【マップカメラ情報】PENTAX 大口径標準ズームレンズ smc PENTAX-DA 16-50mm F2.8ED AL[IF]SDMレポート
■使い勝手の良い高画質大口径3.1倍標準ズームレンズ
PENTAXデジタル一眼レフ用の大口径標準ズームレンズsmc PENTAX-DA 16-50mm F2.8ED AL[IF]SDMを、2008年3月7日発売された1460万画素機K20Dで試写してみました。
ペンタックスのレンズラインナップには、高性能を追求した★(スター)レンズと、収差などレンズの味の部分を追求したLimitedレンズ、そして普及型レンズ(FAレンズ、DAレンズ)の3種類のラインナップが用意されています。smc PENTAX-DA 16-50mm F2.8ED AL[IF]SDMは高性能を追求した★(スター)レンズです。
超音波モーターSDMを搭載し、超音波モーターSDMに対応したデジタル一眼レフカメラでは静寂な超音波モーターSDMによるオートフォーカス撮影が可能です。そして超音波モーター非対応のカメラでは自動的にカメラ内モーターによるオートフォーカスに切り替わります。旧来のデジタル一眼レフカメラユーザーでもオートフォーカスが使えるのはありがたい配慮です。
重さもレンズフードを付けた状態で600gと、F2.8通しの24.5-76.5mm(35mm換算)大口径レンズとしては軽く、取り回しが良いのが特徴です。
画質の方は、最新機種K20D(1460万画素)の高解像度にも負けない実力を持っています。特に驚いたのが、広角側の遠景でもしっかりとピントの山が見れる解像感が有ることです。これはK20Dのローパスフィルターのチューニングが解像度寄りになっているのではないかと思われますが、相乗効果でピントの合っているところはカッチリと、そしてボケて行く所は柔らかく描写します。開放でもフレアっぽさは無く、安心して開放から使っていけます。
周辺減光は絞り開放で若干見られますが、それほど気になる程ではないと思います。
■PENTAX smc PENTAX-DA 16-50mm F2.8ED AL[IF]SDM作例
(K20Dで撮影※50%に縮小しています)
smc PENTAX-DA 16-50mm F2.8ED AL[IF]SDM
- 高性能を追求したレンズ「(スター)」シリーズ。非球面レンズや特殊光学ガラス、独自のレンズコーティング技術などの高度なテクノロジーを存分に駆使し、画像周辺部までクリアでコントラストの高い、優れた描写性能を実現。
- レンズ内に搭載した超音波モーターにより静かで滑らかなオートフォーカスを実現する新機構”SDM„を新たに採用。
- 各部にシーリングを施すことにより、従来のレンズにはなかったレンズ内部に水滴や埃などが入りにくい防塵・防滴構造。
- オートフォーカスによるピント合焦後、マニュアルでのピント合わせが切り替え操作なしで可能な 「 Quick-Shift Focus System ( クイックシフト・フォーカス・システム ) 」 を採用。
- レンズ前面に特殊なフッ素系物質を蒸着させたSP(Super Protect)コーティングを施す事により、撥水性、撥油性があり汚れがつきにくくなるとともに、指紋や化粧品などの油汚れも簡単に落とすことが可能に。
- 光学系をデジタル画像の特性に最適化した専用設計とすることで、デジタル一眼レフの性能を最大限に引き出すことが可能に。イメージサークルを撮像素子の大きさ(23.5mm x 15.7mm)に特化しており、大口径タイプとしては小型軽量な本体サイズを実現。
- 35ミリ判換算で焦点距離 24.5mm から 76.5mm 相当の超広角域から中望遠域をカバーする約3.1倍ズームで、風景、スナップ、ポートレート等、幅広いシーンに好適な常用レンズとして使用可能。
- 光学系に特殊低分散( ED )ガラス2枚を使用したレンズと3枚の非球面( AL )レンズを採用して、色収差と球面収差を良好に補正。