1.4になり、自然な画角で目の前の風景を写し取ってくれます。

 

関東圏からほど近い猿島と同様、島の中には煉瓦造りの砲台跡があります。

真夏でもひんやりと涼しい弾薬庫でひと涼みし、島内散歩を再開します。

葉の質感もさることながら、茎に生える毛までしっかりと捉えています。

 

フェリーに乗って潮風を浴びながら本土へ戻ります。

1/10,000秒の電子シャッターにて撮影した一枚ですが、ローリングシャッターによるゆがみを全く感じません。

波の飛沫もしっかりと解像しており、動体の撮影も可能な万能な一台です。

 

後続機であるGFX100SIIが発売したことで中古相場が一気に下がった初代100Sですが、実力はまだまだ現役です。

フルサイズ機をご利用で新機種への乗り換えを検討していらっしゃる方は是非GFXも候補に加えてみてください。

 

 

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年09月28日 11時09分 ]

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【Canon】普段低画素機を使用している私から見たEOS R5の魅力

【Canon】普段低画素機を使用している私から見たEOS R5の魅力

Canonの中で「5」は特別輝きを放つ数字。
デジタルカメラでのその系譜は、フルサイズ機として圧倒的な低価格を実現したEOS 5Dから始まり、一眼動画の新時代を切り開いたEOS 5D Mark II、全性能をブラッシュアップしたMark III、熟成のMark IVと着実に進化していきました。
そうして全ての時代で多くのカメラユーザーを魅了してきた「5シリーズ」は、Canonの中核をなす機体として、なくてはならないものとなったのです。
2020年、満を持して登場したEOS R5。
5Dシリーズを大きく超えるハイスペックなカメラの登場によって、世界は沸き立ちました。
Canonの「本気」を感じられるミラーレスは、発売以来ベストセラー機として君臨し続けています。
EOS R5 Mark IIも発売され注目も高まる中で、R5の魅力を語ります。

・・・

使用機材は下記を参照ください。
Canon EOS R5
Canon RF35mm F1.4 L VCM

それでは早速作例をご覧いただきながらR5の良さを綴ります。


普段からカメラを持ち運び日常を切り取るような写真を撮るのに高画素機である必要はないかもしれません。
ですが私は初めてEOS R5で撮影しデータをパソコンに移して確認をしていた際にとても感動したのをよく覚えています。
高画素機の魅力を肌で体感し今でもよく使用しています。


水滴、コップの質感までしっかりと写してくれています。
日常使いしやすい画角であるRF35mm F1.4 L VCMと組み合わせることで暗い場面での撮影やボケを生かした撮影も可能です。


ポートレートの撮影も多いのですがやはり高画素による高精細な写真を出してくれるので撮影していても楽しいです。
高画素機のメリットとして後で編集を行う際にクロップを行っても画質劣化が少ないという利点があります。
もちろん撮影の際に画角の調整を行いながら撮影をしますが後から部分的に切り取りたい時に非常に役に立ちますし、写真の表現の幅も広がるので大きなアドバンテージになります。


今回の組み合わせであればテーブルフォトも難なくこなせます。
どんな所に持ち運びをしても撮影をしやすいレンズを選ぶことは日常使いする上でとても重要です。


今現在Ⅱ型が登場したことにより新品との価格差が大きく開いており中古が狙い目です。
マップカメラなら安心できる一年保証も付いています。
高画素機デビューに。R5ならきっとあなたの期待に応えてくれるでしょう。

 

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[ Category:Canon | 掲載日時:24年09月27日 18時00分 ]

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【Canon】EOS RPとレンズ2本で撮り歩き

植物と動物を同時に楽しめる公園を見つけたので、訪れてみました。
今回の使用機材は、Canon EOS RPとRF35mm F1.8 マクロ IS STM、RF100-400mm F5.6-8 IS USMです。

RF35mm F1.8 マクロ IS STM

温室があるということで、マクロレンズがあるといいなと思いこのレンズを持ち出しました。ハーフマクロのレンズですが、明るいF値と手振れ補正が使いやすく、汎用性の高いレンズです。

RF35mm F1.8 マクロ IS STM
RF35mm F1.8 マクロ IS STM

いつもは中望遠のマクロレンズを使用することが多いため、広角のマクロレンズに慣れるまで少し時間が必要でした。しかし、慣れてみるとスナップ撮影にも使いやすい画角で、マクロ撮影もできるという万能な1面を体感することができました。

RF35mm F1.8 マクロ IS STM
RF35mm F1.8 マクロ IS STM

濃い緑であったり薄緑、黄緑と微妙に色が異なっている様子や、筋張っている茎まで描写しています。この1枚は露出を上げて撮影したため、明るくすっきりとした印象を残すことができました。

RF35mm F1.8 マクロ IS STM

ふと上を見上げると、きれいな光が差し込んでいたので下から撮影した1枚です。絞りが9枚羽根の円形絞りを採用しているため、玉ボケも綺麗にでています。

RF100-400mm F5.6-8 IS USM

他にも上の方に咲いていた花があったので、もう1本のレンズに付け替えました。水滴が付いていたので、職員さんがお水を撒いていた直後だったようです。

RF100-400mm F5.6-8 IS USM
RF100-400mm F5.6-8 IS USM

温室をあとにし、動物のいるコーナーへと向かいました。
まず最初に一番見たかったフラミンゴのところへ。嘴の質感や一枚一枚の羽のボリューム感をしっかりと描写しています。フラミンゴの色は餌の色素によってピンク色を維持していて、赤い色素を含まない餌を食べていると色が薄くなってしまうようです。

RF100-400mm F5.6-8 IS USM
RF100-400mm F5.6-8 IS USM

続いて、リス小屋を訪れました。他の檻よりも金網が小さいブースでしたが、RF100-400mm F5.6-8 IS USMの口径も小さいため隙間を狙って写真を撮ることができました。

RF100-400mm F5.6-8 IS USM

いかがでしょうか。
数時間カメラを掛けて歩きましたが、ボディ、レンズ共に小型軽量設計のおかげか疲労感を感じることなく撮影を終えることができました。

[ Category:Canon | 掲載日時:24年09月27日 16時30分 ]

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Summer Campaign 2025 中古Summer SALE

【Nikon】開放F値2.8なのに軽量コンパクト!「NIKKOR Z 70-180mm F2.8」で撮影された印象的な風景写真

【Nikon】開放F値2.8なのに軽量コンパクト!「NIKKOR Z 70-180mm F2.8」で撮影された印象的な風景写真

マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」ではマップカメラ 創業30周年を記念した特別なフォトコンテスト開催中! 夏は終わってもフォトコンテストはまだまだ熱いイベント盛りだくさん。
 
特に現在『2023年以降に発売された新製品』で撮影された作品の募集を強化しております!風景写真、スナップ/モノクロ、ポートレート、ネイチャー、スポーツなど動体撮影まで、オールジャンルで募集中。今回ご紹介する「Nikon NIKKOR Z 70-180mm F2.8」も作品募集の対象となりますので、ぜひ奮ってご参加をお待ちしております。
 

 
グランプリ作品には「Canon EOS R8 RF24-50mm IS STM レンズキット」「Nikon Z f Z 40mm F2(Special Edition)レンズキット」「SONY α7C II ズームレンズキット」「FUJIFILM X100VI」「OM SYSTEM OM-1 Mark II 12-45mm F4.0 PRO キット」「PENTAX K-3 Mark III 20-40 Limited レンズキット」「SIGMA fp & Contemporary 45mm F2.8 DG DN キット」「Panasonic LUMIX S9 標準ズームレンズキット」といった話題の豪華アイテムが贈られます!
 
