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【SIGMA/SONY】圧倒的な描写性能と唯一無二のボケ。他の追随を許さぬ孤高のレンズ「Sports 200mm F2 DG OS」

【SIGMA/SONY】圧倒的な描写性能と唯一無二のボケ。他の追随を許さぬ孤高のレンズ「Sports 200mm F2 DG OS」

本日9月4日、SIGMAから待望の望遠単焦点レンズ「Sports 200mm F2 DG OS」のソニーE用、ライカSL/TL用が発売となりました。
筆者は現在Nikonの一眼レフ「D6」に「AF-S NIKKOR 200mm F2G ED VR II」をメインに使用しており、今回発売となったこのレンズは発表時から注目していました。
(ニコンの200mm F2を紹介した記事は以下からご覧いただけます。)
https://news.mapcamera.com/maptimes/nikon-200mm-f2/

ではミラーレス専用設計になった最新の200mm F2の実力はいかほどのものなのか。
今回はソニーEマウント用のレンズを「SONY α9III」に装着し撮影に出かけました。

SONY α9III ILCE-9M3+SIGMA Sports 200mm F2 DG OS(ソニーE用) / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:250

 

さて早速ですが、200mm F2というレンズを一言で表したような1枚をご紹介いたします。
まずはその被写界深度の浅さ。特に注目いただきたいのが前景で、フラミンゴはどこかへ飛んで行ってしまわぬよう柵で囲われているのですが、大きくボケることでその面影はほとんどなくなってしまっています。
そしてピントを合わせたフラミンゴの瞳とその周辺にははっきりとピント面が来ており、その奥のほかのフラミンゴだけでなく、ピントを合わせた個体の胴体すらも大きくボケることで、立体感を表現することができます。

SONY α9III ILCE-9M3+SIGMA Sports 200mm F2 DG OS(ソニーE用) / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:250

 

マーコールというヒマラヤ原産のヤギの一種だそうで、こちらは群れの中の長老のような立ち位置でしょうか、貫禄があります。こちらも圧倒的な解像力が際立ちます。

SONY α9III ILCE-9M3+SIGMA Sports 200mm F2 DG OS(ソニーE用) / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:320

 

上の個体とは違う個体ですが、山の上から降りてくる場面をコンティニュアンスAFで追いました。α9IIIの高性能なAFにも追いつくことのできる高速なAFユニットを搭載しています。

SONY α9III ILCE-9M3+SIGMA Sports 200mm F2 DG OS(ソニーE用) / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:250

 

こちらもボディの被写体検出を動物に設定して撮影しています。見事に浅い被写界深度を操り、瞳にピントを合わせてくれました。
左から光が入ってきていますが、質感のみならず光の再現も上手いレンズだと感じます。

SONY α9III ILCE-9M3+SIGMA Sports 200mm F2 DG OS(ソニーE用) / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:1600

 

SONY α9III ILCE-9M3+SIGMA Sports 200mm F2 DG OS(ソニーE用) / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:1600

 

まだまだ続く残暑。この日もうだるような暑さでしたが、そんな中カラスがどこからかやってきて動物用の水場で水浴びをしていました。
距離があったのでAPS-Cクロップを併用しましたが、拡大をしてもレンズの粗が全く見当たりません。カメラのプリ連写機能と組み合わせれば、もう決定的瞬間を逃すことはないのではないかと思ってしまいます。

SONY α9III ILCE-9M3+SIGMA Sports 200mm F2 DG OS(ソニーE用) / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:2500

 

室内に移動して、毛づくろいをしあうペンギンを狙いました。室内ではさらにF2の明るさが輝きます。シャッタースピードを落とさずともISO感度を下げて撮影が可能です。もちろんこれができるのは開放F2でもしっかりとした描写性能があるからこそ。

SONY α9III ILCE-9M3+SIGMA Sports 200mm F2 DG OS(ソニーE用) / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/15秒 / ISO:1600

 

すっかり空も暗くなったので、F値を活かした撮影をするべく空港へ向かいました。
レンズに搭載されている約6.5段の手ブレ補正は心強い味方で、システムの軽さも相まって手持ち撮影でも1/15秒での流し撮りをすることができました。

SONY α9III ILCE-9M3+SIGMA Sports 200mm F2 DG OS(ソニーE用) / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/25秒 / ISO:4000

 

離陸の瞬間を捉えることにも成功しました。筆者は普段そこまで流し撮りや航空機撮影をしているわけではないのですが、それでもここまで撮影がスムーズにできるのはボディとレンズの性能のおかげそのものです。

SONY α9III ILCE-9M3+SIGMA Sports 200mm F2 DG OS(ソニーE用) / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:8000

 

こちらの写真はAdobe Lightroom ClassicのAIノイズ低減機能を使用しました。その構造上高感度ノイズが出やすいグローバルシャッターを搭載したα9IIIですが、最新の機能を活用することでそのデメリットを最小限にすることができます。これまで夜間の飛行機を撮ろうとすると必然的に流し撮りで、というのが頭の中で定式となっていたのですが、最新の機材、そして最新の技術によって、これまで想像できなかった構図の撮影が可能となりました。


 

SONY α9III ILCE-9M3+SIGMA Sports 200mm F2 DG OS(ソニーE用) / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:250

 

SONY α9III ILCE-9M3+SIGMA Sports 200mm F2 DG OS(ソニーE用) / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:1600

 

開放F値の明るさと画質を両立した新時代の200mm F2。解像度とボケを両立したその写りには終始感動の連続でした。
そして軽さも重要項目です。ボディと合わせておよそ2.5kgという軽さは撮影を新たなるステージへと連れ出してくれます。
実際今回の撮影では動物園、水族館、そして空港と半日で3ヶ所を回るというかなりハードな日程でしたが、それでも撮影後の疲労度は一眼レフでの撮影に比べればかなり少なく済みました。これまでその重量から躊躇していた場所にも持ち出すことができる、それだけで新たな被写体と出会うことができます。
これからこのレンズは私をどこへ連れて行ってくれるのか。そう考えるだけでワクワクが止まらない、SIGMA渾身の一本です。

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▼今回使用した機材はこちら▼


[ Category:SIGMA SONY | 掲載日時:25年09月04日 17時00分 ]

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