
【SIGMA】標準でも中望遠でもない。65mmで撮るスナップの魅力。
日ごとに秋が深まり、街を包む空気もすっかり秋めいてまいりました。
過ごしやすくカメラを手に散策するのが楽しい季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて今回は、この季節ならではの温かみのある光と影を捉えてみようとスナップに行ってまいりました。
手にした機材は、『SIGMA BF』(以下BF)と『SIGMA Contemporary 65mm F2 DG』です。

Contemporary 65mm F2 DGはSIGMA Iseriesの中でも最も重い405gとなっており、グリップのないBFで使うには少し手首がきついと感じたので、YUWOODのBF用グリップを使用してみました。
BFのデザインに調和する専用設計になっており、オールメタル素材なので質感も非常に高く、BFの美しさを損なうことなくグリップ力を高めることができます。
BFには、多彩なカラーモードが入っており、今回はその中の「FOV Classic Yellow」を選びました。
黄色を強調し、あたたかみのある雰囲気を表現するカラーモードになっております。また青の出方もシアン寄りになっており非常に美しいです。
そんなBFならではのカラーも楽しみながらご覧いただけたらと思います。



65mmを使用してみた筆者の第一印象としては「想像以上に難しい画角」と感じました。
普段40mmを使っている身からすると、標準域以上のレンズを使う機会がほとんどなく、ましてやスナップ撮影ではなおさらという感じで、使い始めた際は非常に苦戦しました。
しかしそんな難しい画角だからこそ、上手く噛み合った際の写真は他の画角にはない魅力的な1枚となります。
最初こそこの画角に悩まされましたが、撮っていくうちにこのレンズの個性にどんどん魅了されていきました。

開放での写りと、絞り込んでみた際の写りを比べてみたいと思います。まずは開放から。
流石はSIGMAといったところでしょうか。開放での撮影でも非常にシャープな描写をしております。
草や木の質感をしっかりととらえてくれています。また程よい立体感もあり、開放でのスナップにも適していると思いました。

次はF11まで絞り込んでみました。
比べてみて分かりますが、開放からかなり解像していると感じました。
開放から非常に解像してくれるレンズなので、解像させるために絞る必要はほとんどないと感じました。
単純に「ボケさせたいかどうか」という視点で、F値を調節していけばよいと思いました。


この2枚は、65mmの圧縮効果を活かして撮ってみました。
東京スカイツリーのダイナミックさや、浅草寺の仲見世通りの活気や迫力を表現できたと思います。
スナップでは準広角や標準レンズを使われる方が多いと思いますが、65mmではそれらの焦点域にはない、圧縮効果を得ることができます。



65mmという画角を使っているとなぜか縦構図が多くなる気がしました。
35mm,50mmのように空間をそのまま写し撮るには少し狭く、85mmのように被写体だけを際立たせるには少し広い。
しかし縦構図を使うことによって、気持ちの良い奥行きや被写体の存在感を出すことができ、65mmというレンズの魅力を引き出すことができるのではないかと思います。

SIGMAの中でも非常に高い質感とビルドクオリティを誇る「SIGMA I series」
その中から、今回は65mmをご紹介させていただきました。
標準でも中望遠でもない、そんな65mmだからこそできる表現があるのではないかと私は思います。
表現に個性を出してみたい方や、普段のスナップにアクセントを加えたい方にぜひおすすめしたいです。
またBFユーザーには、65mmをはじめとしたSIGMA Iseriesをコレクションして使ってみるのも楽しいかと思います。
ぜひ一度、この65mmという画角を体験してみてはいかがでしょうか。