30周年フォトコン

大きなボケと明るさを活かして日常シーンでの創造性を広げる、小型・軽量の開放F値2.8通しの望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 70-180mm F2.8」で撮られた素敵な作品をどうぞご覧ください。




【作品名】Sunset<投稿作品を見る

【投稿者】KUMA-3様

【使用機材】Nikon Z f + NIKKOR Z 70-180mm F2.8



【作品名】鶴見緑地公園1<投稿作品を見る

【投稿者】Imoke_pi様

【使用機材】Nikon Z5 + NIKKOR Z 70-180mm F2.8



【作品名】Osaka at night<投稿作品を見る

【投稿者】Nekozawa様

【使用機材】Nikon Z7 + NIKKOR Z 70-180mm F2.8
 
 



【作品名】At seaside<投稿作品を見る

【投稿者】Nekozawa様

【使用機材】Nikon Z7 + NIKKOR Z 70-180mm F2.8


 
 



【作品名】無題<投稿作品を見る

【投稿者】picture garden様

【使用機材】Nikon Z9 + NIKKOR Z 70-180mm F2.8


 
 



【作品名】北海道の春<投稿作品を見る

【投稿者】jeijei様

【使用機材】Nikon Z50 + NIKKOR Z 70-180mm F2.8


 
 


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!

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[ Category:Nikon | 掲載日時:24年09月27日 12時30分 ]

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【Canon】EOS R5 の魅力と作例 RF24-240mm F4-6.3 IS USM編 ~やさしいカメラ記事~

【Canon】EOS R5 の魅力と作例 RF24-240mm F4-6.3 IS USM編 ~やさしいカメラ記事~

カメラをはじめようとお考えの方はもちろん、新しいメーカーへのお買い替えや機材選びなどで悩んでいる皆さまへ向けた「やさしいカメラ記事」を連載しております!
「わたしが使っているカメラ以外はよくわからない・・・」という方にもわかりやすく解説しておりますので、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
 
今回はCanonの「EOS R5」と「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」をご紹介します。

先日、後継機種の「EOS R5 Mark II」が発売されましたが、約4500万画素フルサイズセンサーやボディー内5軸手ブレ補正機構などは据え置かれており、依然としてEOSシリーズで上位の解像性能を誇っています。
一方で新モデルへのお買い替え需要から現在、中古の在庫が潤沢に。付属品の揃った美品からコストパフォーマンスに優れた並品まで選び放題なのもポイントです。

「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」はRFレンズ初となる高倍率ズームレンズです。
まずその10倍というズーム倍率に目を奪われます。
広角域から望遠域までレンズ交換することなく使うことができるのは、代えがたいくらい快適なことです。
そして周辺部までクリアな描写と、静かでいて高速なAFが特長です。

この相性抜群の組み合わせで撮影してきました。
どうぞご覧ください。



この日は雨。
たまに降りやむことがあるものの空の色は灰色です。
そんな中、サルスベリの花が街に色を添えます。
等倍で見てみるとわかりますが、ピント面が単焦点に引けを取らないシャープさです。



プラス補正して撮影したので明るい雰囲気になりました。
水滴がついたカラフルな風鈴が眩しいくらい輝いて見えます。


こちらは手水舎の龍ですが、撮ってみると奥に無数の丸ボケが浮かび上がりました。
周辺部でわずかに楕円になるものの綺麗な円で、レンズの実力の高さが伺えます。


モノクロで撮りました。
風が吹くとたくさんの風鈴が一斉に回るのです。
実際にその場にいると風を切る音が響き渡ります。


まるで異世界に足を踏み入れたかのような不思議な雰囲気。
先ほどの写真とは違い空が白くハッキリしており、人のシルエットが際立ちます。
そうはいっても人の姿が黒潰れすることなくデテールが残っていることに関心します。
 
 
雨の景色と、「EOS R5」「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」の描写をお楽しみいただけだでしょうか。
天候が悪いこんな日には特に、レンズ交換せずに撮影を続けられるのは大助かりでした。
そして何より描写性能が高いのです。
中でも合焦部がとにかく美しく、ただ便利というだけではないスペシャルな存在感を示しています。
おすすめできる一本です。
ぜひお試しください。

[ Category:Canon | 掲載日時:24年09月26日 12時43分 ]

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【TAMRON】高倍率ズームに夢中 ~TAMRON18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD編~

【TAMRON】高倍率ズームに夢中 ~TAMRON18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD編~

高倍率ズームレンズと聞いて浮かぶイメージ、印象はどういったものでしょうか。

画角が固定された単焦点レンズはもちろんのこと、使いやすい標準的な焦点距離をカバーするズームレンズよりも更に幅広い焦点距離を網羅する高倍率ズームレンズは便利ズームとも呼ばれます。
レンズを交換する手間や時間から解放してくれる、複数のレンズを持ち運ぶ必要がなくなるといったメリットとともに、写りはそこそこなんてイメージを持たれがちです。

もちろん大口径単焦点レンズの描写などとは比ぶべくもありませんが、技術の進歩というべきか期待以上の描写や働きをしてくれる高倍率ズームレンズは数多くあります。
今回はスタッフが夢中になっている高倍率ズームレンズについて全3回にわたりご紹介いたします。

ご紹介するのは『TAMRON 18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD』です。

このレンズは35mm判換算で 27mmの広角域から450mmの超望遠域までカバーする高倍率ズームレンズで、
様々な撮影ができる高倍率ズームレンズの実現」というコンセプトを元に開発されました。

今回はこのレンズのSONYのAPS-C機α6700を組み合わせて里山を撮影してきました。

訪れたタイミングはちょうどお米の収穫時期で、田んぼには大きく育った稲が並んでいました。

初めはボディに対してレンズが少し大きめに感じますが、α6700との組わせの場合は、ボディにしっかりとしたサイズのグリップが付いているので、
構えている際は、そこまで重量を感じることなく撮影することが出来ます。

実際の重量も本体が約493g、レンズが620gですので全体の重量でも約1.1kgと、この高倍率を考えれば十分に軽いものになっています。

種類の違うお米が植えられているところがあました。色違いのお米のコントラストが秋の田に映えます。
解像度もあり、ピントが合った先の米粒一つ一つを写し取ることが出来ています。

トンボが草に止まっていました。標準ズームでは少し離れると小さくなってしまうその姿をしっかりと捉えることが出来ました。

TAMRON 18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXDを使ってみて感じるのは、やはり画角の自由度の高さです。
距離が遠く標準ズームでは諦めていたような被写体にも挑戦することが出来ます。
また、リニアモーターを用いたフォーカススピードも十分速く、より自由度を高めてくれます。

「高倍率ズームに夢中」は今回で最終回となります。様々な写真を通して高倍率ズーム魅力をお伝えできれば幸いです。

[ Category:SONY TAMRON | 掲載日時:24年09月25日 19時00分 ]

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【Nikon】Z9の性能を小型ボディに凝縮した「Z8」で撮影されたネイチャーフォト

【Nikon】Z9の性能を小型ボディに凝縮した「Z8」で撮影されたネイチャーフォト

マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」ではマップカメラ 創業30周年を記念した特別なフォトコンテスト開催中!夏は終わってもフォトコンテストはまだまだ熱いイベント盛りだくさん。野鳥写真をはじめ、草花や動物、昆虫、そして大自然の写真などが対象となるネイチャーフォト部門が締め切り間近です。ぜひ下のバナーリンクからエビフォトにアクセスのうえご応募ください!
 

