『SIGMA Contemporary 24mm F3.5 DG DN E-Mount』は寄って撮ることもできる広角単焦点レンズです。
最短撮影距離はなんと10cm!
重さ225gと超軽量なので、いつも連れて歩きたくなるような常用レンズです。
Eマウント用とLマウント用があり、今回はEマウントの作例をご紹介します。
さて、その写りはいかに。
お気に入りのキャンディショップがあります。
スーパーやコンビニで売っているキャンディと比べると高価ですが、美味しくて見た目も可愛いのでつい通ってスタンプを集めてしまうのです。
店舗によってはキャンディを作っているところを見学できます。
飴の透明感や職人さんの手さばきが美しく、甘い香りが漂う中、いくらでも見ていられいます。
毛糸でできた可愛いバレリーナちゃん。
細くても体力があって、目でも伝えようとするバレリーナの感じがよく表現されています。
フォトスタジオで働いていたころ、バレリーナはもちろんバレエを習いたての女の子を撮ることもありました。
舞台の撮影をよくしていたり、私自身もバレエ教室に行ったことがあったので、「足を『5番』のポジションにして」「肩を下げて首を長く」などと声をかけ、小さなバレリーナが素敵に見えるよう撮影に力を入れていました。
彼女たちは元気にしているかしらとふと思い出したのでした。
枯れかかった草にピントを合わせたものと、船にピントを合わせたものの両方撮りました。
前者を採用したのは、ぼんやりした船とカラフルな丸ボケがいい感じだと思ったからです。
ですから主役は奥の方なのですが、植物の質感もなかなかどうして見事に描写されています。
前を通る度に気になるお地蔵様。
自動販売機が公道に飛び出さないように壁の方に下がっていることはありますが、お地蔵様がそうなっているのは珍しい気がします。
お地蔵様のサイズに合わせてくぼみを作ったこの建物の持ち主の信心深さを感じます。
逆光で毛が縁取られている動物が好きです。
なんだか神々しい感じがするからです。
速足の散歩に追いつくAF性能や、見たまま撮れる24mmの画角といったこのレンズのよいところが出ている写真かもしれません。
新しくできた公園の階段。
いつも人で溢れている場所なのに、夜のせいか無人でした。
ガランとした場を強調するために、カメラを地面に置いてチルトで撮影します。
普段と違い今は人がいない、という感じが伝わりますでしょうか。
この写真を撮影した頃はまだ寒かったので、街のあちこちにこのようなストーブがありました。
飲食店の暖色の灯りが、冷たい外気とストーブの温もりを思い出させてくれます。
大きなストーブを近くにいたまま撮影できる便利なレンズです。
いかがでしたでしょうか。
街を歩きながらスナップするのに向いているカメラでした。
目立たず、機動力があって、寄っても引いても高画質。
さまざまなシーンで使っていただきたいです。