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【マップカメラ情報】PENTAX MZ-50との出会い

今日は少し、思い出話をしたいと思います。

私が初めて一眼レフカメラを手にしたのは、19歳の専門学校生の時でした。
映像の勉強をしていたので、写真には以前から興味がありました。

後輩からも
「先輩もカメラ買いましょうよ。楽しいですよ!」
とよく言われていました。

そんなある日、私は一本の映画(邦画)を見ました。
「恋愛寫眞」です。
広末涼子さんと、松田龍平さんが共演している作品です。
作品の中には、二人がカメラを手に持ち実際に写真を撮影している様子が描かれていました。
その雰囲気がとても楽しそうに見えて、私はうらやましく感じたのを憶えています。
映画を見終わった私は、財布にありったけのお金(約1万7千円)をいれて、自転車に飛び乗りました。
向かった先はカメラ屋ではなく、何故か「ドンキ・ホーテ」。

「ドンキなら1万7千円でも買えるかもしれない!」

と、思っていたからです。何故このような発想が生まれたのか、いまだに謎ですが・・・。
結局?というかやはり、ドンキ・ホーテでは買えず、後日、私は新宿に向かいました。
ポケットにある1万7千円を握りしめて、一軒の中古カメラ屋に入りました。
入ってすぐ左側にショーケースがあり、中には様々なジャンルのカメラが陳列されていました。
当時の私はカメラの右も左もわからない状態でしたので、どうすればよいのかわかりませんでした。
しかし、当初の目的である「カメラを買う」という目的は絶対に果たしたかったのです。
そこで、カメラは見ずに値札のみを見て「予算内に買えるカメラ」のみをピックアップしていきました。
しかし、予算で買えるカメラはなかなか見つかりませんでした。

「カメラってやっぱ高いんだなぁ・・・。1万7千円じゃ無理かなぁ・・・。」

PENTAX MZ-50

と、諦めかけていた時です、¥15,750-という値札が私の目に飛び込んできました。
銀色のボディに、黒のレンズが装着された状態で、そいつはショーケースの中にいました。
「PENTAX MZ-50」がそこにいたのです。TAMRONの28-70mmレンズとセットで販売されていたのです。
あの時の感情を言葉にするのは難しいのですが、やはり嬉しかった想いが強かったのだと思います。
そのカメラにしばらく見入っていた私は、フィルターを拭いていた店員さんを呼びました。

「すみません、このカメラ欲しいんですけど。」

ショーケースから出してもらい、使い方を教えてもらいました。
一通り説明を受けた後、実際にカメラを手に取り、ファインダーを覗きました。
初めて手にする一眼レフカメラの感触に少し、緊張していたのを憶えています。
幸運なことに説明書やストラップも付属していたので、安心しました。
店員さんにお金を支払い、お礼を言ってお店を後にしました。
一眼レフカメラを手に入れた喜びと満足感で、私は胸がいっぱいでした。
夕方5時の新宿の騒音でさえ、あの時の私には気持ち良く聞こえていました。

あれからもう、5年が経ちました。
新しい仲間と共に、MZ-50は今も私の机の上にいます。
出番は減ってしまいましたが、不思議と手放す気にはならないのです。
私の初めての一眼レフカメラ
PENTAX MZ-50

[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:07年11月20日 13時02分 ]

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