Canonから世界初の望遠端800mmを実現したズームレンズ『RF200-800mm F6.3-9 IS USM』が登場しました。
その新たな可能性を感じさせる新レンズを先行体験してきましたので動画でご紹介します。
是非最後までお楽しみください。
本編映像
動画チャプター
00:00 オープニング
00:26 外観紹介
02:51 構えた時のフィーリング
04:35 今こそ使いたいレンズ
06:30 総評
07:05 エンディング
外観紹介
手に取って感じるのはその軽さです。重量を数値だけで見れば決して軽くはない約2,050g。しかし200mm~800mmをカバーする超望遠レンズという事を鑑みればそれを軽いと表現するのも大げさなことではない、というのが初めて手に取って感じたことでした。
繰り出し式のズームとなっておりその動きは非常に滑らな印象を受けます。
スイッチ、ボタン類はシンプルな構成となっており操作性を欠くことがありません。
5.5段分のレンズ光学式手ブレ補正機構を搭載しており、EOS Rシリーズのボディ内手ブレ補正との協調制御にも対応しています。また、即座に縦位置にも変更ができる三脚座も備えており、ストラップを通すこともできる仕様となっています。
Lレンズではないラインナップではあるものの本格的な仕様になっているのは非常に心強いです。
Lレンズでないけれど白い塗装という部分が印象的な本レンズ。Lレンズに採用されている白塗装は遮熱性能を有しているのですが、本レンズの白塗装に遮熱性能はありません。特殊塗装ではないものの、白塗装を採用することで熱の吸収を軽減させています。そういった配慮がフィールドでの使用では頼りになりますし、防塵防滴に配慮した設計というのもフィールドでの積極的な使用を後押ししてくれるポイントになります。
レンズフード「ET-101」が同梱されており、別途買い揃える必要がないというのは嬉しいポイントです。
白塗装や、防塵防滴に配慮した設計、レンズフードの同梱など些細な部分かもしれませんが、このレンズで超望遠の世界にのめり込んでほしいというCanonの意気込みを感じます。
構えたときのフィーリング
レンズを構えてファインダーを覗きます。すぐに感じ取れたAFの速さに驚きました。
ナノUSM(超音波モーター)を搭載し高速でなめらかなAFを実現しています。Lレンズではないから、という先入観を見事に払拭してくれました。
前後のピント合わせをしてみてもその切れ味は気持ちの良いものでした。
また最短撮影距離が0.8m(200mm時)と被写体に近寄った撮影もこなすことが出来るので、遠くのものを撮るだけでなく何気ない身近な写真を撮ることも可能。幅広いシーンで写真を楽しむことができそうです。
フォーカスリミッター機能は備えていないもののAFの挙動は安定している印象で、実際にフィールドでも使ってみたいと思わせてくれました。
またズームリングのトルクを調整できるリングが備わっています。ある程度ズーム域が限定された状況下において使用する際に不用意なズーミングを避けることができたり、素早いズーミングが必要な状況下での使用においては機敏なズーミングを可能にできたりと撮影シーンに応じて安定かつ快適な撮影をサポートしてくれます。
おわりに
世界初の望遠端800mmを実現したズームレンズということで注目の集まる本レンズ。
超望遠の世界の中で寄り・引き、ができるという事だけではなく、随所にこだわりの詰まった仕様を体験してLレンズに迫るものを感じました。
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