
いつもマップカメラスタッフブログ「The MapTimes」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。
6/1は「写真の日」ということで、6月中は連日特集ブログを掲載していこうと思います。ぜひお楽しみください。
色んなメーカーのカメラやレンズを使ってきました。
どのメーカーにも魅力がありそれぞれに好きなところがありますが、私のなかで少しだけ特別な存在。
それがシグマというメーカーのカメラ・レンズです。
シグマを好きになった一番の理由は「Foveon」です。
今回はそんな結構長い付き合いになってきたSIGMAの写真について思い馳せてみました。
当時私はお財布事情と色々撮りたい欲を満たすためにフィルム写真からデジタル写真に移行を考えていました。
今思えばこのころは写真熱が少し冷めてしまっていた時期かもしれません。
なんとなくカメラ関係の情報をネットで探していたときに、「Foveon」の存在を知りました。
「扱いづらくとも画質は最高」という大絶賛のレビューや「カラーフィルムと同じメカニズムをもつ、Foveon X3」というコピーを見て、
探していたものはこれだ!と急いで買いに出掛けました。
SIGMA DP3 Merrill
「撮れるもの、撮りたいものが変わる。」
DP2 Merrill のカタログにはこんなコピーもありました。
そしてそれは事実で、今まで目を向けたことのない被写体も沢山撮るようになりました。
いまだにカタログの写真を見るたびにうっとりしてしまいます。
SIGMA DP3 Merrill
いつかあんな風に撮りたい、と思いつつも「すごいからこその難しさ」に悩まされました。
カメラの背面ディスプレイに写っているのは構図確認くらいで、家に帰ってからじっくり写真を見る。
まるでフィルムの現像を持ち帰って見るような感じも、たまらなく楽しかったと思います。
SIGMA DP3 Merrill
カラーはISO200まで、モノクロの時は上げてよし。というこのカメラならではの自己ルールを持ちながら、このカメラだけで過ごした年もあります。
SIGMA DP2 Merrill
子供が生まれたことでもう少し汎用性のあるカメラを、と違うカメラも導入しましたが今でも一番好きなカメラはどれかと聞かれたらMerrillと答えます。
SIGMA dp0 Quattro
そしてこの間に新たな3層構造を採用した新世代「Foveon」「Quattro」が誕生しました。
「Quattro」は特に「dp0 Quattro」の衝撃がすごかったです。「そんなカメラ出すんだ…」が本音でした。
でもそういうとんでもないカメラを出してくるのも面白かったんだと思います。
SIGMA dp0 Quattro
ちょっと気味が悪いほど写ります。
SIGMA dp2 Quattro
シグマの「Foveon」は世代を継ぎながらじわじわと人気を集めていましたが、この「Quattoro」で頂点に達した気がします。
「Foveon」の旨みを保ちつつ、苦みや作業工程の難易度を下げ、より多くの人が使えるカメラに仕上げた。そんな気がします。
SIGMA fp + Contemporary 24mm F2 DG DN
そして小さなカメラに拡張性と可能性を詰め込んだ「SIGMA fp」が登場しました。
Foveonセンサーではない!?という衝撃となんだろうこの小さいカメラは。という衝撃。
でもこのカメラもシグマのこだわりがぎゅっと詰まっていることに安心しました。
好きだからこその甘い査定が入るのですが、シグマのコンセプトや取り組み方がとても好みです。
マルチアスペクトの「21:9」や「A判(√2:1)」など、そんな要素を取り入れるのか。と感心と感動もします。
SIGMA fp + Contemporary 28-70mm F2.8 DG DN
SIGMA fp + Art 35mm F1.2 DG DN
そして次はなんと約6100万画素を同じボディサイズに詰め込んだ「SIGMA fp L」の登場。
飽きませんねぇ。「ティールアンドオレンジ」が大好きですが「パウダーブルー」も良い色です。
これからの季節に使いたくなるハイキーさ。
SIGMA fp L + Art 24-70mm F2.8 DG DN
と、シグマのカメラを使ってきた記憶をたどってみました。現像してない写真がありすぎて、一週間くらい家に引きこもりたいです。
皆さんはどのメーカーが好きでしょうか?どんなところに惹かれて、どんなきっかけがあって使うようになりましたか?
マップカメラスタッフがそれぞれ写真について語り続けた【写真の日】の連載も残すところあと少し。
スタッフの写真への思いを最後までお楽しみください。