 
グランプリ作品には「Canon EOS R8 RF24-50mm IS STM レンズキット」「Nikon Z f Z 40mm F2(Special Edition)レンズキット」「SONY α7C II ズームレンズキット」「FUJIFILM X100VI」「OM SYSTEM OM-1 Mark II 12-45mm F4.0 PRO キット」「PENTAX K-3 Mark III 20-40 Limited レンズキット」「SIGMA fp & Contemporary 45mm F2.8 DG DN キット」「Panasonic LUMIX S9 標準ズームレンズキット」といった話題の豪華アイテムが贈られます!
 
30周年フォトコン
 
「Z9」の優れた性能と機能をコンパクトなボディーに凝縮し、高い機動力を実現した「Z8」で撮られた素敵な作品をどうぞご覧ください。
 
 


 
 



【作品名】光に浮かぶ岩礁<投稿作品を見る

【投稿者】しもっさん様

【投稿者コメント】岩礁を長秒露光で撮影しました
海面がフラットになりまるで光の中に浮かぶような様になりました
実際の目では体感出来ない世界を伝えられらばと思います

【使用機材】Nikon Z8 + NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S


 
 



【作品名】清津峡・柱状節理<投稿作品を見る

【投稿者】yoshy様

【投稿者コメント】清津川が作り出した柱状節理、夏の清津風景風景

【使用機材】Nikon Z8 + NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR


 
 



【作品名】King<投稿作品を見る

【投稿者】Plena666様

【使用機材】Nikon Z8 + NIKKOR Z 180-600mm F5.6-6.3 VR


 
 



【作品名】直立不動の構え<投稿作品を見る

【投稿者】ゆう様

【使用機材】Nikon Z8 + NIKKOR Z 400mm F2.8 TC VR S



【作品名】水鏡に映る瞬影<投稿作品を見る

【投稿者】Kay様

【使用機材】Nikon Z8 + NIKKOR Z 400mm F2.8 TC VR S


 
 



【作品名】秋に包まれて<投稿作品を見る

【投稿者】ゆう様

【使用機材】Nikon Z8 + NIKKOR Z 14-24mm F2.8 S


 
 
 


 
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[ Category:Nikon | 掲載日時:24年09月25日 12時30分 ]

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【Canon】いまAPS-C機を選ぶなら、圧倒的にEOS R7がおすすめな理由

【Canon】いまAPS-C機を選ぶなら、圧倒的にEOS R7がおすすめな理由

涼しくなるとカメラが欲しくなってまいります。
いかがお過ごしでしょうか。

今回は涼しくなってきたからこそおすすめしたいカメラをご紹介いたします。
すでにご存知の方も多いかもしれませんが、現在発売されているデジタルカメラにはさまざまなセンサーの大きさのものがラインナップされています。
35mm判フィルムの1コマと同じ大きさで撮影することができる「フルサイズ」、それよりも一回り小さい「APS-C」、さらに一回り小さい「マイクロフォーサーズ」、他にも様々な規格が存在します。
ここでご説明すると枚挙にいとまがないので今回はシンプルにおすすめしたい「APS-C」センサーを搭載したカメラをご紹介いたします。
以前ご紹介した「マイクロフォーサーズ」のおすすめカメラもあわせてご覧ください。

Canonの系譜、そのナンバリングにはユーザーにとっても大切な意味が込められていると思っています。
今回ご紹介する「7」ですが、筆者にとって思い出深いのはEOS 7Dです。
APS-Cセンサーを有するこのボディには望遠レンズをつけて、その魅力を存分に使用したいというユーザーに愛されていました。
さらにAF性能や連写など、動物や鉄道、航空機など望遠レンズを使う場面でそろっていてほしい機能がしっかりと搭載されていたのです。

今回ご紹介する「EOS R7」にももちろんその役割が与えられており、発売されてすぐにEOS 7Dシリーズから乗り換えた方も多いのではないかと思います。

まずは外観からご紹介しましょう。

電源ボタンはON・OFF・動画を切り替えられるようになっています。
初めて見たときはそのままグッといってしまい動画モードになってしまうのではないかと思ったのですが、そんなことはなくしっかりとしたクリック感があるため誤って動画モードになってしまうということはありませんでした。
写真下部のサブ電子ダイヤルとマルチコントローラーが一体となっている部分が個人的にちからこぶのように盛り上がっていて好きです。

安心のダブルスロット、言うことがありません。

親指に全て集約したサブ電子ダイヤルとマルチコントローラー、他の機種には見られないデザインですがひまわりのようで良いと思っています。
操作がしやすく慣れてしまうと病みつきになる操作感です。
他の機種を使用するときに親指を回転する動作をしてしまうほど虜になっています。

EOS R7はグリップ感も素晴らしくハンドストラップを使用して握り込みながら散歩をしてみたのですが良い塩梅で疲れもストレスもなく持ち運ぶことができました。
またグリップの内側にはAFとMFの物理的な切り替えスイッチも搭載されており、直感的な操作を求める筆者にとっては嬉しいものでした。

さて、今回は軽量な望遠レンズとして「RF70-200mm F4 L IS USM」をチョイス。
実際に撮影した写真をご覧ください。

ハトのすみかを発見。
一緒に持ち出した「RF70-200mm F4 L IS USM」は695gとF4通しの望遠レンズとしては非常に軽量です。
手軽に持ち運べるレンズとボディだからこそ見つけたものをすぐに記録できます。
EOS R7には上位機種EOS R3譲りの早くて正確なAFを搭載しているため全くストレスなくなく撮りたいものを撮りたいように楽しむことができます。

瓶のインカコーラが売っていたのを見つけたので心を躍らせながら購入しました。
メキシコ料理店に行くときは必ず飲みます。
黄色い飲み物というジャンルの中では個人的ナンバーワンの飲み物です。
描写ですが、ビビットな黄色と青のパッケージを忠実に描き出してくれました。

曇ってきたためモノクロに切り替えました。
初期設定のモノクロのピクチャースタイルで撮影。


背景にそびえる建物があまりに日常からかけ離れたような、SF映画チックな建物でした。思わず撮影。

さて、今回ご紹介した「EOS R7」ですが具体的にどのような方におすすめかということを考えてみました。

望遠レンズをたくさん愛用したい。望遠レンズに興味がある。という方はすでにAPS-Cボディの魅力に気がついていると言っても過言ではありません。
フルサイズとの大きな違いであり、1.6倍の焦点距離となってしまうのはユーザーにとってメリットでもデメリットでもあります。
この部分をメリットと捉えて望遠をより楽しみたいという方には、APS-Cセンサーがフィットするはず。

そしてAPS-Cボディの中で被写体認識能力も優れ、グリップ時の親指周辺にダイヤルやコントローラーを集約した独自の操作性を持ち、手ぶれ補正も優秀、それが今回ご紹介した「EOS R7」の魅力です。

圧倒的に写真を撮影するのが楽しくなるはずです。ぜひ相棒にしてみてください。

【ジャックス限定】9月30日まで!ショッピングクレジット“60回払い金利手数料0%”の終了迫ります。この機会にぜひご検討ください。

【中古商品もカメラ専門店品質】はじめて中古商品を買われるお客様にも安心してお求めいただけます。

 

[ Category:Canon | 掲載日時:24年09月24日 17時01分 ]

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Summer Campaign 2025 中古Summer SALE

【SONY】旅行に持ち出したい軽量フルサイズ「α7C II」で撮影された旅写真

【SONY】旅行に持ち出したい軽量フルサイズ「α7C II」で撮影された旅写真

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特に現在『2023年以降に発売された新製品』で撮影された作品の募集を強化しております!風景写真、スナップ/モノクロ、ポートレート、ネイチャー、スポーツなど動体撮影まで、オールジャンルで募集中。今回ご紹介する「α7C II」も作品募集の対象となりますので、ぜひ奮ってご参加をお待ちしております。
 

