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【マップカメラ情報】SONY α700 レポート《後編》

α700を手にした感想は、大きさの割に軽いと言う印象です。
俊敏なオートフォーカス、秒間5コマのメカ部分のレスポンスは良く、軽さも相まってまさに軽快なデジタル一眼レフです。

α700で便利だなと感じた機能がDレンジオプティマイザー。

SONY α700 Dレンジオプティマイザー off

■Dレンジオプティマイザー OFF

影になっている部分がかなり暗く写っています。
露出補正で+に持って行きたいところですが、左の建物が更に真っ白になってしまいそうです。

SONY Dレンジオプティマイザー スタンダード

■Dレンジオプティマイザー スタンダード

若干、影が明るくなりましたがまだ暗い様です。
極端に影部分を明るくしない設定なので、シーンを選ばずオールマイティーに使えると思います。

SONY α700 Dレンジオプティマイザー オート

■Dレンジオプティマイザー アドバンスオート

アドバンスオートは、見た目の影の調子に近い結果になりました。
この他にもDレンジオプティマイザーの強さを設定できますので、露出補正の様に補正をしながら撮影する事も可能です。
また、この機能をアシストするDレンジオプティマイザーブラケット撮影も是非活用してみて下さい。


慣れないと思うように行かなかったのが、Dレンジオプティマイザーと露出補正の組み合わせです。
アンダー目に撮ろうと思ってもあまり調子が変わらず、どうしたんだろうと思っていたら、Dレンジオプティマイザーが機能していた様でした。
シャドーをつぶすような撮影にはDレンジオプティマイザーOFF、ハイライトが飛ばないようにしつつシャドーも出るように撮るならDレンジオプティマイザーONですね。
この設定は背面のカスタムボタン(Cボタン)で設定メニューを開かずにアクセスする事も出来ますので活用していきましょう。
Dレンジオプティマイザーを使う場合は、ハイライトが飛ばないように露出補正をすると言う使い方が良い結果になる様です。

気になる『RAWデータ』の連続撮影レスポンスですが、連写が途切れるまでシャッターを押し続けてアクセスランプが消えるまでを計測してみました。

メモリーカードの銘柄によって時間は変わりますので、あくまで目安として捉えてください。

今回はSanDisk製Extreme III 1GBを使用しました。

非圧縮RAW 撮影コマ数14コマ 約18秒台
圧縮RAW(cRAW) 撮影コマ数15コマ 約14秒台

と言う結果が出ました。

連続撮影枚数がカタログ値では、非圧縮RAW:18コマ、圧縮RAW:25コマと表記されていますが、UDMA対応のコンパクトフラッシュ使用時もしくは、連写が遅くなってから完全に止まるまでの枚数なのでしょうか、カタログ値とは違う数字となりましたが実際に使用するにはストレスの無い撮影枚数、速度ではないでしょうか。
特に圧縮RAWのレスポンスの良さはかなり実用的です。
UDMAタイプのコンパクトフラッシュで更に快適に使えそうです。

■サンプル写真

SONY α700 サンプル

Dレンジオプティマイザー スタンダード
レンズ:Carl Zeiss Vario-Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA

手前の歩道の微妙な『光』の加減に温度を感じました。

SONY α700 サンプル

Dレンジオプティマイザー スタンダード
Carl Zeiss Vario-Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA

ノーファインダーで、ワイドフォーカスを使って撮ってみました。

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[ Category:SONY | 掲載日時:07年11月16日 16時50分 ]

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