【マップカメラ鉄道倶楽部RailMap】SL見たら手を振ろう
毎日寒い日が続いていますが暦は立春。鉄道ネタでも春の話題が聞こえてきました。
この鉄道倶楽部でもおなじみとなっています千葉の早春SLイベントがいよいよスタート。今年は2月9日~11日に実施されます。
今回も一足早く試運転の情報をキャッチしたコリドラスは、早速1年ぶりのSLを見に行ってきました。
過去4回、内房線をメインに房総半島で運転されていたSLですが、今年は成田線の佐原~銚子間で運転されます。
かつて利根川を利用した水運の街として賑わった佐原や銚子ですが、巨大アウトレットモールやアクアラインで賑わう木更津方面と比べると列車でのアクセスが悪いのが少々難点。それでも早朝の特急列車に揺られ銚子駅に着くと、車庫で運転前の準備をしているところでした。
牽引機は今年も大型の蒸気機関車C61型。蒸気の煙で見え隠れする運転席下の銚子機関支区を示す「銚」のプレートがマニア心を擽ります。
銚子と言えば、これまた懐かしい車両が活躍する銚子電鉄も忘れてはいけません。タイミング良く停まっていたのは旧京王電鉄の2000系。
これらが並ぶとそれはもう昭和30年代にタイムスリップしたかのような光景です。
しばらくするとSLは東京側の引き上げ線に移動し進路を変更して
銚子駅1番線ホームに入線。本番のダイヤに添って試運転のスタートです。
30分近い停車時間の間、ホームでは本番さながらの写真撮影大会が始まりました。
ふとSLの先に目をやると、先ほど2000系が停まっていた銚子電鉄のホームに今度は旧銀座線の車両が。銚子はいろんな車両が楽しめます。
前回同様、SLはDE10形ディーゼル機関車に後ろ向きに牽引され佐原へ向かいます。
今回撮影に選んだ場所は水郷~小見川間。田植え前の寂しい田園風景がSLによく合います。
成田駅で成田空港方面と別れた成田線は単線路線。おかげで架線柱が片側にしか立っていないので、先頭から最後尾までスッキリ見えます。
SLが先頭で引き返して来たときは、思い切って広角で撮ってみました。
生憎の曇り空でSLの煙は映えませんでしたが、大きな汽笛音はSLならではの大迫力が堪能できました。
非公開の試運転にも関わらず、たくさんの鉄道カメラマンの方々が集まります。改めてSLの人気の高さを感じました。
さらに今年は「手を振ろうプロジェクト」と題して、沿線見学の方にSLに向かって手を振ってくださいと呼びかけています。
試運転でもみんな手を振っていました。この様子は後日映像配信されるとの事。SLを見に行かれた際は是非手を振ってみてください。
って写真撮りながらでは難しいですよね(笑)。