 
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30周年フォトコン
 
旅行や日常のスナップなど幅広いシーンで活躍するα7Cシリーズの第2世代モデル「α7C II」で撮られた素敵な作品をどうぞご覧ください。
 
 



【作品名】千畳敷カール<投稿作品を見る

【投稿者】405様

【使用機材】SONY α7C II + TAMRON 20-40mm F2.8 Di III VXD
 
 



【作品名】丘の町、どこまでも広く<投稿作品を見る

【投稿者】Torachichi様

【投稿者コメント】「四季彩の丘」の一番高いところから美瑛のパッチワークを背景に花の絨毯

【使用機材】SONY α7C II + TAMRON 20-40mm F2.8 Di III VXD


 
 



【作品名】上色見熊野座神社<投稿作品を見る

【投稿者】shin様

【使用機材】SONY α7C II + SIGMA Art 24-70mm F2.8 DG DN II


 
 



【作品名】大海原の朝日<投稿作品を見る

【投稿者】Mac様

【使用機材】SONY α7C II + FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2


 
 



【作品名】住吉大社で激写<投稿作品を見る

【投稿者】ヘッポコじじい様

【使用機材】SONY α7C II + TAMRON 35-150mm F2-2.8 Di III VXD


 
 

【作品名】Pamukkale<投稿作品を見る

【投稿者】Zero様

【使用機材】SONY α7C II + Voigtlander HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 Aspherical E-mount


 
 


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

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[ Category:SONY | 掲載日時:24年09月23日 19時22分 ]

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【Leica】気になるレンズ撮り比べ。 -ズミルックス M50mm F1.4 編-

【Leica】気になるレンズ撮り比べ。 -ズミルックス M50mm F1.4 編-

“ライカMマウント”の“明るい”そして“50mm”である「ズミルックス50mmF1.4」は、数あるMマウントレンズの中でも特に汎用性が高く、かつ表現力に富んだ至高のラインナップ。『貴婦人』の異名を持つ第一世代の誕生から、約65年の時を経て生まれた記憶に新しい第五世代まで。たった5世代、されど5世代。明るさの代償とも言える描写の味わいと、金字塔50mmレンズに課せられた進化への期待によって各世代には個性が溢れ、選ぶものを惑わせます。

今回はそんな気になる5本を撮り比べ。
生産本数や市場の流通量の影響でなかなか前世代が揃うことは多くありませんが、今回は機会に恵まれた為徹底的に検証してきました。
レンズ選び、ズミルックス選びの参考になれば幸いです。

・5枚組の写真は全て、上から下へ順番に新しくなるようになっています。
・今回使用したレンズは古い順に「1st」「2nd」「3rd」「4th」「5th」と記載します。
・使用したカメラはLeica M10-Pです。レンズプロファイルオフ、絞り開放で行いました。






まずは比較できる最短焦点距離である1mから。
1stのにじみは言わずもがなですが、4thからぐっとコントラストが上がる感じも容易に見て取れます。






続いてはズミルックス50の一番旨味を感じると思っている中距離、およそ3m。
背景のボケ方で顕著に差を感じる事ができます。






校庭を思い出すバックネット裏。
前ボケの中のフェンスを良く見比べると、特に3rdで大きく樽状に歪んでいる事が分かるかと思います。
これは必ずしも悪影響ではなく、むしろ中心部を引き立たせる効果。印象的なポートレートなどにはうってつけ。





そして遠景、ほぼ無限遠まで回し切りました。
やはり4thあたりからしっかりと引き締まるような印象。
また、意外なことに手前にかかる前ボケの木々は4th,5thよりも3rdが健闘しています。





気になる逆光耐性の比較。
画角に光源を入れた構図でこそあれどの世代もなかなか耐えます。
この比較に限って言えば2ndが魅力的。よく見ると発生しているゴーストが憎い演出。





最短1mのボケ方にも注目。
どのレンズもそれぞれ個性があり、特に悩みそうなチェック項目であることは言うまでもありません。
1stのオールドレンズらしい滲みや歪みも、そして5thの端正なまとまりも、非常に心地よく表現されています。





硬質な表現では2nd以降ほぼ安定して描写が可能です。
つまりそれだけ古い時代から底力があったラインナップと言えるでしょう。

・・・

今回ご用意した撮り比べはここまで。
1stと2nd辺りまでは経過している時間も長いうえ、製造時期の差によってマイナーチェンジが行われている可能性もあり、一概に「この世代は全てこの写り」であると断言できるものではありませんが、あくまで各世代の傾向をお伝えすることはできたかと思います。

特に1stと2ndの差、また3rdと4thの差は顕著で、前者は技術進化の加速度が大きいこと、後者は非球面レンズの採用の影響が強いのではないかと予想しました。
年を経るごとに、世代を経るごとに、所謂オールドレンズ的な写りだったものが人が目で見る世界に近づいてきたたかと思えば、近年ではもう追い越さんばかり。ただ、どの世代のレンズにも間違いなく誰かを魅了する個性が備わっているラインナップだとお伝えできていれば幸いです。

まさにオールドレンズ、という雰囲気が欲しい方には1st「貴婦人」を。
1stだと必要以上にハイライトが滲んでしまって使いづらい、でも雰囲気は残したい、と言う方には2nd。
背景のゆがむようなボケと最短焦点距離0.7mが欲しい方には3rd。
間違いなくはっきりとした精密描写が欲しい、かつレンズが細い方が好み、という方には4th。
そして最高描写と0.45mの最短焦点距離を贅沢に味わうのなら最新型、5th一択という選択肢になります。

個人的な好みで言うと2ndか3rdを選ぶでしょうか。
まさに上述したような背景のボケ感が素敵であることと、特に2ndでは逆光時にうっすらフレア、ゴーストが出ることが魅力的です。

また、古いラインナップの中では「ブラックペイント」また「逆ローレット」と呼ばれるものや「金目レンズ」と呼ばれるコーティングのレンズもごくわずかに流通しており、このほかにも貴重な少数生産ロットを挙げればキリがありません。もちろんそれらも“気になる”のがカメラ好き、レンズ好きの性というもの。今後検証の機会があれば改めてお伝えできればと思います。

それでは今回も最後に何枚か写真を掲載します。
ぜひそれぞれの写真がどの世代のレンズで撮られたものか予想しながらお楽しみください。






上から順番に3rd、2nd、3rd、4th、1st、5thでした。

次回もお楽しみに。


NDフィルター、あった方がいいです。特にM10以前のシリーズをお使いの方へ。

[ Category:Leica | 掲載日時:24年09月23日 18時00分 ]

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【中一光学】”超”大口径レンズF0.95が魅せる非現実的な世界。SPEEDMASTER 50mm F0.95 III

【中一光学】”超”大口径レンズF0.95が魅せる非現実的な世界。SPEEDMASTER 50mm F0.95 III

F1.8やF1.4などの開放絞り値が小さい明るいレンズを”大口径レンズ”と呼び、一眼カメラらしいボケ量の多い写真を撮りたい方には外せないMUST BY LENSと言えるでしょう。
しかし、その”大口径レンズ”の名を超えるレンズが2019年に登場しているのです。

中一光学 SPEEDMASTER 50mm F0.95 III

F0.95という異次元の開放絞り値を実現した”超大口径レンズ”がどのような写りをしてくれるのか気になった筆者はSONY α7RⅤ ILCE-7RM5と共に撮影をしてみました。

