
【Leica】写真の「マンネリ」がすべて消えた。カラーを捨てて私が出会った、引き算の最高峰
モノクロだけで写真を撮影する。
そこには、ミニマルでストイックな体験がつまっています。
今回は、モノクロ写真のみ撮影できるカメラをご紹介いたします。
2025年の11月に発売されたLeica Q3 モノクローム。
Leica Q2 モノクロームの後継機として発売され、センサー画素数が4700万画素のから6030万画素へ変更、固定式だったQ2の液晶画面はチルト式へと変更されました。
また充電方式がUSB-Cに刷新されたことで、あらゆるデバイスとのコネクティビティが向上し、よりシームレスな環境が実現しました。
さっそく、生まれ変わったLeica Q3 モノクロームを作例と共に、ご覧いただきましょう。

夜深く、光量不足の中の撮影。
Leica Q2 モノクロームではISO感度100-100,000まで対応しているのに対し、Leica Q3 モノクロームでは100-200,000までISO感度が大幅に向上したことで、夜間の光量不足な撮影環境でも常用ISO感度が引き上げられたLeica Q3 モノクロームでは、撮影環境に依存することなく撮影が可能です。

また、Leica Q3 モノクロームは新しく裏面照射型(BSI)センサーを採用しています。
これにより従来のセンサーよりも光を取り込む効率が良いため、高感度撮影時のノイズ耐性が向上しており、暗部での階調表現もより豊かになっています。
写真の通り、ボディのプレスラインがしっかりと際立っており車体の重厚感とテールライトの透明感を、同時に捉えられています。

『 LEICA Q3 モノクローム 』には「MONO NAT」「MONO SEP」「MONO SEL」「MONO BLU」の4種類のLookが用意されています。
今回はベースとなる「MONO NAT」で撮影。
中間のトーンを繊細に描きます。
それでいて被写体のシルエットやシャドウが濃い部分や光が反射しているハイライト部などはハッキリと白と黒が描かれます。

Leica Q2モノクロームでは「コントラストAF」のみだったため、動く被写体や暗所でのピント合わせに少しのんびりしたところがありました。
しかし、Leica Q3シリーズで初めて「像面位相差AF」を組み合わせたハイブリッドAFを搭載したため、動体追尾や顔・瞳認識の精度が劇的に向上し、一瞬のシャッターチャンスを逃さなくなりました。

またLeica Q3モノクロームは驚異の6000万画素センサーを搭載。これに伴い、デジタルズーム(クロップ機能)に「90mm相当」が追加されました。
28mmの単焦点レンズでありながら、中望遠ポートレートのような切り取り方も可能になった点も特徴の一つです。
6000万画素もあるため、90mmにクロップしても約600万画素〜をキープでき、ブログやSNS用途なら十分すぎる解像感を保てます。


そしてこれまでのLeica Q2 モノクロームにはポート類が一切ありませんでしたが、Leica Q3 モノクロームには新たにUSB-C(とHDMI)ポートが搭載されました。
これにより、スマホの充電器やモバイルバッテリーからカメラ内のバッテリーへ直接充電・給電が可能に。
荷物を減らしたい旅行やお出かけの際、専用の充電器を持ち歩かなくて済むのは大きなメリットです。

じっくりと被写体に向き合い、構図を整え、写し出す。
モノクロームは、筆者をそんな「写真の原点」へと連れ戻してくれます。
カラーで行き詰まった景色さえ、光と影のグラデーションを通せば、全く新しい世界として立ち現れる。
削ぎ落とすからこそ難しく、だからこそ美しい。
筆者が今、Leica Q3 モノクロームで描きたくなる理由は、そこにあるのかもしれません。



