1997年10月に発売されたsmc PENTAX FA43mmF1.9 Limited。今から12年前に発売されたパンケーキレンズの様な小さなレンズは、当時のコンパクトなPENTAX一眼レフとのマッチングは最高でした。

smc PENTAX FA43mmF1.9 Limitedのシルバーはアルミ削り出しの少しザラっとしたような独特の質感、ブラックは独特の塗装仕上げの質感がすばらしく、他のメーカーには無い精密機械の様な外観は見事です。

距離計やピントリングの処理などの贅沢な仕上げを見ると、今のカメラ業界で忘れているなにかが、ここにあるような気がします。

ペンタックスの★（スター）レンズは、完璧な光学性能を追求したレンズですが、このLimitedレンズシリーズは、「程よく収差」を残しつつ解像感を損なわない様に作り上げられたレンズです。開放のほんのりとした柔らかい描写の中に見える、ピントのヤマの解像感が素晴らしく、独特の空気感に惚れ惚れしてしまいす。

F2.8まで絞れば、収差の無いすっきりとした抜けの良い描写になり、開放で柔らかく撮るか、絞って収差を消してカッチリ撮るか、絞りの使い方が描写の塩梅を変えるパラメーターになります。

超望遠レンズだから撮れた野鳥、超広角レンズだから撮れた街並み、大口径レンズだから撮れた・・・等レンズにはそれぞれの得意分野があります。

キットレンズでは表現出来ない、「このレンズだから撮れた」が実現出来るレンズ、その一本がこのsmc PENTAX FA43mmF1.9 Limitedなのです。

使用機材：PENTAX K7

※リンク先は50％縮小した画像です。

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/3200秒■ISO100■露出補正0■カラーモード：風景

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/2000秒■ISO100■露出補正0■カラーモード：風景

■絞り優先オート■絞りF2.8■シャッタースピード1/1000秒■ISO100■露出補正0■カラーモード：風景

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/8000秒■ISO100■露出補正0■カラーモード：風景

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/5000秒■ISO100■露出補正+0.7■カラーモード：ナチュラル

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/2500秒■ISO100■露出補正+0.7■カラーモード：風景

■絞り優先オート■絞りF2.8■シャッタースピード1/1600秒■ISO100■露出補正+0.3■カラーモード：風景

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/800秒■ISO100■露出補正+0.3■カラーモード：ナチュラル

■絞り優先オート■絞りF2.8■シャッタースピード1/500秒■ISO100■露出補正+0.3■カラーモード：ナチュラル

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/640秒■ISO100■露出補正+0.3■カラーモード：風景

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/1000秒■ISO100■露出補正-0.3■カラーモード：風景

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/1000秒■ISO100■露出補正0■カラーモード：風景

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/1000秒■ISO100■露出補正-0.7■カラーモード：ナチュラル

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/1600秒■ISO100■露出補正+0.3■カラーモード：風景

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/1000秒■ISO100■露出補正0■カラーモード：風景

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/2000秒■ISO100■露出補正0■カラーモード：ナチュラル

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/1600秒■ISO100■露出補正0■カラーモード：雅

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/640秒■ISO100■露出補正0■カラーモード：ナチュラル

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/2000秒■ISO100■露出補正0■カラーモード：鮮やか

■絞り優先オート■絞りF1.9■シャッタースピード1/1600秒■ISO100■露出補正0■カラーモード：雅

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