シンプルに見た目の格好良さにも惹かれるこちらのレンズですが、F0.95という普通では体感できない被写界深度の浅さで見たことのない景色を見せてくれることでしょう。
そんな期待を胸に、まずは当レンズのスペックを確認しておきたいと思います。

上記の通りCanon-RF、NIKON-Z、SONY-E、ライカ-Lの4つのマウントで提供されているため、興味がある方は是非今回の作例などを参考にしていただければと思います。

そして絞りリングはクリック感のない無段階式となっているため動画撮影時に絞りリングの操作音を拾ってしまう心配がなく写真撮影だけでは留まらない設計となっております。
更にフォーカスリングのストロークは320度もあるため、今回の撮影でも細かくピント合わせしやすかったです。

そんなSPEEDMASTER 50mm F0.95 IIIがどんな写りをするのか、一緒に見ていきましょう。

絞り:F0.95 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm
絞り:F0.95 / シャッタースピード:1/25秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm

早速、F0.95の写真でございますがこのボケ感いかがでしょうか。
人間の目では決して見ることができない圧倒的なボケを表現してくれています。

コップの写真に関しては背景に日用品がたくさん置かれている状態だったのですが、全くもって何が置いてあったか分からないほどの被写界深度の浅さを感じていただける1枚となっているかと思います。

絞り:F0.95 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm
絞り:F0.95 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm

「被写界深度が浅い」と聞くとやはり気になるのがポートレート撮影。

ガッツリとしたポートレートではありませんが子どもと買い物へ出掛けた道中で撮影してみました。

圧倒的なボケの破壊力にすっかりやられてしまった筆者。
ピント面から一気にとろけていくようなボケ感はF0.95でしか体験できない世界観があります。

ポートレート以外でも主題を際立たせたいなんて思おうものなら、倍以上の結果で要望に応えてくれる「仕事のできるレンズ」です。

絞り:F2 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm
絞り:F4 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm

そんなボケに注目しがちな当レンズですが、少し絞ってあげると解像度がかなり上がります。

当レンズの特徴としてF0.95やF1.4まではソフトフォーカスがかかったような描写をしているのですが、F2くらいから急に描写が良くなりF4ではα7RⅤの約6010万画素にも負けない中央解像度を見せてくれます。

F0.95から考えるとF2でも2段以上絞ったことになるので絞り幅の堂々とした余裕を感じました。

絞り:F0.95 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:1000 / 焦点距離:50mm
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:1250 / 焦点距離:50mm

上の写真はF0.95とF1.4の作例です。

こちらのレンズの特徴として円形絞りは対応しておりませんので少し絞ると玉ボケが11角形のボケになります。

ここは好みが分かれるところかもしれませんが、オールドレンズは皆等しく絞り開放以外は円形になりませんのでいい意味でオールドレンズ感を楽しんでいただければと思います。

絞り:F0.95 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:250 / 焦点距離:50mm
絞り:F0.95 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm
絞り:F0.95 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm

今回撮影した作例を見ていて感じたのが発色の良さです。

作例は全てJPEG撮って出しですがもともと色乗りがこってりしているのでRAWであったとしても現像で色の追加処理をする必要もないくらいだと思うほどです。

そしてなにより発色が良いレンズは自然と撮るのも楽しくなります。
なぜなら撮影結果をカメラ側で確認した際に、ある意味作品として完成しているので見栄えがとても良いからです。
このような撮影体験をさせてくれるだけでも当レンズを使用する価値が生まれるのではないでしょうか。

絞り:F0.95 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm
絞り:F2 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:1250 / 焦点距離:50mm
絞り:F0.95 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:1000 / 焦点距離:50mm

F0.95は単焦点レンズでよく見るF1.8よりも2段分も明るくなっており、ISO感度を下げたり、シャッタースピードを上げて撮影することが可能となっておりますので夜景などの暗所撮影にかなり向いているレンズなのです。

どうしても暗所撮影時はシャッタースピードを下げざるを得ない状況なので手ブレや被写体ブレの危険性が上がっていきます。
そういった場面でのF値の小さいレンズはヒーローと言っても過言ではないでしょう。

そして、自転車の写真のように絞り開放でも暗所撮影時の方がシャープネスが高いと感じました。
色収差がかなり大胆に出るレンズですが明暗差が大きくないため上手くフリンジなどが隠れてくれてとてもいい感じの画を出してくれます。

実はこの自転車の写真が当レンズを使用して初めての一枚となっており、こちらの描写も相まって個人的に一番思い出深いショットとなりました。

絞り:F2 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm
絞り:F4 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm

光と影を見つけたらとりあえず撮りたくなるのが写真好きの共通認識だと勝手に思っている筆者ですが、こういったコントラストの出したい場面でも上手く表現してくれるのがSPEEDMASTER 50mm F0.95 III。

こちらは自転車で移動中に見つけて思わず撮影した2枚です。
この日は晴天で太陽光も強くコントラストがしっかりと出ており夏の強い日差しを感じるシーンです。

周辺減光比較

ではここで周辺減光のチェックもしておきましょう。

F0.95だと1/8000ではシャッタースピードが足りず露出オーバーになってしまいましたので明るさの調整を入れています。
そのため他の写真と比べてコントラストや色味の出方に違いがあることはご了承ください。

結果としては流石にF0.95だとかなり大きく周辺減光が出ております。
しかしF2以降からかなり落ち着いており、F4だと周辺減光は解消されている印象でした。
ただ絞り開放時の周辺減光を活かし中央の被写体に注目させることができますので上手く活用いただければと思います、

絞り:F0.95 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:2000 / 焦点距離:50mm
絞り:F0.95 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm

中一光学も逆光耐性を高めたと謳っている当レンズですが、ゴーストは出るものの逆光時のフレアはかなり抑えられている印象です。
逆光に弱いレンズだと上の街灯のようなシーンでコントラストを失いがちですが、しっかりと描写してくれていることが分かります。

逆光時リングゴーストが出たりもしますのでポートレートなどで活用すると良い効果が生まれそうです。

絞り:F8 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm

F0.95の絞り値を体感しようと思うと100万円超えを覚悟しないといけないと思いがちですが、中一光学 SPEEDMASTER 50mm F0.95 IIIは10万円以下で購入が可能です。

”超”大口径レンズF0.95が魅せる非現実的な世界を気軽に楽しむには最適のレンズとなっているかと思いますので、是非一度手に取ってお試しいただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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[ Category:etc. SONY | 掲載日時:24年09月23日 17時30分 ]

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【SONY】ストロボ撮影の常識に革命を。SONY α9Ⅲ

【SONY】ストロボ撮影の常識に革命を。SONY α9Ⅲ

今までSONYというメーカーは常に革新的であり刺激的な製品を常に提供してくれており、このような印象を持たれている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

・AIプロセッシングユニットによる被写体認識の向上
・シャッターを切る1秒前から記録できるプリ撮影
・秒間120コマの超高速連写
・ローリングシャッター歪みを完全に解消したグローバルシャッター

この素晴らしい機能を全て盛り込んだのが2024年に満を持して登場したSONY α9Ⅲ ILCE-9M3です。

SONYが今持つ技術を惜しみなく詰め込んだ当カメラですが、実はストロボと組み合わせた時に大きな力を発揮してくれるのです。

シンプルに言うと『大型のストロボが必要なくなった』ということです。

これはグローバルシャッターの恩恵なのですが、では何故そのような事が起きているのか詳しい理由を知らない方もいらっしゃるかと思いますので、今回はその解説とSONYのストロボのおすすめポイントについてお話していきたいと思います。

本記事の撮影セットはこちら。

α9Ⅲ
FE 35mm F1.4 GM

FE 85mm F1.4 GM
HVL-F60RM2(クリップオンストロボ)
FA-WRC1M(電波式ワイヤレスコマンダー)

ポートレート撮影でよく利用される35mm、85mmを使ってストロボの活用法も含めてお話ししていきたいと思います。

今回、大型のモノブロックストロボなどが必要なくなった理由についてお伝えするにあたって
『今までの撮影スタイルがどのような方式だったのか』
『これからの撮影スタイルはどうなっていくのか』
こちらも踏まえて順番にお伝えしていきます。

まず最初に知っておいていただきたいのがストロボを利用する際に付き纏う問題「ストロボ同調速度」というものです。
こちらはカメラによって限度は違いますが、シャッタースピードが1/200または1/250のものが昨今は多く、このシャッタースピードを越えると光がセンサーに届く前にシャッターが閉じ始めてしまい正しく露光が出来なくなります。

なので、こちらを解消するために基本的には3つの方法がとられていましたが、それぞれにデメリットがあります。

【従来のストロボ同調速度に合わせた設定】絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:250 / 焦点距離:85mm

①F値を絞る
背景のボケ量が薄れる。

②NDフィルターの使用
レンズのフィルター系に合わせるため複数枚の所持orステップアップリング所持が必要。
フィルターによっては画質劣化が起きる場合がある。

③ストロボ側でハイスピードシンクロ(HSS)の使用
光量が落ちる。
ストロボに負担がかかる。
バッテリーの消耗が激しくなる。
チャージに時間がかかる
複数回発光させるため発光ムラが出る場合がある

※①②はシャッタースピードをストロボ同調速度以下に下げる方法で、③はシャッタースピードをストロボ同調速度以上に上げて撮影する場合に使用する方法です。


上記のように今までは屋外やシャッタースピードを上げたい場面でストロボ撮影をしようとする際には何かを犠牲にしなければいけないという現状でした。

それを解決したのがα9Ⅲに搭載されたグローバルシャッターなのです。
同じ電子シャッターの分類ですが従来の上から順に記録していく電子シャッターとは全く違う方式で、センサーの全画素を同タイミングで露光し読み出しを行うことにより従来の方法を用いることなく、高速シャッターでもストロボとの同調をさせることが可能になりました。

しかし、このままの設定では撮影をしても光が届く前に露光を終えてしまいフラッシュの恩恵を受けられません。
ここで効果を発揮するのが『発光タイミング設定』です。
まず通常通り撮影したものと発光タイミングを合わせたものを見比べてみましょう。

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/16000秒 / ISO:250 / 焦点距離:85mm

このように光のピークにシャッターを合わせてあげると明るく撮影することができます。

そのおかげでHSSで光量落ちするため大型のストロボが必要だったのが、クリップオンストロボで十分な光量が稼げるようになり、機材の軽量化や機材費の節約に繋がりました。

ただ発光タイミングに関しては上の写真のように「ストロボの種類」や「被写体までの距離(バウンスも含めて)」などにより変化してきますし、シャッタースピードを速くすると更に細かくピーク位置を模索する必要がありますので最初は慣れが必要になるかと思います。
しかし一度設定してしまえば大きく環境が変わらない限りそのまま流用したり必要であれば微調整をするのみなので、まずは自分の撮影機材を使用した際の基本設定を固めることをオススメいたします。

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/16000秒 / ISO:250 / 焦点距離:85mm

今回は屋外での撮影でオフライティングを行ってみました。
SONY α9Ⅲは最速のシャッタースピードが1/80000となっておりますが、今回のようにF値が1.8より明るいF1.4で設定を撮影するとシャッタースピードが上限1/16000秒になります。

常用ISOが250〜25600となっておりますので、白飛びを防ぐためにもF1.8以上に絞って上げるのも大切かと思います。
解像力UPにも繋がりますので状況に合わせて設定してみてください。

【ストロボなし】絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/16000秒 / ISO:250 / 焦点距離:85mm

上の写真のようなストロボなしで撮影する場合は以下のような撮影することが多いかと思います。

①適正露出で撮影後、現像処理でシャドウを持ち上げる
②被写体に適正露出を持ってきて背景は白飛び覚悟撮影

しかしストロボ撮影では『背景の露出を決定してから被写体の露出をストロボで設定する』といった、上手く撮影するための順序があります。
ストロボ光はストロボの光が及ばない範囲の露出には影響を与えませんので、被写体を含めた全体的な露出に影響を与えるカメラ側の設定を先に行い、最終的に被写体に当たるストロボの光量や角度を調整し撮影を行うという事です。

これはどのカメラで撮影する際も同じことが言えますので、ストロボ撮影に慣れていない方やこれから挑戦したいと思っている方はこちらの撮影方法を行うと簡単にバランスの取れた写真が撮れますので日中シンクロ、スタジオ、物撮りなどで是非お試しください。

ちなみに今回はストロボの出力を1/128で撮影しておりますのでかなり出力が低いことをお分かり頂けるかと思います。

【背景の露出のみ設定】絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/16000秒 / ISO:250 / 焦点距離:35mm
【ストロボ光の調整後】絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/16000秒 / ISO:250 / 焦点距離:35mm

このように撮影すると白飛びせず背景の色味なども残した上で被写体を明るく撮影することができます。

ここまでα9Ⅲがグローバルシャッターを搭載したことによるストロボを使ったメリットについてお話をしてきましたが、SONYのストロボ関連の便利さはこれだけではありません。

HVL-F60RM2に関してはクイックシフトバウンスという機能が搭載されています。(終売しているHVL-F60RM、HVL-F60M、HVL-F43M、HVL-F58AMも対応)
通常クリップオンストロボはヘッドを横方向に捻って回転し照射方向を変更するのですが、クイックシフトバウンス搭載機は左右90°に発光部分を動かすことができ、発光部分の形や向きも基本変わらず迅速に縦・横位置の切り換えができます。

これ以外にも筆者が感じるSONYのストロボの良さがあります。

・色温度を5500Kで統一し安定した発光を実現
・専用電池ではなく単三、単四電池を採用しているため入手がしやすく電池切れ時も安心
・高いオーバーヒート耐性で長時間のフラッシュ撮影が可能

複数のストロボを所有している場合、多灯ライティング時に色温度が統一されていないと困ります。
更に専用電池だとチャージが早いメリットもありますが、電池切れ時に代わりのバッテリーが無ければ絶望です。

サードパーティー製のストロボも安価で利用できますが、こういった細かい部分が撮影時の安心感に繋がりますので失敗できないような現場では純正をオススメしたいところです。

【ストロボあり】絞り:F2 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:250 / 焦点距離:35mm
【ストロボなし】絞り:F2 / シャッタースピード:1/20秒 / ISO:250 / 焦点距離:35mm

グローバルシャッター搭載した事でストロボ撮影がかなり身近になり日常的なスナップでも利用しやすくなったと感じます。
HVL-F46RMのような比較的小さめのクリップオンストロボを持ち歩いておけば、上のような写真も設定を特に考えずに撮ることができます。

上の写真はFE 35mm F1.4 GMを装着し、あえてストロボの照射角を望遠の135mmにし撮影しました。
本来は二枚目のような通常の屋外の写真になるのですがストロボを使うことにより、夜にスポットライトを当てたような写真を撮ることも可能です。
この撮影手法はポートレート撮影でも活用されていますので興味のある方は是非お試しください。

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/16000秒 / ISO:250 / 焦点距離:85mm

時代は進化し様々な機能が生まれ、ドンドン便利な機能が出てきております。

グローバルシャッターを搭載した事によりローリングシャッター歪みを無くし、ストロボ撮影にも革命を起こしたSONY α9Ⅲがその最たるものでしょう。

細かいところですがグリップ感が増していたり、4K120p動画をクロップなしで記録できたり、今までの機種を超える性能がたくさんありますので是非一度この手で体感してみていただければと思います。
そして、今までにない撮影体験を味わってみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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[ Category:SONY | 掲載日時:24年09月22日 17時30分 ]

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【Nikon】高倍率ズームに夢中 ~NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR編~

【Nikon】高倍率ズームに夢中 ~NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR編~

高倍率ズームレンズと聞いて浮かぶイメージ、印象はどういったものでしょうか。

画角が固定された単焦点レンズはもちろんのこと、使いやすい標準的な焦点距離をカバーするズームレンズよりも更に幅広い焦点距離を網羅する高倍率ズームレンズは便利ズームとも呼ばれます。
レンズを交換する手間や時間から解放してくれる、複数のレンズを持ち運ぶ必要がなくなるといったメリットとともに、写りはそこそこなんてイメージを持たれがちです。

もちろん大口径単焦点レンズの描写などとは比ぶべくもありませんが、技術の進歩というべきか期待以上の描写や働きをしてくれる高倍率ズームレンズは数多くあります。
今回はスタッフが夢中になっている高倍率ズームレンズについて全3回にわたりご紹介いたします。

今回ご紹介するのは『Nikon NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR』

既に標準域をカバーするズームレンズが数多く登場しているNikonのZマウントレンズ群。その中でも本レンズは少し異質な雰囲気を醸し出しています。
焦点域は28-400mmとNikonZズームレンズの中でも最大の倍率を誇ります。レンジが広いだけでなくその大きさは全長約141.5mmに収まっており、ズーム倍率10倍以上のフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ用レンズにおいてクラス初のコンパクトさとレンジの広さを両立したレンズとなっています(発表2024年3月27日時点)。

基本的にどこに行く時もそうですが、カメラやレンズを持っていくには自分で担いで登らなければなりません。平地などではあれもこれもと多少無理して多く持ち出してもそこまで問題になりませんが、山行では勝手が異なります。体力の消耗は遭難、最悪の場合は帰らぬ人を意味しますから、自分の体力に合わせて持っていく荷物量を考えなければなりません。そうなると理想的なのは1カメラ、1レンズ。しかし筆者は風景だけでなく山行で出会う動植物も撮りたい。マクロレンズや望遠レンズも持って行けるのなら持っていきたいものです。しかしそんな時に活躍するのが『Nikon NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR』なのです。

北アルプスの3000mともなると8月を迎えても溶けない万年雪が存在します。中でも立山連峰雄山の斜面には大きな雪氷があり、国内初の現存する「氷河」と学術的に認められています。雄大な自然を相手にするには望遠レンズやマクロレンズに多い焦点域では足りません。広角端の28mmは超広角レンズに比べると見劣りしますが、被写体が小さくならず広く撮れるちょうど良い距離感であります。広角端から望遠端まで解像度が高いまま写真を撮ることが可能です。

広角端(28mm時)の最大撮影倍率は0.35倍、最短撮影距離0.2mと被写体に非常に近づくことが出来ます。レンズ全長が141.5mmですから、フードをつけると被写体に当たらないよう気を配らなければならないほどです。また、望遠端(400mm時)の最短撮影距離は1.2m。植物まで距離があってもぐっと引き寄せることが可能です。立山は連峰付近の高山植物はもちろんですが、その途中にはラムサール条約に登録されている弥陀ヶ原湿原などもあり高山植物をはじめ非常に多くの植物が群生しています。

辺りを見回すと至る所にライチョウの姿が。
『Nikon NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR』は望遠側が400mmまであるので、野鳥や遠くの景色など簡単に撮影することが出来ます。さらに今回組み合わせた『Z9』はカメラ内のDXクロップ(1.5倍クロップ)を使用しても、19.4M画素を確保でき、超望遠にも劣らない600mmという距離を精彩に写すことが可能です。

かと思えば登山道のすぐ脇から何やら音が聞こえ て目を落としてみると、ひょんなところにこれまたライチョウが。そういう出会いも人の少ない野生ならではではないでしょうか。

さらにこの日は下山途中に緊迫のシーンがありました。本来この周辺ではめったに出ることのないツキノワグマが登山道を横切ったのです。登山客の多い時間帯。クマが向かっていく先の登山道にいる人たちに危険を知らせたり、いつ方向を変えるかもわからない状況に周囲の緊張感が一気に高まりました。各機関に緊急の連絡が行きこの時は最悪の事態は起きなかったのですが、改めて自然の中に足を踏み入れる者の覚悟というものを考えさせられました。

焦点距離の幅が広がったことで複数のレンズを持ち歩かなくて良くなり、レンズ交換の必要も無くなったので、山行の良いお供になりました。今回は高画素センサーを搭載した『Z9』と共に撮影しましたが、広角から望遠端までシャープに写り、非「S-Line」とは思えない程の性能でした。改めてNikon Zマウントレンズの性能の高さが光りました。

いかがでしたでしょうか。

レンズ1本で何でも撮りたい方には是非ともおすすめの超高倍率ズームレンズ『Nikon NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR』。

次回をお楽しみに!

登山の様子はこちら↓

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[ Category:Nikon | 掲載日時:24年09月22日 17時00分 ]

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名機の予感!『Leica M11-D』をカメラ専門店スタッフが開封・動画で紹介します

名機の予感!『Leica M11-D』をカメラ専門店スタッフが開封・動画で紹介します

先日9/21に発売が開始された『Leica M11-D』。今回マップカメラスタッフがM型カメラの新機種を開封して、注目の見どころをご紹介します。
開封の瞬間や高品質な付属品、「Leica M10-D」との比較まで!ぜひ最後までご覧くさい。

 本編動画

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:20 開封していきます
04:08 外観をチェック
06:43 M10-Dとの違い
08:39 まとめ
10:00 エンディング

 『Leica M11-D』を開封します


「Leica D-LUX8」から採用されている、環境に配慮されたシンプルかつ美しい新パッケージ。
モダンな黒の箱を開けると、待望の『Leica M11-D』が早速登場します。

取扱説明書や付属品も取り出していきます。
上質な質感の「Leica」ロゴが入ったストラップや、給電用のUSBケーブルなどが丁寧に梱包されていました。

ボディの外観を見ていきます。
大きな特徴の1つが背面液晶をなくして、ボディ背面にISO感度ダイヤルを搭載したところです。
そうすることで、デジタルでありながらフィルムのような楽しみ方ができ、より撮影に没頭することができます。
撮影画像の確認は専用のアプリ「Leica FOTOS」で行うことができるので、デジタルとフィルム・新旧のいいとこどりと言えるのではないでしょうか。

アナログの撮影スタイルをデジタルの世界に取り入れた『ライカM11-D』。
本動画ではより詳しく、外観や性能・他機種との比較についてご紹介していますので、ぜひお楽しみください。

動画を見て「気になる!欲しい!」と思った方はぜひチャンネル登録や高評価をお願いします!

[ Category:etc. Leica YouTube | 掲載日時:24年09月22日 15時51分 ]

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【Nikon】超広角も、超望遠も、Z6IIで。

Zマウントのスタンダードとして現在も人気の高い「Niko Z6II」。
今回はZ6IIに、超広角レンズと超望遠レンズを装着し撮影へと出かけました。

最初に使用したのはNikonの超広角レンズ、「NIKKOR Z 14-30mm F4S」です。

まずは広角寄りで撮影しました。空高くまで上がるスターマインを至近から撮影するには超広角レンズが必要です。空を見上げるような構図で、パースペクティブの効いた迫力ある写真になりました。
Z6IIは約2450万画素の裏面照射型センサーを採用しており、ハイライト部からシャドウ部まで幅広い階調の光を記録することができます。

続いてはこのレンズの望遠端、30mmでの撮影。豊かな色彩を持つ花火を忠実に捉えることができました。Zレンズの光学性能はいずれも優秀なものばかりで、そのスペックをフルに活かせるのはZマウントの特権です。ボディとレンズの両方が互いの長所を伸ばしあっているような印象です。


続いては場所を変え動物園へ。動物園と言えば望遠レンズということで、「NIKKOR Z 100-400mm F4.5-5.6 VR S」を装着しました。

スマトラトラがガラス越しにすぐそばまで近づいてきました。ガラスを隔てていると分かっていても、この距離で目線が合うとドキリとします。Z6IIのファインダー越しに見つめたトラは、まるで自分の目で覗いているかのよう。高精細で肉眼に限りなく近いEVFは、ピントピークが見やすく撮影がしやすいだけでなく、撮影時の楽しみにもつながります。レンズをズームすると素晴らしい解像度を保ったまま被写体に近づいていくので不思議な気分になります。

続いてサル山へ。岩と岩の間に架けられた鎖を渡るサルをコンティニュアンスAFで撮影しました。動いているサルの横顔にピントを合わせ続けるという状況でしたが、渡り始めてから向こう側に辿り着くまで追い続けてくれました。

徐々に訪れ始める冬に向けて、毛が伸びてきています。Z6IIの画素数は現代においてはスタンダードと言える2400万画素クラスで高画素機ではありませんが、広がった毛の1本1本も描写しています。

鳥の多くいるエリアへ移動しました。
鳥の撮影では目にピントを合わせたい場面が多いですが、Z6IIはフォーカスポイントが画面の端まで埋まっているため、構図を固定したまま狙った位置にピントを合わせることができます。

最後にキリン舎へ向かいました。閉園間際ということで既にキリンは屋内へ入っており、光量としてはかなり厳しい状況です。シャッタースピードを稼ぐためISO感度は25600に設定しましたが、高感度であることを感じさせない描写をしてくれました。キリンのまつ毛の部分など細かなディテールが潰れることもなく、また色も正確に表現できていると思います。できるだけ低いISO感度を使用したいものですが、高感度でも使えるというのは心の余裕につながります。
また蛍光灯の下での撮影でしたが、フリッカー低減機能のおかげで、高速シャッターでも光ムラのない写真が撮影できました。


低感度域での余裕のある描写と高感度域での粘りのある描写。どちらのよさも1台で享受できるのが、Z6IIの魅力だと思います。
また超広角でも超望遠でも、どんなレンズをつけても相性がいいことも、Z6IIをオールラウンダーたらしめる理由だと思いました。

後継機が発売されましたが、コンパクトなボディに優れたフルサイズセンサーを搭載しコストパフォーマンスもさらに向上した今は、むしろ手に入れるチャンスといえます。

▼今回紹介した機材はこちら▼




[ Category:Nikon | 掲載日時:24年09月22日 15時00分 ]

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【GoPro】HERO12と共に山を行く

【GoPro】HERO12と共に山を行く

アクションカメラの火付け役と言っても過言ではないGoPro。
先日、最新の『HERO13』が登場しましたが、そのひとつ前の『HERO12』もまだまだ現役。

今回は旅行ではないですが、登山という本来のアクティビティに『GoPro HERO12』を持っていきましたので、
その魅力をお伝えしていければと思います。

富山県が誇る北アルプス北部に位置する名山、「立山」。
主峰の雄山と大汝山、富士ノ折立の三峰からなる連峰の総称で、日本百名山に数えられる山の一つです。
今回は登山の拠点として賑わう室堂周辺の山小屋に一泊し、翌日早朝から雄山を目指しました。

『GoPro HERO12』の重さはたったの154g。大きさも従来と変わらず幅 71.8×高さ 50.8×奥行き 33.6 mmと非常にコンパクトです。
見た目は大きく変わりませんがGoPro HEROには強力なビデオブレ補正機能「HyperSmooth」が搭載されているのですが、『GoPro HERO12』から「HyperSmooth6.0」に進化し、従来モデル以上の強力なブレ補正性能を得ることが可能になりました。

スタートは室堂を少し進んだ雷鳥沢から。
四方を立山の美しい山々に囲まれた雷鳥沢は、見渡す景色やあちこちで咲き誇る高山植物など見どころが沢山です。

道中は、頭にヘッドストラップをつけてそこに『GoPro HERO12』を装着することで 両手が空いた状態で登山しながらでも撮影が可能でした。
ヘッドストラップにはフレームレスマウントを使って装着しますが『GoPro HERO12』からボディ本体の底面に新たに三脚設置用の1/4インチサイズネジ穴が設置されました。
フレームレスマウント用のアダプターやアクセサリーは数多く存在しますが、アダプターを介さずに本体に直接1/4インチネジをつけられるのはさらにその拡張性が増したように思います。
三脚はもちろんですがお持ちのカメラと気軽にアクセサリーを共有できるのは荷物の観点からもかなり便利になりました。

撮影中も手ぶらで行動できるので、カメラを出して行動するには難しいガレ場や急斜面でも難なく撮影が可能です。
頭に装着しているので直接画面を確認することは出来ませんが、アプリを介してスマートフォンで撮影画面を確認したり、本体音量をONにしておくことで電源ON・録画開始・録画終了・電源OFFと音で聞き分けることが可能なので、撮り漏れなどもなく直感的に撮影が可能でした。

『GoPro HERO12』から電源管理のシステムの見直しにより、バッテリーの持ちが向上しております。
5.3K 60pで撮影した場合、従来は約35分の連続撮影が可能でしたが、『GoPro HERO12』では約70分になり、約2倍ものバッテリー持ちが良くなっています。
また、5.3K/30pで95分以上、1080/30pで155分以上の連続録画に対応するようになりました。

雲の流れが速く、ガスに包まれたと思ったら青空が急に広がったり、天候の変化や眼下の景色に刺激され、疲労を忘れて頂きへと一直線。
立山は日本百名山だけでなく日本三霊山にも数えられる山の一つ。雄山の頂には雄山神社の峰本社が鎮座しています。
ここで神主様よりお祓いをうけ参拝者全員で万歳して登頂達成。石碑の奥には最高峰の大汝山が見えています。

世代変化の速いアクションカメラ、『GoPro HEROシリーズ』。
世代を重ねるごとに確実に進化を遂げており最新機種の性能はさることながら、旧世代のカメラは価格面でかなり魅力的になりました。
バッテリー持ちや暗所性能、ビデオブレ補正の強力さなど自分に合った性能で落ち着くことが出来れば、長年のお供になりその分旅費に回せたりもするかもしれません。
今回ご紹介した『GoPro HERO12』は上述のバッテリー持ちやビデオブレ補正機能の向上、三脚ネジのネジ穴追加だけでなく、「HDRビデオモード」が搭載され白飛びや黒つぶれを抑えて映像もキレイに残すことが可能です。

ぜひこの機会に『GoPro HERO12』、アクティビティはもちろん、バッテリー持ちが向上したので日常のお出掛けやVlogなどのちょっとした撮影でも大活躍間違いなしです。

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[ Category:etc. | 掲載日時:24年09月22日 12時00分 ]

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